よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

北斗の拳

オミクロン株が猛威を振るった影響で、

また在宅ワークになっております。

そして、ここのところ、お昼ご飯を食べるときに

Netflix北斗の拳を垂れ流しています。

 

なぜ、今、北斗の拳なのかと問われると

あまり明確な理由はないのですが、

なんとなく今観ても面白そうなのと、

過去に一度観て物語はある程度把握してるので、

あまり真剣に観なくても大丈夫という理由からでした。

昼時は、ご飯を食べてるときにも容赦なく連絡が来て、

特に嫁はすぐそれに反応して仕事をしちゃうので、

がっつりと動画を楽しめるという環境ではないのです。

だから、ある意味では観てても観てなくても構わんという

中途半端な動画が求められるのです。

 

めちゃくちゃ

おとなになって、あらためて北斗の拳を観ると、

思いの外めちゃくちゃで、ある意味面白かったです。

ツッコミを入れずにはいられない、そんなアニメでした。

 

挙げていくときりがないのですが、まず気になるのは

ケンシロウの無能ぶりです。

ケンシロウが油断してるんだかなんだか知りませんが、

助けられたはずの命が散っていくのです。

とある村で、悪党(モヒカン)が、子供を殺そうと迫ってきて、

爺さん「この子には手を出さんでくれぇぇ」

悪党「ああ~ん? なんだぁてめえは」

なんてやり取りをした挙げ句、悪党が巨大な刀を振り上げ、

爺さんめがけて振り下ろします。

これが、ケンシロウの目の前、4メートル位の距離で

行われているにもかかわらず、

ケンシロウはまったく動かず、

爺さんは凶刃に倒れてしまうのです。

これは、観ててびっくりでしたよ。

私「あ! 助けないんだ!」

って声に出てしまう程度にはびっくりしました。

爺さんが血を吹き出しながら倒れ込む段になって、

ようやくケンシロウはなにが起きてるのかを理解して

「なんということを」みたいな顔をするのです。

そして、悪党が子供に襲いかかるときになってようやく

重い腰を上げます。

 

またあるときは、ケンシロウが逗留する村に、

悪党が大挙して押し寄せ、村人を虐殺しまくります。

その光景を見て

ケン「あいつらは、何者だ?」

とかのんびりバットに質問してるんですが、

私「いやいやいやいや、そんなんいいから助けにいけや
  なにしてんねん!」

と、こんな感じで、ケンシロウが意外と無能なのです。

 

ケンシロウがこんなんなので、敵キャラも無能です。

シンなんて、力づくでユリアを奪った挙げ句、

シン「俺を愛せー」

とか言ったものの、ユリアが全然心を開いてくれなくて、

健気に宝石とかプレゼントしてみるんですが、

ユリアさんは全然喜んでくれません。

そんなの当たり前っちゃあ当たり前なのですが、

シンさんくらいになってくるとそれがなぜか分からなくて

シン「なぜだ ユリア! なぜ心を開かん!」

とか言っちゃうのです。

普通に観てると

私「お前はアホか」

って言ってしまうくらい、人の心が分からないやつらばっかりです。

もはやギャグに観えてしまうくらいの空回りぶりなのですが、

子供の頃は特におかしいと感じることもなく観てましたからね。

子供ってアホなんだなぁと思いました。

こう書くと語弊がありますか。

厳密に言うなら、子供の頃の私がアホだったんだなぁ、ですね。

 

あと、もう一つどうしても気になってしまうのが、

登場人物の4人に1人くらいは千葉繁さんの声で喋ることです。

中盤は、大塚芳忠さんもこれに加わります。

当時は少ない声優さんでやりくりしてたからなんでしょうが、

上記の2名、特に千葉繁さんの声は特徴がありすぎるので、

すぐ分かるんですよね。

敵キャラのひとりが千葉繁だったかと思うと、

村人も千葉繁だったりして、すごいんですよ。

かろうじて、千葉繁同士が会話をするような事態だけは

避けられていますが、すごい頻度で登場します。

毎回毎回、千葉繁祭りです

 

もう一つすごかったのは、過去の回想がやたらと多いことです。

酷いときは、回想だけで5話(当時の放送で言うと5週分ってことですね)くらい使ってました。

過去に死んでいった南斗の将を一人ひとり思い出しながら、

レイで1話、サウザーで1話みたいな感じですよ。

Netflixで観てる分には、すぐさま早送りできるんでいいですが、

リアルタイムで観てたら、これで1ヶ月以上経つわけですからね。

当時はこんなことが許されたのかと、少しびっくりです。

 

そんで、ラオウ編のあとは、もうゴミみたいなストーリーで、

キャラ設定の破綻が加速していきます。

これ、無理矢理、話を引き伸ばしたんだろうなぁと

思ってしまうこと必至。

ちょっと面白かったのは、ラオウやトキの過去設定まで

いじくり回した挙げ句、トキが子供の頃から白髪になっちゃったところです。

トキは元々黒髪(濃茶?)で、死の灰を浴びたせいで

白髪になってしまったはずなのですが、

スタッフさんはもうそんなことどうでもよくなってしまったのか、

「とりあえずトキは髪白くしときゃいいんだよ」

と言わんばかりです。

 

そんなわけで、毎回爆笑しながら観させていただいております。