よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

ハプスブルグとは全然関係ないタオル

ハプスブルグ展を見に、六本木の新国立美術館に行ってきました。

正直なところ、私は美術品全般に興味はありません。

そういうキャラじゃないんです。

今日のも誘われたから行ったって感じ、

そんなノリノリで行ったわけではありませんでした。

が!

大して興味が無い私でさえ、

ついつい惹き込まれてしまう絵がたくさんありました。

何というか、ある意味写真よりもリアルに感じました。

肖像画が多かったんですが、絵具の塗りが凄くて、

その人物がまさにそこに居るかのような立体感がありました。

金属の装飾具なんて、

「実はキャンバスの上に実際に装飾具が置いてあるんじゃないのか」

と思ってしまう程に3D。

確かめようとして手を伸ばしそうになってしまいましたよ。

何の予備知識も無く来てしまったので、

ハプスブルグって何?状態なままとりあえず見てました。

館内を見て回っていると、

「ドイツの絵画」「スペインの絵画」「イタリアの絵画」等

様々な国の絵が展示されています。

これでますます疑問は深まり、

何でこんなに色んな国の絵が?

ハプスブルグ展って何の絵が展示してあるんだ?

とこの世は不思議でいっぱいでした。

途中のビデオコーナーで解説を聴いたところ、

ハプスブルグ王朝が長いことかけて集めた

コレクションを展示してあるのが

この「ハプスブルグ展」なんだそうで。

なるほどね。

ハプスブルグ王朝は日本とも交流があったそうで、

日本の天皇がハプスブルグ王朝に送ったとされる

日本画も展示してありました。

歌川広重やら狩野永徳やらの蒔絵棚です。

で、蒔絵棚って何?

その日本画のコーナーを見てる時に、

私達の後ろに居た女性二人が

A「何かさ、日本の絵って昔っからこうだよね。」

B「うん。人物の顔がデフォルメされてるっていうか

  写実的じゃないんだよね。」

A「どうしてなんだろうね。鳥の絵とかはちゃんと

  リアルに描いてるのに。」

B「やっぱり日本の感覚って独特なんだよ。

  リアルを追究するんじゃなくて、理想を描くっていう感じ。」

A「これが今のアニメ文化にも繋がってるんだよ多分。」

B「アニメ体質が、もうこの時代から遺伝子に刻み込まれてるんだね~。」

なんて会話をしてました。

何か、言われてみればそんな気がして、

危うく納得してしまいそうでした。

日本の人物画に関しては、

確かに、あまりに写実から離れている気がします。

それはもう他国の追随を許さない程に。

日本は、漫画・アニメ大国になるべくして

なったのかも知れませんね。

絵画の他にも、当時使われていた甲冑や盾などもありました。

最初こそ軽く感動した私ですが、

後半はもうすっかり飽きてしまいました(笑

うへへへ。

飽きっぽくてねぇ。

ハプスブルグ展を出た後、

美術館の地下にある売店に行ったところ、

肉タオルなる怪しげな商品が。

「首から肉をかけてるように見えたら面白い」

みたいな案から生み出されたそうで、

肉と聞いちゃ黙ってられないので

買って帰ります。

ああ、すげえ無駄な出費だ。

ハプスブルグとは何の関係もありません。

ちなみに、肉タオルを買う時に

レジのお姉さんに

レ「今回のハプスブルグ展を何をお知りになりましたか?」

とか聞かれて

私「知り合いに誘われて。」

レ「何か、日経新聞(だったかな)にも広告が載ったらしいんですよ。」

私「ああ、そうなんですか。」

と、全く弾まない会話イベント発生。

どういう反応をするのが正解なんだ。

その後、生まれて初めて

ネカフェに行ってきました。

いやぁ、あんなところだったんですね。

そりゃみんな泊まるわ。

居心地良いもの。

無料でボタン押し放題の自動販売機に

ちょっと感動しちゃいましたよ私(笑

というわけで本日の戦利品

肉タオル

ああ、肉喰いたくなってきた。