ぐらぁぁ
12月2日（水）の明け方くらいから、変な感じはしてたのです。
半分起きたときの夢うつつで、視界が回るというか、
焦点が定まらないような感じ。
朝起きたときも、しばらくは焦点が定まらなくて
視界が回ってました。
気持ち悪い
12月3日（木）の朝も、横になった状態で、
顔を右に向けると、視界がぐらぁっと動くのです。
目が回って気持ち悪ーい。なにこれー。
って感じで、起きるととりあえず視界が回るのは収まるのですが、
朝っぱらから乗り物酔いみたいな状態になってしまって、
気持ち悪いったらないです。
起きてしばらくしてから、気づきました。
これが世にいう、目眩というやつかと。
心配した嫁がささっと調べたところ、
「良性発作性頭位めまい症」じゃないかとのこと。
たしかに症状としては当てはまってます。
起きて前を向いてる分にはいいのですが、
頭を傾けたり下を向いたりすると、
ぐらぁっと来ます。
ただ、ある角度で確実に起きるというわけでもなく、
法則性はよく分かりません。
この日はもう気持ち悪くなってしまって、
早々に仕事を上がらせてもらいました。
耳鼻科
12月4日（金）
今朝も、目が覚めたときに、顔をいろんな方向に向けてみたところ、
やっぱり横を見るとぐらぁっと視界が回りました。
うーん、やっぱり気持ち悪い。
「良性発作性頭位めまい症」の場合、三半規管に
耳石が入ってしまって云々が原因らしく、
耳鼻科に行くと、どこに耳石が入ってしまったのかが分かり、
それが分かれば、特定のやり方で頭を動かすことで
耳石を出すことができて、大抵の場合一発で治せると
ネットに書いてあったので、
仕事を中抜けして近所の耳鼻科に行くことにしました。
外に出るため、ズボンをはき替えようとして下を向いた際に、
強烈に目眩がして、慌ててしゃがみ込みました。
平衡感覚が狂うので、立ってるとバランスを崩して
倒れてしまうため、これがきっと最善策です。
起きて前を向いてる限りはあまり症状も出ないので、
まあいいかなくらいにも思ってたのですが、
ちょっと下を向いただけで倒れそうになるリスクを体感して、
あまり油断できないなと思った次第です。
さて、耳鼻科に行き、診察を受けたところ、
まずは聴力を念入りに調べられました。
健康診断でおなじみの、ヘッドホンをして、片耳のほうから
「ピーピーピー」と鳴ってる間だけボタンを押すあれです。
しかし、ちょっと違うのは、バリエーションがすげえいっぱいあって、
音の種類もそうですし、音もON/OFFのみじゃなくて、
ボリュームも様々なのです。
なので、「ピーピーピー」と鳴ってるときにボタンを押し、
鳴り止んだと思ったからボタンを放すと、
実は小さな音、呼吸音にかき消されてしまうくらいの音量で
鳴り続いていたりして
私「あ、鳴ってる」
と気づいて慌ててボタンを押すみたいなことになるのです。
聴力が弱ってるとか言われるのも癪に障るので、
息を潜めて呼吸音を押し殺しながらの真剣勝負ですよ。
体調悪いっつって来てるのに、だいぶ集中してやってしまい
疲れちゃいました。
で、診察室に戻され、妙な眼鏡のようなものをかけられました。
これです。これが本番ですよ。
これで頭を倒してぐらぁっとくると、
それに応じて眼振というものが起きるそうで、
その眼の動きで、耳石がどこに入ってるのかが分かるのです。
さっさとこの検査をしやがれってんだ、と心の中で思いつつ、
頭を傾けると、ぐらぁが来ないの。
全然ぐらぁが来なくて
医者「眼振が起きないですねぇ。
今は症状が出てないので、薬出して様子見ましょう」
とか言われてしまい、
私「いや、さっきズボンをはこうとして下を向いたら
倒れかけたんですよ。それくらい強烈に出てます
横になってやれば、間違いなく症状が出ると思います」
と頑張って主張し
医者「じゃあ横になってみますか」
と言われ、座ってる椅子が、歯医者の椅子みたいな感じで
背もたれが倒れていきました。
で、横になった状態で左を向いたところ
ぐらぁっと来て
私「あ、今出てます」
医者「本当だ。ちょっと眼振が出てますね」
それ見たことか！
これで良性発作性頭位めまい症であることは分かっただろう。
さっさと頭を動かして耳石を出して治してくれ、と思っていたら
医者「まあすぐ治るものではないので、
薬出して様子を見ましょう」
げえ！
私「……はい（さてはこいつ、ヤブ医者だな！）」
私が敗北した瞬間でした。
仕方なく、私は、わけのわからない薬を購入して
トボトボと帰ってきたのです。
セルフ治療できるか
近所の医者が頼りにならないことが判明したので、
ネット上に紹介されてるセルフケアを試してみようと思います。
というのも、治せるなら早く治したい事情がありまして、
近日中に、祖母の49日があり、私はシエンタを駆って、
東京長野間を、往復10時間くらい運転しないといけないのです。
運転中は基本的に前を見ているから大丈夫だとは思うのですが、
ちょっとした折、運転中にぐらぁっとくると怖いじゃない。
一応、兄も一緒に行くことになっているので、
いざというときは兄に運転を代わってもらう手はあるのですが、
できるだけなら治しておきたい気分。
上の体操を試してみた結果、はげしく目眩がして気持ち悪くなりました。
自分の場合、三半規管のどこに耳石が入ってるか分からないので、
闇雲に上の体操をするのもよくないのかもしれません。
両方試してみた結果、起き上がって前を向いてる状態でも
目眩がしばらく止まらず、ずっと遊園地のコーヒーカップで
ぐるんぐるん回されてる感じで、もう吐きそう。
ただ、良性発作性頭位めまい症の場合は、目眩がしても
頑張って頭を動かしていたほうが早く治るという話もあり、
やったほうがいいのかもしれませんが、
自分の場合、数回続けてやったら本当に
吐いちゃいそうできついっす。
目眩自体よりも気持ち悪いのがつらい。
そんな病気。
顔をうずめる
たまのブログアップなので、最後に猫の写真でも載せて
お茶を濁そうという魂胆を発揮して、
クッションに顔をうずめて寝てるリンさんを載せておきます。
椅子の上で寝てるときに、背もたれに顔をうずめてることは
ちょくちょくありましたが、あれの派生形として、
クッションの上で寝てるのに真下に顔をうずめる技を編み出した模様。
鼻の穴が塞がれて苦しくなったりしないのか心配です。
