そろそろ秋だ。秋と言えば秋刀魚だ。
秋刀魚って書くくらいだからね。
ということで、昨日はスーパーに行って
「今日の晩飯は秋刀魚刺と焼秋刀魚だー!うひょー!」
とハイテンションでW秋刀魚を買ってきたわけである。
家に帰って、ひとまず秋刀魚達を冷蔵庫に入れようと
秋刀魚刺のパックを手に取った時のこと、
帰宅途中にパックが多少変形していたのか
フタと本体がびっくりするくらい簡単に分離し、
刺身達とツマがスーパーの袋の中に飛び散った。
買う時のハイテンションはあっという間に下がった。
2音下げチューニングくらいのローテンション。
一緒に買ってきた昆布ポン酢のビンが生臭いTT
気を取り直していよいよ晩飯タイム。
焼用の秋刀魚の両面に塩をふりグリルで焼く。
良いの匂いがする。
そろそろかしらん♪と
グリルを開け、秋刀魚を一度裏返す。
その刹那!!
俺のミスにより、秋刀魚の下半身(?)から
内臓が全部流出し、グリルの下の油受け水に落下していった。
ガッデム!!
そこが美味いのに!!
むしろそれを喰うために焼秋刀魚買ってきたと言っても
過言では無いのに。
しかし、それでも一縷の望みに託し、
焼きあがった秋刀魚を箸でほぐしてみる。
やはりか……。
望みなど初めから有りはしなかったのだ。
秋刀魚の内臓は綺麗さっぱりなくなっていた。
空っぽだった。
「俺の心も空っぽだよ。」と
虚空に言霊を放つも内臓は戻ってこない。
むかついたのでグリルの油受け水から
内臓を救出しようかと思ったが、
もはや水の中で散り散りになっており
救出不可能であった。
テンションは更に下降してしまった。
秋刀魚にここまでしてやられるとは。
何たる不覚。
これはもう、明日もう一回同じメニューを
一つのミスも無く完遂するしか無い。
辛い選択だがそれしかない。
それしか道は残されていない。
もう他の道は閉ざされてしまっているのだから。
いや別に、秋刀魚のショックで頭がおかしくなったわけじゃないです(笑)