今日も晴れた。
家人が「今日こそカーペットを洗う!」と言い出した。
おう、洗ってくれ洗ってくれ。
とか思ってたら案の定手伝わされた。
テーブルを移動させ、カーペットを引っぺがし
洗濯機に放り込み、スイッチオ~ン。
我が家の洗濯機は斜めドラム式洗濯機(っていうのか?)
なのだが、いつもより回転が遅い。
カーペットが重いせいなんだと思うが、
重いカーペットをえっちらおっちら回してる
洗濯機に、少し人間臭さを感じてしまった。
可愛い奴だ(笑)
洗い、すすぎ、脱水といつものメニューをこなし、
洗濯完了。
家人「ベランダに干すからちょっと手伝ってー!」
やっぱりか。そりゃそうだな。
水を吸ったカーペットは結構な重さだった。
二人がかりでカーペットをベランダに運び、
広げ、手すりにかける。
我が家はマンションの比較的上の階なのだが、
手すり越しに下を見てみると、カーペットから何かが
ハラハラと階下に落ちていく。
ん?ゴミかな?
俺「ちょっと……何かめっちゃ舞ってるんだけど。」
家「ん?何が?」
俺「よく分かんない。ゴミかな。」
家「ふーん?」
俺「……違う、ゴミじゃない!!水だ!」
やはり重過ぎたせいで、洗濯機では充分な脱水が出来なかったのだ。
よくよく見れば、手すり手前側にもボタボタ水が垂れている。
慌てて手すり越しに再度外を見てみる。
さっきよりも勢い良く水がボタボタと垂れ、
風に乗って派手に飛び散っている。
俺「やばいよ!めっちゃ水垂れてるよ!!」
家「大丈夫だよ。雨降っても水落ちるじゃん。」
え!何その理屈!
こうやってモンスターペアレントは誕生するのか……。
これ絶対怒られるよ。怖いよ~怖いよ~。
と、その刹那
※「ちょっとー、水が落ちてきて
洗濯物干せないんですけどー!(#゜Д゜)」
一つ下の階の方からお怒りの声。
俺「ああ、すみません。」
※「脱水してから干してもらえます!?(#゜Д゜)」
俺「はいー。」
ほらやっぱり怒られた。しかも俺が謝ってんじゃん!!
これは間違いなくこっちが悪い。
仕方が無いので、カーペットはしばらく
お風呂場で乾かす事にした。
あ~あ~、何て様だ。
しっかり干すことも出来ず、無造作に広げられたカーペットは、
妖怪毛羽毛現(けうけげん)を彷彿とさせた。