よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

待ってろよ、牛タン

さあ、今日は仙台に行きます。

牛タンを喰うためです。

本当は別の目的がありますが、

私の中では牛タンを喰う以外の目的など無いも同然。

10時半に家を出発。

出発前、申し訳程度に20分程ヴァイオリンを

弾いてきました。

さあ、上野から新幹線乗っちゃうぜー。

ひゃっほうー。

新幹線乗るのなんて何年ぶりかなぁ

と思ったら、

去年愛媛行く時に乗ったんで

ジャスト1年ぶりくらいです。

大して久しくもないですね。

13時ちょい過ぎに仙台駅到着です。

仙台って、上野から2時間もかからないで

着くんですね。予想以上に近くてびびりました。

新幹線の中では熟睡していたので、

上野から仙台までの体感時間は

15分くらいでした。

マジであっという間でした。

仙台駅から乗り換えなのですが、

乗り換え案内板を見ると

仙石線」やら「仙山線」やら

紛らわしい名前が並んでいて、

私「仙台だからって、路線名に仙の字

  入れりゃあ良いってもんじゃねえぞ!」

と吠えたら、

家「仙石線は仙台から石巻まで行くから仙石線

  仙山線は仙台から山形まで行くから仙山線

  分かりやすいでしょ?」

と説教されました。

むむぅ、さすが仙台出身者。

で、結局どっちの路線に乗ったか

よく覚えてませんが(仙石線だったかな)、

仙台から松島海岸まで行きました。

松尾芭蕉があのしょうもない句を

詠んだことで有名なあの松島です。

松島海岸駅から循環バスでホテルへ。

循環バス乗ったら

5分くらいで着いてしまい、

こんなんなら徒歩で移動した方が

良いかなぁと思いました。

今回行ったのは結構大きいホテルだったのですが、

玄関で出迎えてくれる従業員の多さに

ちょっと吃驚しました。

ひっきりなしにやってくる観光客共に備え、

常時10人くらいの従業員が

ホテル入り口付近で待ち構え、

「いらっしゃいませー。お待ちしておりました。」

「お荷物お運びします。」

等と声をかけるのを虎視眈々と狙っているんです。

ああ恐ろしい。

私は小心者なので、過剰な歓迎をされると

萎縮してしまいます。

チェックインを済ませ3階の部屋へ移動。

おお、結構良い見晴らしです。

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何やらプールもあります。

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み、水着美女は居ないのか!ふがふが。

部屋でちょいとひと休憩。

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家「蜘蛛みたい。」

とお褒めの言葉を頂きました。

で、これからの予定ですが、

今日は昼飯、夜飯、ともに牛タンを喰う予定でいました。

もうすでに14時回ってますが。

ところが!

ホテル内のお店で、

夜に海鮮バイキングをやっているのを

発見してしまい、

夜飯をどっちにしようか30分くらい悩みました。

いや、マジで。

しかもこの海鮮バイキング、高い!

一人6千円取られます。

断腸の思いで、夜は海鮮バイキングを喰うことに決めました。

牛タンは明日も喰えるんで。

とりあえず昼飯を喰いに外に出ました。

エレベーターの中に

その海鮮バイキングの写真が貼ってあって、

箱にウニが並んでいるのが写ってました。

ウニの身ではなく、棘のついたウニ丸まんまが

並んでるんです。

ここのバイキングは

あれを一個一個割って喰うんだろうか?

それはそれで美味しそうなんですが、

そんなことやったことありません。

素人に簡単に出来るんでしょうか。

一抹の不安を覚えつつホテルを出て、

とりあえず松島海岸駅に向かいます。

大きい国道に出るまでひたすら下り坂。

つまり、帰りはひたすら上り坂になります。

帰りはきついかもなぁ。

道中、やたらでっかいキノコを発見。

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すげー。見事。

道端に生えてるキノコでこんな大きいのを

見たのは初めてかも知れません。

ちょっとこれ喰って大きくなっちゃおうかな、

とか思いましたが

死ぬと嫌なのでやめておきました。

残機0なんで。

国道沿いを歩き、駅のすぐそばのある

利久」に行きました。

16時という中途半端な時間なせいか、

店内には客が一人も居ませんでした。

とりあえず、焼き、つくね、ユッケ、刺し、と

一通り頼みました。もちろん全部タンですよ。

変わったところで、タン握りもあったので注文。

まずはつくね登場。

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うん。焼き鳥のつくねとの違いが

分からないくらいつくねでした。

次行くぜ!これがユッケじゃい!

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わーい!普通の焼肉屋で食べるユッケと同じ味だー!

タンの意味無いじゃん!

そして握り。

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見た目は何か豪華です。

味の方は、まあ美味しかった気もしますが、

タンである必要性が無いというか、

タンの味がしないんですよね~。

牛刺しとあんまり変わらないような。

そして焼き。

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うむ。これはタンの味がします。

独特の仙台牛タンの味ですね。

これは確かに焼肉屋で喰うタンとは違います。

でも、まあ普通でした(笑

最後に刺し。

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これもね~、あんまりタン独特の味ってのが

しないんですよね~。

というわけで、総論としては、

味は、まあ、普通でした(笑

うーまーいーぞー!」って

言うほどではなかったです。

夜に海鮮バイキング控えてるので

あまり本気は出さずに店を後にしました。

店の目の前の通りを渡ると

ちょっとした公園があって、

その向こうには海が広がってます。

腹ごなしにそこらを散歩することにしました。

何じゃこりゃぁ!

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って思ったらただの松でした。

でも、こんなに松ぼっくりがついた松は

初めてだったんでびびりました。

公園の小路を行きます。

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街路樹やら公園内の木やらが

とにかく松なんですが、

松がいっぱい生えてるから松島なんですかね。

海鳥が集まってお休み中。

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この写真を撮った直後、

船乗り(?)のおっさんがのしのし歩いてきて

海鳥を蹴散らしていきました。

とにかく小島が多いです。

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何となく島の縁を撮影。

道なりにてくてく歩いて行くと、

看板が出ていて、雄島とかいう小島に行けるらしいので

行ってみることにしました。

「→雄島へ至る」の標識。

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右に進むと……何か、

とても小島に通じてるとは思えない道が口を開けています。

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このまま異空間に飲み込まれるんじゃないかしら。

ここ進んで大丈夫かしら。

何か怪しげな空間が。

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お地蔵さんみたいなのがいっぱい並んでます。

両サイドに迫ってくる石壁。

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ようやく壁も終わり、海が見えてきました。

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ふう。一安心です。

何やら赤い橋が見えてきました。

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あの橋を渡って雄島へ行くようです。

そしてここにも

何やらお地蔵さん(石造?石仏?)の集団が。

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ここを含め、ところどころで家人が

「ここ気持ち悪い。」

と言うところがありました。

家人は、見た目や雰囲気が怖いところでも

滅多にそういうことを口にしません。

家人がこういうことを口に出す場所は、

多少なりとも本物だと私は思ってます。

家人は霊感があるって程ではないんですが、

何か妙な力を持っているというか、

妙な力に守られてるようなところがあるので

この「気持ち悪い。」には何か真実味があるんです。

さあ、橋を渡って雄島へ。

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橋の先もやや暗い感じで、

何だか急に肝試しみたいになってきました。

でも右に目をやると

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砂浜で遊ぶ家族連れが見えるので安心です。

橋を渡り切ったところで

私たちを出迎えたのは、

一円玉まみれの石仏です。

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何!何これ!何の儀式!?

無駄に怖いんでやめて欲しいです。

左に目をやると地面に複数のくぼみが。

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これは!!

ひょっとしてアリジゴクじゃないの!?

ちょいとアリを入れてやろうかと思って

辺りを見回すも、まさにアリ一匹居ませんでした。

仕方ないので落ちていた小枝で

穴の底の様子を窺いましたが、

思ってた以上に砂が堅くて

とてもアリジゴクが潜める感じじゃなかったです。

じゃあこのくぼみは何なのか。

上には石の屋根があるので

水滴の跡では無いっぽい。

う~ん。謎です。

石仏です。

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顔が砕けてます。

直すとか何とかしてやれよ。

石のトンネル。

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このトンネル、先に行くほど

天井が低くなっているガリバートンネル仕様。

向こうに出た時には小人になってるんじゃないかと

ハラハラしました。そういえば今は小人って

差別用語なんでしたっけ。でも使いますけど。

またもキノコ。

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いろんなキノコ生えてんなぁ。

こんな感じの風景を見て、

芭蕉はあの句を詠んだんですかね~。

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晴れてたらもっと良い景色になりそうです。

とりあえず、島の突端に立ち

嵐を呼んでみました。

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オロローン。

そして帰り道。

あ、何者かにキノコが喰われている!

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分かりづらいですが、

キノコが噛み千切られてます。

島を見回ってみたところ、

どうやら島全体がお墓になってるみたいでした。

家人の「気持ち悪い。」にも

少し納得できますね。

雄島から引き上げ、

近くの砂浜を散策。

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浜辺には、打ち上げられた大量の海藻。

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うーん。生臭い。

いや、潮の香りって言うんでしょうか。

眼前には、先程まで探索していた雄島が。

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こうして見ると、

とても中を人が歩けるように見えませんね。

むむ!砂浜に謎のミステリーサークルが!

20090808_beach04.jpg

と思ったら未来のネコ型ロボットでした。

砂浜のあちこちにぽつぽつと

穴が開いてまして、

私「これは中に何か居るな?」

家「水入れると出てくるよ。」

というので、

両手で目いっぱい海水をすくって

4回くらい水かけてやったんですが

何も出てきませんでした。

この大嘘つき!!

近くでどっかの高校だか大学の

運動部っぽい人たちが砂浜を何往復もしてました。

20090808_beach05.jpg

これが噂の砂浜ダッシュか、と

思ってみてたのですが

ダッシュっていうほどは走って無かったです。

女の子が一人、泣きそうな顔で走ってました。

つらいんでしょうねぇ。

学生時代を思い出します。

社会人になってから、

こんな必死で走らされることなんて

普通は無いですもんね。

ちょっとだけ遠回りをしてホテルへ帰りました。

途中、中に浮かぶ幼虫が!

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東京でもよく見ますけど、

何となく激写。

こいつらは、ここにぶら下がってから

どうする気なんですかね。

あまりに未来が無い気がします。

ホテル向かって歩いていると

家「あれ?将軍、変なところが汚れてる。」

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と写真を撮ってくれました。

何故こんなところが?

右脇の背部だけが汚れるなんてことありますかね。

その道中、またしてもキノコが。

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ここはキノコパラダイス。

予想通り、ホテルへの上り坂は

中々しんどかったです。

軽く息を切らせながら

ホテルに戻りました。

そう言えば、地下にゲームコーナーが

あるらしいのでちょいと様子見。

こんな感じでした。

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そんなに古くもないゲームが

並んでいてがっかりです。

もっとレトロなのを期待してたのにー。

部屋で一息入れてから、

19時前くらいに海鮮バイキングへGO。

あまり腹は減ってませんでしたが、

諸事情で行かざるを得ませんでした。

店内を見てみると、

エレベーター内の写真とは

ちょっと光景が違いました。

ウニはもう軍艦巻きになってました。

むむぅ、身だけをたらふく喰いたかったんですが、

軍艦巻きにされるとご飯でやられてしまいます。

こんな感じでした。

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店内を撮って回る度胸は無かったので

自分たちが取ってきたものを撮影。

あー、ウニの身だけ喰いたかったなぁ。

しつこいですね。

っていうか、ウニにキュウリ添える奴は

一体何なんですか。

個人的には、やっすいウニの

生臭さを消すためにキュウリを添えるんだと

思ってたんですが、

海岸沿いにあるホテルの

新鮮さが売りのウニにキュウリ添えちゃうとか

もう意味分かんない!

単純に、ウニとキュウリを一緒に喰ったら美味いって

ことなんでしょうかね。

ネットで調べたら載ってそうですが

敢えて調べずに文句を書いておきます。

そんなこんなしてたら

何か青い人が来ました。

20090808_viking03.jpg

後で分かったのですが、

石ノ森章太郎先生のキャラだそうです。

飯喰ってていきなり

「シージェッターがやってきました!

 握手、記念撮影はどうですか?」

とか言われても。

晩飯を喰う人々のところに

突然現れる青タイツのヒーローの図は

結構シュールでした。

そうそう茶碗蒸しが結構美味しくて、

3杯だか4杯喰っちゃいました。

最後にフルーツで締め。

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それなりに美味しかったですが、

やっぱり一人6,000円は高え(笑

部屋に戻ってさらに一息。

っていうか喰い過ぎました。

海鮮のバイキングは、

本当に限界まで喰っちゃいますね。

焼肉だと「もう良い」っていう精神的な限界が

先に来るんですが、

海鮮はさっぱりしてるせいか

身体的(物理的?)な限界まで行ってしまいます。

外はもうすっかり夜。

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頑張って夜景を撮ってみましたが、

これが私のデジカメの性能&腕の限界でした。

その後お風呂に行きました。

男湯女湯で別々の名前が付いてまして、

男湯は「判官の湯」。

私「あらやだ、去勢されちゃうのかしらん!」

等と脊髄反射で思いましたが、

それは判官じゃなくて宦官でした。

お風呂にはあまり人が居らず、

のびのびと入れました。

風呂から上がり、

部屋でドラクエをやりながら家人を待ちます。

ただ家で過ごす一日と違う、

旅行した時の一日はやたら長いですよね。

今日はまだ土曜日ですよ。

今朝は普通に家でだらだらしてたのに

何か不思議な感じです。

っていうか、旅行あんまりしたことないから

余計なんでしょうね。

夜は、家人とお菓子を啄みながら

駄弁ったりドラクエやったりしてたら、

何か寝るのが朝4時くらいになっちゃいました。

平日の睡眠不足を土日で帳尻合わせるのが

一週間のスタイルなのに、これはやばいわ。