よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

厄払いと一抹の寂しさ

厄払い

私は、去年が本厄でして、今年が後厄になります。

ということは、今年で42歳ということです。

やばい。不惑だとか言ってた頃からもう2年経ってしまう。

そんな2021年です。

去年は本厄であったものの、厄払いのおかげで(そう思うようにしている)

大変よい年になったので、それにあやかって

今年も厄払いでちゃんと厄を払っておこうと、そう思ったのです。

そんなことを思っていた、1月9日(土)頃でしょうか。

私に、とある一通のメールが届いたのです。

それにより、私たちが1月12日(火)に厄払いに行かざるを

得なくなってしまったのです。

 

お別れ

さて、1月12日(火)の朝。

やってきたのは、1Fが魚屋路(ととやみち)、

2Fがバーミヤンという、夢のような場所です。

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これは、私が今の家に引っ越す前に住んでいた

マンションの近くにある店舗なのですが、

なんと今日で閉店なんですって。

冒頭に書いたメールには、今日で閉店である旨が書かれていたのでした。

実は、このお店は、私たち夫婦にとって

とても想い出深いお店なのです。

まず、嫁と私が結婚する前の時代、

当時、私はピアノの発表会なんてものに出ていたのですが、

その発表会終わりに、

父「彼女ちゃんも連れて飯でも行くかー」

と言い出し、うちの両親と私と嫁(当時は彼女)の

4人で来たのが、この魚屋路でした。

その後、東京都外に住んでいた嫁が

都内に引っ越しをする際、

偶然見つけた条件のよいマンションが、

まさにこの魚屋路の近くにあるマンションで、

嫁にとっては不思議な縁を感じたお店なのです。

そして、そのマンションに私が転がり込み、

結婚してからというもの、毎週のようにこの魚屋路に通いました。

当時は羽振りがよかったのです。

最初の頃は魚屋路ばっかり行っていて、

バーミヤンには行ってませんでした。

バーミヤンに行くようになったきっかけは、

2011年3月11日の地震です。

以前のブログにも書いたと思いますが、

嫁は地震恐怖症みたいなレベルで地震が苦手で、

あの日も、

嫁「建物の中に居るのが怖い」

と言うので、ふたりで外に避難して、

そのまま帰ることもできずに、そのへんを徘徊しました。

で、ものっすごい寒かったんですよね。

そんなときに、暖かい店に入って、

温かいものでも食べようと思って入ったのが、

この魚屋路の2Fにあるバーミヤンでした。

おそらく、そのときの安心感とか温もりが、

心に刻み込まれてしまったせいで、

それからは、魚屋路よりもバーミヤンに通うようになり、

そのバーミヤン通いは10年経とうかという今も続いているのです。

そんな想い出のバーミヤンと魚屋路が今日で閉店だと言われたら、

来ないわけにはいかないでしょう。

緊急事態宣言中であることは百も承知なのですが、

そこを押して来てしまいました。

 

駐車場に我がシエンタを停めます。

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実は、シエンタが納車されたその日に写真を撮ったのが、

この駐車場だったりします。

上の写真は、納車日を再現して撮ってみました。

 納車日の写真は下記の過去記事を見てみてください。

本当に、駐車場の番号まで同じ20番で、

完全再現ですよ。

違うのは、車の色が今のほうが汚いくらいでしょうか。

でも、今日は天気が悪かったから!

と言いたいところですが、汚れているのもたしかです。

先日CX-8の購入契約を済ませてしまったので、

このシエンタとも、あと2ヶ月くらいでお別れなのです。

なんかこう、いろんなものとのお別れが一気に来たなって感じです。

 

せっかくなので、お店の外側もいろいろ撮っちゃいます。

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ああ、1/12閉店を告げるバーミヤンのノボリが悲しい。

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回転寿司 魚屋路。

年季入ってます。

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こちらには、同様に閉店を告げる魚屋路のノボリ。

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魚屋路はすかいらーくグループの回転寿司屋さんなのですが、

店舗数がそんなにないので、若干マイナーかも知れません。

知人に言っても「そんな店知らん」と言われることが、ままあります。

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バーミヤン&魚屋路。

この風景も、これで見納めなのです。

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魚屋路初め納め

本当は、朝早く来て、厄払いをしてから

魚屋路の開店時刻11時を狙ってくるはずだったのですが、

なんだかんだで到着が遅くなってしまったので、

魚屋路で食べてから厄払いに行くことにしました。

最終日パワーなのか、平日であるにも関わらず、

開店前から数組並んでました。

私たちは、店の外観を撮ったりしてたらちょっと乗り遅れました。

4組目くらいで入れたと思います。

本日のオススメが書いてある黒板の上部には、

「永い間ありがとうございました」の張り紙。

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なんかもう、こういの見てるだけでちょっとジーンと来てしまいます。

テーブルに着いて、とりあえず頼んだのは、

ハマチの腹身。

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どうですか。

魚屋路くらいになってくると、ちゃんと頼めるんですよ。

スシローのように上流テーブル争いをした挙げ句に、

運を天に任せるようなことをしなくて済むのです。

その代わり、1皿 260円(税抜)します。

たけー。

スシローに慣れてしまった身体には、少々インパクトが強いですが、

なんせ今日は最終日ですから!

 

マグロ赤身

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これや!

私が追い求めていた赤みはこれやで!

っていうくらい美味しかったです。

やっぱり、私は魚屋路で洗脳されていたのですね。

 

炙りサーモン。

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美味い!

やっぱり、目の前で炙ってくれた寿司って美味しいですよね。

炙り系は、やっぱりスシローが敵わないジャンルだなと思います。

 

炙りえんがわ。

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こちらも美味い!

久しぶりに魚屋路で食べましたが、やっぱり美味しいですね。

高いだけあって!

食べ終わってテーブルを立ってから、

レーン内の職人さんたちに

私「ごちそうさまでした」

と、深く一礼をして去りました。

最近全然来てなかったくせに、

いざ閉店となると、やっぱり寂しいもんですなぁ。

 

厄払い

気を取り直して、ビシッと厄を払います。

私の大好きな素盞雄神社です。

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まずはささっと初詣をしてから、社務所で厄払いの申込みをします。

嫁は、家内安全で。

コロナが効いてるのか、私たちと同じ時間帯で厄払いをお願いしてる人は

3人しか居ませんでした。

私と嫁と、もうひとりということです。

今年はこんな感じ。

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去年は白いちゃんちゃんこみたいなのを着回してたのですが、

今年はコロナ対策で、使い捨ての紙になったようです。

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待合室で15分くらい待ったでしょうか。

スピーカーで呼び出されて厄払いを開始します。

担当の神主さんがちょっと若くて、

失礼ながら少しだけ物足りない感じがしました。

やっぱり、神主さんって、歳がいってるほうが

強力そうな感じするじゃないですか。

本殿に入る際

神主「コロナ対策で、お席の間隔をあけております。
  仕切りがございますので、お足元にご注意ください」

と言われたものの、「仕切りがあるから足元に注意」の意味が

あまりちゃんと飲み込めないまま本殿に入り、

神主「あちらの席におすわりください」

と言われ、のこのことそちらへ歩いていたところ

スコーン!

となにかを蹴飛ばしました。

視線を落とすと、半分に割った竹でした。

文章で表現するのが難しいのですが、半分に割った竹が、

それぞれの席の前方に、仕切りのように置かれていたのです。

私が蹴った竹は、1メートルほど位置がずれてしまい、

私はあたふたしながら、それっぽい位置に竹を戻したのでした。

 

私は、最前列ど真ん中の特等席。

ふと見上げると、神棚(祭壇?)の奥になんか人の顔が見えます。

いや、あんなところに人が居るはずがない。

人っぽく見えるなにかだろう。

とか思ってたら、鏡に映った自分でした。しょうもない。

そして、厄払いの際に祝詞を読み上げてくださる神主さんは、

年季の入ったかたでした。

やったぜ。神通力ありそう。

去年もそうでしたが、厄払いの祝詞を唱えるときって、

住所と名前を読み上げるんですね。

あと、「わずらわしき 流行り病を~」と言ってた箇所があり、

今年風にちょっとアレンジされてるんだなと思ったりしました。

一通り儀式が終わり、あとは帰るだけというタイミングで、

年季の入ったほうの神主さんが

神主「○○(私たちの住所)からいらしたんですか。
  結構(時間)かかるでしょう」

と、大変意外そうに聞いてきました。

そうなんです。車で片道1時間弱くらいかかります。

神主さんからすると、なんでわざわざそんなところから来とんねん、

ということですよ。

嫁「以前、こちらに住んでまして~」

と華麗に事情説明をしてました。

 

さて、厄払いのあとは、ドキドキのおみくじタイムですよ。

私たちにとって、ここのおみくじは本当に当たりますからね。

とりあえず、私の結果は大吉でした。やったぜ!

でも、「あなたの真価が認められ~」

とか書いてあったのですが、真価が認められるのが

本当にいいことなのかは難しいところですよね。

だって、私の真価は本当はゴミかもしれないのですから!

ゴミであることが露呈してしまう!

そんな大吉でした。

嫁は末吉。

真っ先に書いてあったのが、「過労になりやすいから注意」という文言。

嫁が現在過重労働なのは間違いないので、

今年は気を引き締めて、働かない勇気を実践しないといけません。

 

バーミヤン納め

さあ、厄払いも終わったところで、

今度はバーヤンに行きますよ。

正直、お腹は全然空いてないんですけどね。

でも、今日閉店しちゃいますから。

とりあえず北京ダックを食べておけば大丈夫。

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このバーミヤンも、通い過ぎてしまったせいで、

過去には馴染みの店員さんが数人居て、

引っ越す際には菓子折りをプレゼントしたくらいの仲でした。

引っ越したっきり会ってなかったので、

もし会うなら今日がラストチャンスだと思ってたのですが、

残念ながら居ませんでした。

これでもう、再開の可能性は激減したと言っていいでしょう。

会うにはちょっとした奇跡が必要ですよ。

大してお腹もすいてないのに、北京ダックをつまみながら

私「窓から見える風景も変わってないね」

嫁「あのお店、まだあるんだね」

とか

私「地震の日は、あのテーブルに座ったよね」

嫁「そうそう。窓際だったから、ちょっと怖かったんだ」

とか、過ぎ去りし日々のことを懐かしみました。

 

ごちそうさまでした。

長い間、お疲れ様でした。

と、ここに書いても関係者の皆様の目に触れることは

ないのでしょうが書いておきます。