よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

夕張メロンオーケストラ ~序章2 寿司やがてフレンチ~

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6時頃起床。

朝市で寿司を食べないといけないので、

速攻でシャワーを浴びます。

食道に多少の不快感が残っている気がしますが、

そんなことは気にせずに朝市に向かいます。

今日向かうのは桑園近くの場外市場です。

最初電車で行こうと思ってたのですが、

面倒なのでタクシーで行っちゃいます。

昨日は、運転手さんに店の名前だけ告げて失敗したので、

今日は住所を告げてみました。

タクシーで移動中もスマホでグーグルマップを見ながら

ちゃんと目的地に向かっているか確認。

うーん、酔うー。

でも無事着きました。

が、着いたものの、いまいち分からない。

何が分からないって、どこが入り口なのか。

何だか、色んな方が独特な形状のカートみたいなもので

忙しなく荷物を運んでいて、

市場っぽさは全開なのですが、

私達一般客はどうしたら良いのか。

とりあえず市場の中心っぽい方向に向かって歩いて行くと、

警備員のおじさまに止められました。

警「ここは一般のお客さんが来るところじゃないよ。

  何処に行きたいの?」

私「鮨の魚政に行きたいんです」

警「本当は入り口はここじゃないんだけど、

  まあ、もうここ通って行っちゃって良いよ。

  ここをずっと奥に行くと入口が3つあるから

  一番手前の入り口に入ればすぐだよ。

  予約はしてあるの?」

私「いえ、してないです。」

警「(首を傾げながら)うーん。まあ行ってみな。」

その「うーん」は何!?

予約しないと入れない感じ!?

なんて一抹の不安を覚えながらも、

皆様の仕事の邪魔にならないように

市場の奥に進んでいったのですが、

なんていうか、

皆さんが一生懸命仕入れやら運搬やらをしている中を

アホ面さげた観光客の私達がスニーキングしてるこの状況が

ものすごく居心地が悪い!

いや、全然潜入できてないんですけどね。

居心地の悪さに負けて、ここは一旦戻って

正規の入り口から入ろうかと

一度Uターンしたものの、

警備員の方が

「入口すぐそこだからー!」

と、退路を断ってくださいます。

ああ、もう何かホントすみません。

再度Uターンをして市場に向かうことにします。

入り口は本当にすぐ近くでした(笑)

私達が最初にUターンした場所から

10メートルくらい奥の左側に入り口があり、

中に入るといわゆる市場の風景。

発泡スチロールの箱に、

カニやらウニやらが並んでいて、

値札にはマジックで勢い良く値段が書かれてる

よく見るアレです。

ちょっと進むとありました。

「鮨の魚政」

ネット上にここのお鮨の写真が載ってるんですが

これが美味そうなのなんのって。

どらどら、空いてるかなぁと思いつつ扉を開けると、

空いてました。客3人しか居ませんでした。

あの警備員め!びびらせやがって!

こんな朝7時くらいから鮨喰いに来る酔狂なやつなんて

そうそう居ないだろうと高をくくってましたが、

やっぱりそうでした。

私達、伊達や酔狂で鮨を喰いにきました!

でも、私達が入った後にもお客さんが入ってきて、

程なくして満席。意外と危なかった。

警備員さん、なかなかやりますね。

ちょっと、ここでの描写は簡潔にしますが、

ぶっちゃけて言うと、

期待してたほど美味しくなかったです。

どのネタも美味しそうなんですが、

実際に食べると旨味がそれほど感じられない現象。

昨夜の活イカの踊り食いにも通じるものがありますが、

見た目と味が一致しない!

本当に、ネタによっては醤油とわさびの味しかしないレベルでした。

あ、でもウニは美味かったです。

積丹で採れたばかりのウニだそうです。

やっぱ北海道はウニだよね。

私、美味しいと評判の店で刺し身を喰った時に、

この「旨味が感じられない」という現象がちょくちょく起きるんですが、

これは私の鼻がいかれてるんでしょうか。

今日は日が悪かったに違いないということで、

早々に退散。

ちょっと市場を見て回って、

色々買いたくなりましたがここは我慢。

何も買わずに市場を後にしました。

帰りは正規の出入口から帰りました。

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正規の入り口はこんな感じで分かりやすいです。

先ほどの警備員さんに、

無事に魚政で食事ができたお礼を言おうかと思い、

先ほどの場所まで行ってみたのですが、

そこに居たのは見覚えのない警備員。

きっともう交代しちゃったんですね。残念。

帰りは桑園駅まで歩いていきました。

札幌に向かう電車が予想外に激混み!

そうか、もう通勤ラッシュってやつか。

東京ほどではないにしても、北海道も電車混むんですね。

確かに、北海道って札幌に一極集中って感じしますもんね。

いや、あまり実情は知りませんが、

あくまでイメージです。

徒歩でホテルに帰り、

一息付きます。

そうこうしてる内に、

嫁が今度は「アリス・イン・ワンダーランド」を流し始めます。

30分くらい見たところで眠たくなってきたので、

一旦昼寝。

もちろん私は上体を起こした姿勢でですよ。

戦士には横になるという選択肢は無いのです。

寝込みを襲われますから。

11時くらいに目を覚まし、

お腹もそれなりに減っていることを確認し、

回転寿司トリトンに向かいます。

ホテルを出ると雨が!!

仕方なくタクシーで向かうことにします。

何となく、運転手さんに

「回転寿司トリトンに行ってください」

と言うのが気恥ずかしく、

駅名を伝えて近くまで行ってもらい、

あとはグーグルマップを見ながらの

ナビゲーションプレイで何とか着くことができました。

店の、道路を挟んで向かい側で止まってもらったため、

私達が降りる時に運転手さんが言った

「こんな何も無いところで良いの?」

という言葉が忘れられません。

店に入るともうそれなりに混んでましたが、

すぐに席に着くことができました。

お茶を入れるためのシステムが

一般の回転寿司とちょっと違って新鮮。

あまり細かい説明はしませんが、

全体的に美味しかったです。

朝食った寿司屋より全然美味しかったです。

サーモン好きの私としては、

北海道が今サーモンフェア真っ只中だったのは

ありがたかったです。

あとやっぱりさんまが美味しい。

個人的にトリトンの惜しむべき点は、

醤油が美味しくないことでした。

出汁醤油っていうんですかね。

鰹出汁がギンギンに利いた醤油で、

醤油自体の味がちょっと薄いんですよね。

冷奴や生卵にかける分には美味しそうですが、

寿司には合わない気がしました。

家から醤油持参してきたい!

ふと店内を見回すと、

「地物シャコ 今朝小樽(だったかな)で採れたばかり!」

のポップが。

嫁はシャコ好きなので早速頼んでみることに。

しかし、私ここでミスをしまして、

板前さんに「シャコください!」と言ったところ、

ノーマルなシャコが出てきてしまいました。

ちゃんと「地物シャコください」って言わなきゃいけなかったのね。

というわけで、地物シャコももらいました。

それがこれ。

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左が地物シャコ。右が普通のシャコです。

回転寿司で皿を取る度に写真をパシャパシャするのも

どうかと思ったので、ここでの写真はこれだけです。

朝の寿司がいまいちだった鬱憤もあったためか、

ここで破裂寸前まで食べてしまいまして、

ちょっと動いたら吐いちゃうかもっていうくらいの

一触即発状態。

うーん、また金魚に退化してしまった。

ホテルに戻って消化に専念します。

って言っても、そうそう消化なんてされるわけもなく、

中々きつい時間を過ごしました。

今日の夜は顔に似合わずフレンチなんですが、

ちゃんと食べられるかしら。

そうそう、フレンチを食べに行くにあたり、

普段Tシャツしか着ない私に

「さすがに襟付きのシャツを着てった方が良いんじゃない?」

というツッコミがあったんですが、

襟付きのシャツを持ってくるのを忘れてしまいました。

嫁の提案により駅前のデパートに買いに行くことに。

着られるサイズがあると良いんだけど。

サカゼンは無いのか!

服を買いに行く前に、ホテル近くの雪印パーラーに向かいます。

昼のデザート的なノリで。

腹減ってるのかと言われたら、

いっぱいですって感じなんですけどね。

お店に入ると、何かもう本当スイーツって感じでした。

自分一人だったら絶対入らないだろうなと思いつつ、

店の奥の喫茶コーナーへ。

客は私達しか居ませんでした。

寂れてるのかしら。大丈夫かしら。

雪印の未来を憂いつつ

嫁:スノーロイヤルセット

私:チーズチョコレートパフェ

を注文。

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このチーズチョコレートが、

全くチョコレートっぽいところが無かったんですが、

どういうことかしらん?

と思いつつ、

きっと「チーズチョコレート」なんだという結論を出して

自己解決しました。

もう面倒くさいので店員さんに聞いたりはしてないです。

味はまあ、普通に美味しかったです。

っていうか、甘い物はそれほど好きでも無いんです(笑)

何だか食べてる内に店が満席になったので、

さっさと出ることにします。

服を買いに駅前のDAIMARUへ。

店に入りメンズコーナーを徘徊。

店内に置いてある服がぱっと見小さい。

とても着られる気がしない。

見て回っても埒が明かなそうだったので、

店員さんを捕まえて

「自分でも着られそうな大きめなサイズのシャツありますか?」

と聞いてみました。

すると、キングサイズコーナーなるものがあって、

そこの服は確かに自分でも着られました。さすがキングサイズ。

店「こちらなどいかがでしょう。」

私「ああ、もう着られれば大丈夫です。」

という投げやりなやりとりを続けてたら、

何だかシャツとジャケットを買うことになったんですが、

あれ、両方要るんだっけ?

なんか、嫁が買う気満々っぽかったので

流れに任せておりましたところ、

店員さんが電卓で叩き出した金額を見てびっくり!

軽く時が止まりました。

値段はここでは書きませんが、

北海道で喰った海鮮のトータルよりも高かったです。

まあ、今後も着る機会あるだろうから良いか。

着替えるためにホテルに戻ります。

道中、今まであまり気にしてなかったところに、

気になる看板が……。

「大きいサイズの専門店 GRAND-BACK」

あれ、これって……俺達が求めていたものじゃないの!?

デパートなんか行かなくて良かったんじゃないの!?

とか言い出しても後の祭りなので

あまり気にしないことにします。

それよりも「GRAND-BACK」というのは、

「大きな背中」という意味なのかなとか、

男は背中で語る的な意味を込めて

この店名なのかなとか、

そんなことが気になりました。

自室にもどりささっと変身します。

何かちょっと黒服っぽくなった気がします。

エレベーターアクションの敵みたいな感じ。

さあ、正装したところで

フレンチレストラン「MiYa-Vie」へ向かいます。

タクシーでぴゅーっと行っちゃいます。

途中、大通公園に警官がたくさん集まって何かをしてる風でした。

運転手さんが「何かあったんですかね」なんて言ってきますが、

俺らに言われても知らねえよと思いつつ、

ちょっと文明の利器で調べてみたところ、

爆破予告が有った模様です。

で、結局爆発物は無かったそうで、

狂言だったようですが、

本当に迷惑ですねこういうの。

無事目的地に到着。

現地集合で、ヴァイオリンの先生夫婦、チェロの先生、

同じ教室の生徒さん(Aさん)と待ち合わせなんです。

しかし、20分くらい早く着いてしまったので

当然誰も居ませんでした(笑)

近くにあった謎のビルの1階で雨宿りをさせてもらいつつ、

皆さんの登場を待ちます。

10分後くらいに先生夫婦がタクシーでいらっしゃり、

ほぼ同時にAさんが徒歩でいらっしゃいました。

チェロの先生がまだいらっしゃってないのですが、

とりあえず店内へ。

何て言うかもう本当にこういうお店初めてだわーの連続で、

そわそわしっぱなしでした。

遅れてチェロの先生もいっらっしゃいまして、

無事食事スタート。

一個一個紹介するととんでもなく大変そうなので、

詰め合わせショット!

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私、これが人生初フレンチなんですが、

今までに食べたことがない味ばかりで楽しかったです。

あと、北海道にきて野菜らしい野菜をようやく食べました(笑)

今まで刺し身のツマと大葉しか喰ってなかったんで。

ちなみに、フォアグラを食べたのは、

多分人生で三度目。

一度目は兄の結婚式、二度目はココス(笑)

今回改めてじっくりと味わってみましたが、

味の根幹は肉の脂身の味ですよね。

フォアグラならではのコクや、

調味料で独特の味になってるんだと思いますが、

肉スキーな私としてはフォアグラは中々嬉しい味でした。

そして、ここで一つ告白しますけど、

私、本当に初めてなもんで、

パンの食べ方が分かってませんでした。

基本的に、出された食事は

すぐ食べないといけないと思っていたので、

パンも出されてすぐに食べきってしまいました。

だって、バターとかも出てきてたしさ!

バター塗ってさっさと喰えってことかと思うじゃない!

でも、料理と一緒にちょっとずつパンを食べるのが

正しい食べ方なんですね(笑)

パンをあっという間に消費した私に、

店員さんが2回ほど

「パンのお替わりはよろしいですか?」

と聞いてきたわけですが、

私としては、お替わりしたらまたすぐさまパンを

食べ切らないといけないと思っているわけでして、

そんなにパンばっかり食べてられないよ!

という意味を込めて、

「大丈夫です。」

と断ったわけですが、

全然大丈夫じゃなかったですね。

とんでもないコミュニケーションミスですよ。

確かに、出されたのがパンではなくライスだったら、

すぐには食べきらず、料理と一緒にちょっとずつ食べてた気がします。

でも私にはパンを料理と一緒に

ちょっとずつ食べるという発想は無かったんです。

文化の違いってやつです、きっと。

フレンチって、料理が出てくるのに

それなりに時間がかかるので、

ライスだと冷めちゃいますもんね。

料理と一緒に食べる主食としては

確かにパンの方が都合が良い気がします。

勉強になりました。

って、こんなこと言ってるの俺だけ?

現場に居た皆様は、こんな私の過ちにお気づきでしたでしょうか(笑)

あと、私のイメージでは

フレンチって量が少なくて全然お腹が膨れないと

思ってたんですが、

このお店は量も中々多かった気がします。

私が昼に寿司を食い過ぎてなかったとしても、

結構満足できる量だったと思います。

明日からの夕張メロンオーケストラに向けて、

みんなで気合を入れたかどうかは定かではありませんが、

これを軽い前哨戦とういことにして解散。

先生方や私達は札幌から電車で夕張に向かうので、

帰り道に札幌駅に寄って切符を買ってくことにします。

いざ札幌駅に付き、券売機で特急券を買おうとしても、

なぜか目当ての列車が表示されない!

なぜだ!

みどりの窓口で聞いてみたところ、

「明日は台風が酷そうだから運休」

とのこと。

なんか、台風が本当に来るかどうかもまだ分からないのに、

予測を基に運休って、あまり東京では聞かないケースな気がします。

この辺はローカルルールってやつなんでしょうか。

しかし困りました。

どうやって夕張に向かったら良いか、

と思ってたら、窓口のおっちゃんが色々教えてくれたり、

嫁が色々調べたりした結果、

夕張までのルートが開けました。

無事を切符を購入してホテルに帰りました。

昼に見てたアリス・イン・ワンダーランドの続きを見て、

全部見きってから寝ました。

明日からは音楽だー!