よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

色んな恐怖を体験した

ゲームセンターから帰り、

公園の原っぱに向かいます。

時間は0時過ぎ。

さすがに人気はありません。

よし!これなら思いっきり

ブーメランを投げられぞ!

そ~~れ!!

……見えない!!

原っぱの周辺には一応電灯があり、

多少は照らしてくれているのですが、

やはり圧倒的に光量が足りないようです。

空中に舞ったブーメランは

完全に闇に同化し、

どこに行ったか分かりません。

でも、確実に戻ってきたりするので

超怖いです。

なんとかブーメランが見えるような

良い位置は無いかと探してみました。

どうやら、電灯の近くで

電灯を背にして

ブーメランを投げると

多少は光が届くのか

ブーメランを目で追えます。

とりあえず今日の目標は

「戻ってきたブーメランをキャッチすること」

です。

これが1回でも出来れば

今日のミッションは終了です。

「投げれば必ず戻ってきます」が売りの

ブーメランだったのですが、

結構戻ってきません。

何回か投げて分かったことは、

投げる力を多少強めにする必要があることと、

それ以上にブーメランを回転させることを

強く意識すると

比較的戻って来やすいということです。

コツも何となく分かり、

一応ブーメランが戻ってくるようには

なったものの、中々キャッチできません。

暗いせいもあるかも知れませんが、

何せブーメランは結構な勢いで回転してます。

理想を言えば、

片手でバシッ!と

ブーメランを掴みたいところなのですが、

今の私達では不可能っぽいので、

体全体で取る方法でいくことにします。

1時間以上投げた頃でしょうか、

ヤナギが投げたブーメランが

確実にヤナギのもとに戻ってきます。

ブーメランがヤナギにヒットする瞬間、

ヤナギは両手をすくめました。

ついにヤナギはやりました。

ブーメランはヤナギの脇の間に

挟まってました。

物凄く不恰好でインチキ臭いですが、

これでキャッチ成功ということにしましょう。

でないと夜が明けてしまいます。

次は私の番です。

思いっきりブーメランを投げます。

ブーメランは確実に私目掛けて

戻ってきます。

しかし次の刹那!

ブーメランは私と電灯の間に入り、

逆光となったため私はブーメランを

見失ってしまいます。

やばい、超おっかない!!

と臆病風に吹かれた私は、

目を瞑って両手で顔をガードしてしまいました。

どむ!

ブーメランは私の腹に突き刺さりました。

いや、比喩ですよ。

本当に刺さってたら

こんなブログ書いてません。

プラッチックの軽いブーメランなんで

当たったところでそんなに痛くは無いのです。

この、ブーメランが当たってダメージを受ける

という状況が、

ドラクエでブーメランを投げて

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シュルルルルン!

トゥル!

ヤナギはひらりと身をかわした

ドン!

将軍は5のダメージを受けた

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みたいな状況を連想させて、

何だか二人で爆笑してしまいました。

その後、何回目かに私が

ブーメランを投げた時、

ブーメランは予想以上に

大きな弧を描きながら戻ってきました。

すると……

がさがさ!!

…………

やってしまいました。

ブーメランは木に引っかかってしまい

落ちてきません。

しかもこの木が結構でかくて、

葉っぱも生い茂り、

どこにブーメランがあるのかすら

確認できません。

よーし、こうなったら登っちゃうかぁ

いうことで私がちょっと登ってみたのですが、

とんでもない恐怖でした。

登った瞬間、眼前5センチくらいのところに

蜘蛛の巣が。

そう、今は真夜中。

ただでさえ暗いのに、

生い茂る葉が月明かりや

電灯の光をも遮り、

とんでもない暗さを作り出しています。

ろくに前が見えません。

駄目だ。とてもじゃないけど、

灯り無しでは怖くて登れん。

ということで、一度家に戻り

懐中電灯と釣竿を持ってリトライです。

あわよくば、懐中電灯で

ブーメランの位置を確認し、

下から釣竿でブーメランを

落とそうと思ったのですが、

ブーメランが何処にも見えません。

仕方ない。やはり照らしながら

登っていくしか無いか……。

懐中電灯を装備して

再度登ってみるものの、

この木、マジででかいんです。

木の根元から幹が5本くらいに

分かれていて、各々の幹は

直径30センチくらいでしょうか。

その上に生い茂る枝や葉っぱは、

直径7~8メートルになろうかという

層をいくつも形成しています。

高さは10メートルくらいでしょうか。

もしかしたら誇張されてるかも知れません。

まず軽く登ってはみたものの、

・暗さ

・どこまで登れば良いんだ、というプレッシャー

落ちたら死んじゃうかも、というプレッシャー

などの相乗効果により、

私は登るのを断念しました。

ああ、おっかなかった。

しかし、自分で登っておいて

その高さにびびってしまう辺りで

私も大人になってしまったなぁ

実感し、少し寂しくなってしまいました。

ヤ「じゃあ、今度は俺が登る。」

ヤナギが登ります。

ヤナギの方が私より身軽ですからね、

最初からお前が登れっつーの。

ヤナギは私より数歩(?)先まで

登りましたが、そこで足踏み状態。

ヤ「登ろうと思えば登れるけど……

  ここから先は相当な覚悟が必要になるな。」

と、ヤナギも危険を察知。

こんなところで命賭けて

限界に挑戦してもしょうがないので、

ブーメランは諦めることにしました。

ああ、無念。

とぼとぼと家に戻り、

その後はヤナギの創作活動の

一部を見せてもらったりしてました。

改めて、

「物づくりって、面白いけど

 面倒くせー。」

って思いました。

ということで、もう3晩も

ヤナギ宅に居座っているので

このまま始発で帰ることにしました。

長かった今回の神奈川冒険も

無事終了です。

家に帰って、すぐ寝れば良いものを

何かゲームやったりしながら

結構起きてまして、

眠りについたのが14時くらいだったと思います。

結構疲れていて、眠いはずが

何故かなかなか寝付けません。

すると突然、

体の左から右へ

生温かいゼリーのようなもの

押し寄せて、体がゼリーで覆われた感覚に

襲われました。

何だこれは?

と思い、動こうとしましたが

動けません。

む、金縛りか?

と思っていると、

私の胸の上に、

黒い影が揺らめいていて

私の両腕を押さえつけているのが

見えました。

何てこった!

幽霊か!幽霊出たのか!?

この時私が思ったことは、

私「馬鹿野郎、筋肉も無い奴に

  負けるか!」

でした。マジですよ。

そいつを弾き返そうとして、

大胸筋をムキムキさせてたら

目が覚めました。

まあ、夢だったんでしょうが、

夢の中でまでも

筋肉万歳!みたいな思考に

支配されていた自分が

おかしくて一人で笑ってしまいましたよ。

筋肉で幽霊に対抗しようとするなよなぁ。

その後はぐっすり眠れました。

そして0時くらいに家人が帰ってきて、

家「今から猫ちゃん連れてくる?」

とか言い出すもんで、

私たちは夜の土手へと向かうことに

なったのでした。

続きはまた明日。