よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

夢を追いたいけど、夢が分かんねえ

前日(当日)のトラブルのせいで

すっかり寝不足の将軍さんですが、

誰にも平等に時間は経過するので

案の定寝不足です。

早めに起きて練習したかったんですが、

結局起きたのは10時くらいだったかな。

飯食ってすぐさま家を出ました。

発表会会場に着いたのが13時過ぎくらいだったはず。

5階の控え室で黙々と練習を始めます。

当初の私の予定では2時間くらいは練習できるはずだったんですが、

色々と手違いがあって1時間くらいしか

練習出来ませんでした。

この期に及んで、1時間も2時間も一緒だろという

突っ込みは身も蓋もない。

第二部が始まり、私は客席でスタンバイ。

私の出番は第二部のトリから2番目です。

事前に行った発表会リハではあまり緊張しませんでしたし、

そろそろ場数踏んで慣れてきたから、

今回はあまり緊張しないと思ってたんですが、

客席でみんなの演奏を聴いている内に

どんどん緊張してきました。

心臓がドキンドキンするのはまだ良いんですが、

血の巡りが悪くなって手が冷たくなるんです。

これが困るんですよねー。

手指の動きが悪くなるんです。

しかしまあ、皆さんも緊張してますね(笑

見ていて緊張が伝わってきます。

これがまたこちらの緊張を増大させるんですよね。

ああ、困る困る。

バンドで何回かステージに立ったことはありますが、

緊張感は桁違いです。

ピアノの伴奏があるとは言え、

演奏の全ては自分にかかってますからね。

責任が大きいです。

私も結構色んな楽器やってきましたが、

ヴァイオリンが一番、演奏に神経使います。

音がずれんだよ(--メ

でも一番面白い楽器でもあります。

さあ、手が屍人のように冷たくなった私の本番が始まります。

正直言って、今回は演奏中のことはあまり覚えてません。

まあ、思ったより上手く弾けたかなと

思ってたんですが、家に帰ってから動画を確認したら

結構酷いことになってました(笑

こうなった原因は明らかで、

練習不足以外の何者でもありません。

24見過ぎちゃったり、ハーフラックと筋トレに

現を抜かしてしまったりで、

ヴァイオリンにかける時間は明らかに減ってました。

当日はうちの母親も見に来ていたのですが、

私が演奏を終えステージを降りて、

客席に戻ったところで母が発した第一声が

「今回はちょっと練習不足な感じ。」

でしたからね。

手厳しい!手厳しいよママン!

だが反論できない。

くそ!次はもっと練習してやる!

今回私が、録画された自分の演奏を見て

一番駄目だと思った点は、

ヴィブラートが音の出だしにしか

かかってなかったことです。

ポジション移動やボウイングに気を取られて、

左手がすぐ止まっちゃってました。

個人的には、これは早急に直さなければいけない

S級バグです。

今後の練習ではこの点を意識するようにします。

時系列が前後しまくってて

読んでる人は意味が分からなくなってるかも知れませんが、

とりあえず演奏直後の時間に戻ります。

私の演奏が終わり、トリの方の演奏が始まります。

この方も相当緊張してたんでしょうね。

本番前の控え室でこの方の練習を聴いていた私としては、

「控え室ではあんなに上手かったのに!」って思っちゃいました。

発表会が終わり、先生に挨拶すると

なんとこの後打ち上げがあると言うじゃないですか。

普段は数日前(数週間前かも)から打ち上げのお知らせがあるのに、

今回は特に無かったので、打ち上げが無いもんだとばかり思い、

この後予定を入れてしまっていました。

が、1時間ちょっとくらい余裕があったので

途中まででもと思い、打ち上げに参加してきました。

急な催しだっただけに、参加者も6人程度。

普段あまりこういう機会にご一緒したことが無い方達が

参加していて、軽く私の同業者っぽい方も居たりして

色々新鮮でした。

打ち上げの際に先生が仰っていた

「骨格や体格でヴァイオリンの音が変わる。」

という言葉が深く印象に残ってます。

体がでかい私は重厚な音が出るそうです。

華奢な女性は、線の細い音が。

声楽の方も、声を良くする(響かせる)ために

わざと太る(というか大きくなる?)という話がありますもんね。

となってくると、私の思考回路では、

「じゃあ筋肉ででかくなっても音が良くなるかな?」

という考えに至るのは必然。

ヴァイオリンを響かせるために

ベンチプレスするんだ俺。

さて、私にしては珍しく

こういう打ち上げの場で

結構盛り上がったのですが、

用事があるので撤退しなければなりません。

ああ、なんでこんな日に限って盛り上がった。

さて、その用事の内容ですが、

知り合いが原作をした舞台の公演に行くというものです。

移動のために乗った電車が

いきなり動かないというトラブルに見舞われましたが、

何とか時間通りに到着しました。

その知り合いに

「電車が動かないぞ!どうなってんだ!」

と送ったら

「俺もだよ!」

と返事が来たので、

彼も同様のトラブルに遭ってました。

そりゃそうだわなぁ。

むしろ彼の方が時間的にピンチ。

私たち(家人も一緒)は先に会場に入り、

適当な客席に座りました。

間もなく本番が始まるという時間になって

ようやく原作者が到着。

きょろきょろ見回して

私たちを探しているようでしたが

全然見つけてくれません。

気付いて!君から3メートルくらいのところに居るよ!

そして彼は気づかないまま

近場にあった関係者席に座ったんですが、

それが偶然私たちの席のすぐ後ろにある

関係者席で、座ってから私たちに気付く始末。

舞台は結構面白かったと思います。

どれくらい面白かったかって、

寝不足の私が寝ないで見てられるくらいです。

結構ハードル高いですよ。

舞台の詳細内容にはあえて触れませんが、

こういうのを見るとやっぱり彼(原作者)が

羨ましくなります。

自分の創作物で、人が喜んでくれたり感動してくれるのは

やっぱり良いものですよね。

そしてそれを生業にして行けるのは

本当に素晴らしいことだと思います。

その反面、

次の作品は売れないかも知れない、

いつか自分の作品が全く売れなくなるかも知れない、

業界自体が駄目になるかも知れない、

等の不安やプレッシャーと日々戦っているのだと思います。

結局私は安定を選び、

しょうもないサラリーマンになってしまいました。

会社の同僚は楽しい奴らですし、

会社に居る時間もそれなりに楽しめたりしてますが、

仕事が面白いかと言われると断じて否です。

この仕事向いてないんじゃないかとよく思いますが、

会社が成功して私が小金持ちになるまでは

もう少し頑張ります。

そんな歯牙無い私が、

僅かながら人に喜びや感動を与えられる場が

ヴァイオリンの発表会だったりします。

半分は社交辞令だと思いつつも、

私の演奏が楽しみだと言ってくれる人たちから

少なからずパワーもらってます。

規模の大小を問わず、人生の一部分だけでも

エンターテイナーであり続けたいと思いました。

舞台後、原作者である彼と

飯を喰いに行こうという話になったのですあ、

家人は翌日健康診断があって、

今日は晩飯食べられないので先に帰しました。

そんなこんなで二人で焼肉へ。

外で焼肉喰うのは久々な気がします。

レバ刺しが売り切れてたのが非常に残念。

肉を喰いながら今日の舞台のこと、

互いの近況、今後の展望なんかを

いつものように話しあいます。

自分の夢を追い続ける彼と過ごす時間は、

私にとってとても大事な時間です。

とか書いてみたものの、

冷静に考えてみると

私の知り合いは安定した仕事に就かずに

夢を追ってるような奴ばっかりな気がします。

どうして、私だけどうしてこうなった。

ああ、私も何かをなさなければ。

発表会の音源でもアップしてみようかと思いましたが、

改めて聴き直してみると

公開するにはあんまりな出来だったので

封印することにします(笑