グロい虫のアップとかいっぱいでてきます。
覚悟してお読みください。
とか書いてないときにも不意打ちで
虫の写真とかいっぱいでてくるんですけどね。
Pixel5デビュー
というわけで、ようやく Pixel5さんを携えてのセミレンジャーです。
無駄にいろんな写真を撮っていきますよ。
まずは、いつもの川の脇、手すりに巣を張ってるクモさん。
これ、夜景モードっていうので撮ってます。
シャッターボタンを押してから、数秒スマホを動かさずにいると、
暗いところでもある程度の写真を撮ってくれます。
この機能自体はXperiaにもあるのですが、
やっぱりPixel5のほうが上手くやってくれてる気がします。
現場到着
到着するなり、木に居ました。
こいつも大物。きっとアブラゼミの幼虫なのでしょう。
この写りだと、今までのXperiaとそんなに大差ない感じでしょうか。
でも大丈夫です。
Pixel5の真価は、成虫を撮ったときに分かりますから。
いつもの、羽化スポットの木の周辺。
あちこちでセミさんの羽化が進行中でした。
歩道を歩く幼虫さんを発見。救助せよ!
くっきり写っております。
手のシワまですごくよく見えちゃう。
アップ。
ピントが少し奥に合ってしまっていて、
顔がぼやけてますが、右前足やお腹のあたりはよく見えます。
こいつも木に避難させ、救助完了。
近くの木に成虫もとまってました。
どうですか。この翅の質感。
これがPixel5さんの実力ですよ。
あらためて、セミの翅ってこんなんなってたんだって
思いますよね。
そして、近くの柵で羽化したてのセミさん。
この神秘的な白さは、何回見ても飽きません。
ここまで翅が伸びてれば大丈夫そうですね。
こやつは、数時間後には元気に羽ばたいてゆくことでしょう。
地面で力なくうずくまっていた幼虫さんを保護。
しかし、もう掴まる力もなく、あとは死を待つばかりといった様子。
木の幹の上、少し平らになってるところに置きました。
これが、あとでとんでもないことになります。
足を進めます。
嫁「……クモ」
と、クモ嫌いな嫁が、クモ好きな私のために
わざわざ教えてくれました。
懐中電灯の灯りが当たっていると、
なかなかいい具合に撮れず、不思議な写真になってしまいました。
こっちはいい感じ。
少し目が光ってます。
縁石に登ろうとする幼虫さん。
こちらも保護。
そして、公園の北側。
この辺りには手頃な木がないので、
いつもように道端の頑丈そうな草にとまらせようとするも
あれ! ない!
あんなに生えてた草が、一本残らずなくなっている!
これは、セミに恨みを持つ市民団体の仕業でしょうか。
いったい、なんだってこんなことを。
まあ、普通に考えると、役所なり公園の管理会社なりが、
雑草処理をしたんでしょうけど。
2日来てないうちにこんな変化があるとは、
すこしびっくりです。
砂地で幼虫を保護。
よさげな木に避難させます。
こいつも立派に羽化することでしょう。
近くの木で、別の幼虫さんが羽化を始めてました。
今まさに背中が割れたところという感じ。
さて、先ほど平らなところに置いた幼虫さんがどうなったか。
公園をさらに半周して見に行きますと
ぎゃー! 弾幕シューティングみたいになっている。
大変。
もうちょっとくっきり写ってほしいところでしたが、
やはり暗いとなかなか難しいですね。
分裂事件
さて、これから起きることは、
私たちにも、結局なんだったのかよく分かってません。
私がそのとき感じたままを書くので、
ちょっと意味が分からないところがあるかもしれませんが、
私にも意味が分かってないのでしょうがありません。
そんな感じでお読みください。
セミレンジャーも一通り終わり、帰路に就いたばかりのときです。
嫁の1メートル先の地面に、大きな虫っぽいものが居ました。
このままでは踏んでしまうかもしれないと思ったため、
私「危ない!」
と注意を流したところ、嫁はびくっと身体を強張らせ、
その虫っぽいもののすぐそばで足を止めました。
とりあえず踏まずにすんだ。そう思い、虫っぽいものに近づくと、
そいつは、ブババババと飛び立ち、
私の目の前を横切り、木立の間へと消えていきました。
私「え!? なに今の?」
嫁「カブトムシ……だと思う」
そして地面を見ると、そこにはまだ大きな虫がいました。
私「あれ? なにこれ」
嫁「カブトムシ……だと思う」
たしかに、カブトムシっぽい。
メスだけど。
手を差し伸べたところ、必死に掴まり、
私の指を一生懸命に舐めてきました。
上の写真でも、舌っぽいものが出てるのが見えます。
ザラザラしててちょっと痛いの。
しかし、なにが起きたのかよく分かりませんでした。
普通に考えたら、最初からカブトムシが2匹いて、
1匹が飛び立ち、1匹が残ってたってことなんでしょうが、
2匹いたようには見えなかったんですよね。
1匹しかいなかったカブトムシが、飛び立ったと思ったら、
同じ場所に1匹残ってた感じで、意味がよく分かりません。
私の中で、これは「カブトムシ分裂事件」として処理することにしました。
カブトムシはたしかに1匹しかいなかったのに、
嫁が近くに足を下ろした瞬間、2匹に分裂し、
1匹が飛び立ったのです。
そうに決まっている!
しかし、嫁に聞いたところ、
「歩いていたら、前からカブトムシが飛んできて、
それが腹にぶつかって落ちたの。
で、落ちたと思って下を見たら、
また羽音が聞こえて右側を通り抜けていったの。
だけど、地面には1匹カブトムシが転がってて、
2匹いたんだと思うけどよくわかんない」
とのことでした。
なので、最初から2匹いたわけではないっぽく、
入れ替わったのか、飛んできたのが一度落ちて
また飛んでいったのか分かりませんが、
そんな感じらしいです。
というわけで、近くの木にこのカブトムシも避難させることにしました。
よく見ると、背中がボロボロで、だいぶ傷ついている様子。
強く生きて子孫を残してほしいですね。
まあ、分裂の術が使えるくらいだから心配いらないでしょう。
結果的に、このカブトムシが、
私がこの夏に見た最初で最後のカブトムシでした。
一昨年まではこの公園、もっと大量にカブトムシがいたんですけどね。
去年は仕事が忙しくて全く来られず、
今年来たらカブトムシがほとんどいないという感じで、
去年なにかがあったのか気になるところです。
このカブトムシ分裂事件をもって、
今日のセミレンジャーは終了です。