よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

ニス塗り塗り

ヴァイオリンの肩の部分のニスが剥げてきてしまったので、

ニス塗りのためにいつものヴァイオリン屋さんへ。

お店に着くと、店内の某スペースにチェロが立てかけてありました。

「おや、チェロのお客さんでも来てたのかな。」

等と思っていたら違いました。

このチェロ、私のために出してくれていたのでした。

このチェロは、3/11(金)の地震の翌日にお店に届いたものだそうです。

ドイツの職人さんが1年かけて創り上げたもので、

その出来栄えに店主さんは感動したそうです。

ツイッターにて

地震やら原発問題やらで折れていた心を、

 この綺麗なチェロが癒してくれた」

という旨のつぶやきをしていて、

それに対して私が

「それはぜひお目にかかりたいです!」

と返事していたのを覚えていてくれたのでした。

ちょっとしたことかも知れませんが、

これだけのことで少し嬉しくなっちゃいました。

フルサイズよりやや小さめで、

明るめの色をした綺麗なチェロでした。

店主さんに軽く弾いてもらいましたが、

音もとても良かったです。

店主さんの腕が良いのか?

いつものように雑談しながら

結構な長時間お邪魔してしまいました。

ニス塗りのため、工房にヴァイオリンを預けました。

完成までに1週間かかるとのこと。

来週まで一週間ヴァイオリン弾けないの!?

と思っていたら、

代替器(っていうのかしら)のヴァイオリンを貸してくださいました。

わーいわーい。

というわけで、また一週間後に愛器を取りに来ます。

家に帰って、

今日お店で見せてもらったチェロのことを

嫁に話すと、嫁がすっかり興味津々。

正直、「新しい楽器買う前に練習しろ!」ってところですが、

それでもあんなエピソードを聞いたら

ちょっと気になっちゃうのが人情ってものですね。

近々、嫁を連れてまたあのお店に行くことになります。

家で試しに代替器を弾いてみたところ

……うん。なるほどね。

なるほどなるほど。

いつもの愛器がものすごく恋しくなりました。

っていうか!!

私は手が汗っかきなため、

普段ヴァイオリンを弾く時は

左手に軍手(演奏用にちょっと改造)をはめてます。

この軍手無しだと、多分半年ともたずに

ニスが剥げます。

今回ニスが剥げてしまったのも、

合奏発表会の練習や本番で

ちょくちょく軍手無しでの演奏をしたせいだと思ってます。

私の手が汗っかきなのは仕方ないとして、

ニスってそんなに剥げるもの??

世のヴァイオリニスト達はどうしてるのかしら。