よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

夕張メロンオーケストラ ~序章 海鮮祭り~

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この度、夕張メロンオーケストラに参加するべく北海道に行って参りました。

せっかくなので札幌に前泊して海鮮を食べつくすグルメツアーも敢行することにしました。

そんな4泊5日の旅の思い出を書き綴っていこうと思います。

途中で挫折しないと良いな。

まず、前日の夜に、ヴァイオリンをいつものケースから

移動用(飛行機に持ち込める)ケースに移します。

が、早くもここで問題が!

このケースは楽器のネックを抑える部分、

多くのケースではマジックテープになっているところが、

合成皮革の紐になっておりまして、

手で結ぶようになってます。

で、この紐がボロボロに崩れているんです。

いや、崩れているのはむしろ良いんです。想定内。

楽器屋さんで買う時に

「紐部分が傷んでいるのでお薦めしない」

と結構繰り返し言われたにも関わらず、

旅行時の時のみ使うサブケースで、常用するわけではないし、

紐が部分が切れなきゃ別に問題無いと思って買ったんですよ。

が、いざ楽器をしまって紐を結んでみたところ、

紐の表面がぼろぼろっと崩れ落ちて、

ネックの表面やら弦やらに黒い破片が無数に付着するではありませんか!

これは一大事。どうしよう。

とりあえず嫁が、紙テープのようなもので紐をぐるぐる巻にすることで、

表面が崩れるのを避ける応急措置をしました。

それがこれ。

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でもこれ、多分一年後には糊成分が染みだしてきたりして、

絶対に使用に堪えない状態になってるだろうな。

やっぱり、ちゃんとしたやつ買わなきゃ。

っていうか、ケースの状態くらいもっと前にチェックしとけよって話ですね。

とりあえずこれで今日は就寝。

6時くらいに起床して出発の支度を整えます。

当日の朝だっつーのに、この時点で旅行バッグがまだ空です。

今から必死で詰め込みます。

でも大丈夫!前日の夜に、嫁が準備はほぼ済ませてあるので、

本当にあとは詰め込むだけで完了です。

楽ちんモジャ。

2泊3日の日光合宿の時でも

この旅行バッグが結構きつきつだった気がするんですが、

4泊5日分の荷物が入るのか?

と思っていたら意外と入りました。

それはなぜか。

今回はワイン4本とか入ってないからです。

日用品と着替えと音楽系の小物だけであれば余裕でした。

8時くらいに家を出ました。ここで最初の懸念点がありました。

空港まではもちろん電車で行くわけですが、

8時って、いわゆる通勤ラッシュの時間なんですよね。

満員電車に、どでかい旅行バッグと楽器を持った状態で乗るという行為が

果たして許されるのかどうか、っていうか可能なのか。

駅に着いたら、案の定駅は激混みです。

ホームに入ってきた電車も激混みです。

しかし、私達にも譲れないものがあるので、

旅行バッグを盾に除雪車のごとく電車に乗り込みました。

いやぁ、この電車の中が狭いのなんのって。

しかも、足元に旅行バッグがあることなんて、

間近に居る人にしか分からないんですよね。

ぱっと見、そこにまだスペースが空いているかのように

見えるもんだから、周囲の人が押してくる押してくる。

人と旅行バッグに足を挟まれて

下半身の動きが制限されつつも、

上半身の前方はスカスカですごくバランスが取りづらいの。

そして周りの方々は、朝も早くから

行きたくもない会社に嫌々向かっている

サラリーマンの皆さんなわけでして、

下手したら夏季休暇も取らせてもらえないような会社に

勤めている方も居るかも知れないわけでして、

そんな中に旅行バッグもって夏休み気分丸出しの

私達が乗り込んできたら、

憎悪の念を向けられても致し方ないと思うわけでございます。

そこは甘んじて受け止めようじゃないか。

俺もみんなの気持ちは分かるよ。

とか思ってるうちに駅に着きました。

電車の扉が開いた途端に、

後ろからものすごい勢いで押され、

しかも何人かは私達の旅行バッグに

蹴りを入れていった気がしますが、

多分気のせいですよね。

すみませんね。被害妄想癖なもんで。

JRは比較的空いていて、さっきまでと比べたら天国でした。

あとは浜松町からモノレールで羽田空港に向かう王道コースです。

モノレールもそれほど混んでいなく、

一本見送るだけで余裕で座っていけました。

途中の駅で大井競馬場があるせいか、

いかにも競馬ルックなおじさま達がちらほら。

これから競馬場に行くのかなぁと思いながら見ていたら、

途中の「整備場」駅で降りていかれました。

これは少し予想外。整備士だったのか。

いや、そんなわけない。

っていうか、「整備場」ってすごい駅名ですよね。

終点の羽空港第2ビル駅に到着。

降りると、何だかもう見慣れた風景です。

飛行機なんて、30歳近くになるまで乗ったことなかったんですが、

最近は少しだけ乗る機会が増えました。

基本的に、旅行好きな人間ではなかったし、

こんなに飛行機に乗ることになるとは、

人生は意外でいっぱいですね。

スマホをそのままチケット代わりにできる、

いかしたアプリのお陰で搭乗手続き等が色々と楽ちんでした。

とりあえず受付に向かい、

旅行バッグを預けます。

さあ、ここが第2の懸念点です。

果たしてヴァイオリンを機内に持ち込めるのかどうか。

ヴァイオリンケースを見せて、

「これは持ち込みで大丈夫ですよね?」

と、さも当然のように聞いてみたところ、

「そうですね。そのサイズであれば問題無いと思います。」

との返答。一応メジャーで軽くサイズ測定され、

「大丈夫です。」

と言ってもらえました。やった!

面倒なことにならなくて良かった。

その後、空港内のお店でお土産を物色。

土産って、別に自分たちのじゃありませんよ。

今日は札幌に到着したら、普段お世話になっている会社に

ちょっとだけ顔を出す予定なので、

そこの皆さんに持っていくお土産です。

そんなもん事前に買っとけよとか言うのは野暮というものです。

お土産も確保し、早々に手荷物検査場へGO。

ここでも係の方が

「そちらは楽器ですよね?」

と聞いてきたので、

「はい。」

と返答したところ、すんなり通してもらえました。

あれ、ひょっとしていちいち受付で確認しなくても良いのかしら?

この感じなら、受付で旅行バッグだけ預けて、

そのまま手荷物検査場に来れば楽器持ち込めそう。

とか思ったのが間違いでした。

帰りの際に実践してみたらちょっと面倒なことになりました(笑)

それはまた後述します。

出発(離陸)の1時間前くらいから搭乗口付近の椅子を確保し、

だらだらと過ごします。

そうそう、普段であれば機内で食べるための

お弁当を買っておくところですが、

今日は向こうに着いたらすぐさま寿司を食べないといけないので、

弁当なんざ喰ってる余裕はないのです。

別段変わったこともなく、

時間になったら(ちょっと押してたかな?)

飛行機に乗り込み離陸。

今日は天気が悪かったんですが、

離陸して雲の上に出てしまえば

晴れの日とあまり変わりません。

差と言えば、下方にミニチュアのようになった町が見えないくらいです。

見渡すかぎりの雲海。

雲しか見えねーじゃん!とか思ってたら、

遠方に富士山が見えました。

雲海を貫いて、悠然とたたずむ富士山は中々格好良かったです。

っていうか、富士山だよねあれ。

そうに決まっている!お前もそう思うだろう!

富士山もすぐに後方に行ってしまい、

もう特に見るものも無いので、

夢を見ることにしました。

ちょっと詩的に書いてみましたが、

寝不足で眠かっただけです。

気づいたらもう着陸間近。

雲の切れ間から空港やら山林やらが見えました。

っていうか、山林多すぎ。

新千歳空港に来る度に、

「空港周辺にも熊が居るんだろうか」

と考えてしまいます。

飛行機から降りて、

ベルトコンベアーを流れる旅行バッグを奪い取り、

マッハで寿司屋に向かいます。

3Fのグルメワールドにある、

「回転寿司 根室花まる」の新千歳空港店へGO。

こちらに着いたのが13時頃で、

結構なお昼時だったので、

結構混んでるかなぁと思ったのですが!

やっぱり混んでました。

お店の前に行列。

お店の人に聞いたところ、

20分待ちくらいとのことなので、

並ぶことにしました。

20分くらいなら余裕っしょ!

待ち時間にツイッター等を確認していたら、

先に到着した先生達も花まるでお昼を食べたとのこと。

回転寿司の隣に海鮮丼屋があり、そちらは待ち時間無しで食べられるらしいです。

んが!ここで妥協するわけにはいきません。

実際に20分待ったのかはよく覚えてませんが、

意外と早く店内に入ることができました。

今はサーモンの季節らしく、

「時しらず」なんていうお高めのサーモンが回ってました。

ここの感想は箇条書きで簡単にまとめます。

・サーモン系は確かに美味かった

 炙りサーモンの脂の乗りっぷりが異常

・もうこの季節からさんまが回ってた

 さんまがまた美味い!

イカも半透明の綺麗なネタで、東京の回転寿司では

 あまりお目にかかれない新鮮さ

 でも味は感動的なほどではなかった

・当然ながらウニは美味かった

 でも、決して安いわけではないのよね(笑)

・炙りえんがわが、何だか焼肉みたいな風味

 美味しかったけどね

とりあえず今日の夜も海鮮が待っているので、

寿司は控えめにしておきました。

僕、ちゃんと腹八分目で我慢出来たよ!

普段は、餌を与えられた金魚の如くいくらでも食べてしまって、

破裂しそうになるのですが、

ここへ来てようやく人間に進化できました。

あとは電車に乗って札幌に向かいます。

ここでも、食後の眠気に身を任せていたらあっという間に到着しました。

駅から地下道を通ってホテルに向かいます。

札幌の地下道&地下街がこんなに広かったとは知りませんでした。

ホテルでチェックインを済ませ、

部屋で一段落。

しかし……札幌に向かう電車でも、

このホテルのエレベーターでも、

何だかやたら中国や韓国の方多いんですが、

なぜなの?みんな海産喰いに来てるの?

私の大好きな北海道が乗っ取られないか心配です。

さて、楽器を持って、某会社さんに向かいます。

と思ってロビーに降りてみるとまさかの大雨。

嫁は折り畳み傘を持ってるけど、俺は傘を持っていない!

ホテルの入口でビニール傘をまんまと買ってしまいました。

目的の会社は徒歩で5分くらいです。

普段だったらあっという間の道のりなんですが、

横殴りの雨で何だか色々大変でした。

ズボンも腿から下がびちゃびちゃ状態。

何とか会社に到着。仕事でもなんでもないのに、

受付の方に声をかけるのがちょっと気が引けましたが、

ここで気が引けていても事態が何も進展しないので、

「あ、こんにちは。将軍です。」

とご挨拶。一応言っておきますが、

本当に「将軍です」なんて言ってませんからね。

受付の方に、大きな会議室まで案内され、

先方の社長や今直接やりとりをしている担当の方がいらっしゃいました。

軽くご挨拶をし、

「雨すごくなかったですか?」

なんて会話をやりとりした後で、

社長さんが会議室のドアを開けて

オフィスに向けて

「みなさーん!将軍さんがいらっしゃいましたよー!!」

と大声で吼えました。

え!?何この展開!

いや、確かに今回は楽器を持っての旅行だったので、

事前に先方の社長さんに連絡した際に

「軽くご挨拶に伺って、プチ演奏会してそそくさと帰ります。」

とか言ってたんですよ私。

まあ、そのためにこの場に楽器を持ってきたんですが、

なんていうか、あの、その、

普段関わりが無い方々までごっそり集合するとは

思ってなかったわけでして、

あれよあれよというまに、

聴衆が30~40人くらいに膨れ上がりました。

こんな大勢の前で弾くつもりがなかったので

軽くテンパりましたが、

弾かないわけにもいかないのでとりあえず弾きました。

弾く曲もそんなにしっかり決めていかなかったので、

ドラクエ3から記憶にある曲を数曲。

・ロトのテーマ

王宮のロンド

・街

おおぞらをとぶ

・そして伝説へ

辺りを弾いた気がします。

記憶が曖昧ですが、多分合ってます。

序盤は緊張しまくりで、音程もテンポすらも安定しませんでしたが、

3曲めくらいからは慣れてきて、

それなりに良く弾けた気がします。

ああ、焦った焦った。

こういう経験もきっと無駄にはなるまい。

そして本当に演奏だけして、そそくさと帰ろうとしたわけですが、

社長さんが気を遣ってくださって、

「社内に傘があまってるので、もうちょっと大きめの傘を差し上げますよ。」

と言ってくださいまして、

お言葉に甘えて傘を頂きました。

これで雨もちょっと怖くなくなりました!

一旦ホテルに戻って、濡れた服を乾かしたりしつつ休憩。

この時点で16:40くらいだったかな。

17:30に開陽亭に予約を入れているので、

それまではのんびりお休み。

17:10くらいにホテルを出て、

相変わらず降ってるので、

タクシーで行くことにしました。

が、札幌に開陽亭は3軒ほどあるらしく、

タクシーの運ちゃんが違う方に行ってしまったんですが、

そこまでの料金のままで、私達が行きたかった方の

お店まで連れて行ってくれました。

感謝!

さあ、ここが今日のメインです。

札幌での海鮮祭りの主戦場が

ここであると言っても過言ではありません。

ここではもう、あらゆるタガを外して喰うと心に決めておりました。

お寿司はご飯がある分そんなに大量には食べられないのですが、

今回はご飯無しで、海鮮のみで満腹にするのがテーマです。

とりあえずウニ!

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100gで4,200円です。

これが最高に美味い!

いやぁ、やっぱり東京で喰うのと北海道で喰うのとで、

味に一番差が出るのってウニだと思うんですよ。

東京で下手な回転寿司で喰うと、

変に臭かったり、純粋に不味かったりするんで。

このウニは文句無しに美味かったです。

人生で喰ったウニの中で一番美味しかったと思います。

ちなみに、札幌に来る数日前に、

近所のスーパーで偶然、殻のままのウニが売っているのを発見し、

試しに購入して、嫁が解体して刺し身を作ったんですが、

初めてということもあってものすごく時間がかかりました。

ちなみに、そのものすごく時間をかけて作ったウニは

大して美味しくありませんでした(笑)

ウニの解体作業は、多分慣れてもそうそう早くできるもんじゃない気がしてまして、

ウニが高いのは材料代もさることながら、

解体して中身を取り出す手間がかかるからなのかなとか思った次第。

そんな体験も手伝って、

この大量のウニの有難味が増しました。

そして活イカの踊り食い。

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右に乗っている胴体部分はまだ動いてます。

こんな透明なイカを食べるのなんて、

新宿のイカセンター以来なわけですが、

果たして本場の味は!?

ところが食べてみたところ、

意外と味がしないというか旨味が無かったです。

うーん、これは季節が悪かったのか、

この個体が悪かったのか、私の味覚が悪いのか。

イカに関してはもうちょっと研究が必要そうです。

続いて毛ガニ!

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嫁はタラバよりもズワイよりも毛ガニ一択!という人なので、

ここでも当然毛ガニになります。

やっぱりね、ミソが美味いからね。

これは普通でした。東京で食べるのと変わらないかな。

そしてお刺身の盛り合わせ。

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元々はこれが、この店を選んだ理由でした。

以前、嫁が出張で例の会社に打ち合わせに来た際に、

このお店(店舗は別だけど)に連れてきて頂いたことがあり、

その際、

「盛り合わせのお刺身が多すぎて食べきれなかった」

という言語道断の台詞を吐きやがったので、

「刺し身なんていくらでも食えるだろ!」

という私の持論を展開するためにここに来たのです。

ホッケやニシンの刺し身があるのが、

北海道ならではと言ったところでしょうか。

どのお刺身も新鮮でぷりっぷりだったのですが、

正直なところ、旨味という意味では今ひとつでした。

海老は美味かったですが。

サーモンは花まるで食べた時しらずの方が美味しかったなぁ。

カニミソに惹かれて、毛ガニの甲羅揚げも頼んじゃいました。

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これが今回唯一のちゃんと調理された食物じゃないかな。

ナマモノばっかり食べてたので何だか新鮮でした。

そして生牡蠣。

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実は私、生牡蠣はあまり好きじゃないんです。

刺し身系が好きな私ですが、生牡蠣だけは生臭さが嫌であまり食べません。

でもここの生牡蠣は美味しく食べられました。

鮮度の問題なのかしら。

そして焼き牡蠣

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やっぱり個人的には牡蠣は火が通ってる方が好みです。

おいすたー。

せっかくなのでぶどう海老とぼたん海老の食べ比べも。

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これは美味しかったです!

どっちも美味しかった。

ミソはボタンエビの方がしっかりとした味で美味しかったです。

ここでさらに、先ほどの100gのウニをお替わり!

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別にさっきのと内容は変わらないので写真は不要かと思いましたが、

せっかくなので記念に。

これでウニだけで8,400円也。アホですな。

でも後悔はしていない!

合計200gのウニを食べて満足しました。

と言っても、おそらく私が130g、嫁が70gくらいだと思いますが。

ご飯無しなら、いくらでも喰えると思っていた海鮮ですが、

今回一つ分かったことがあります。

海鮮をずっと喰っていると

塩分の摂り過ぎで気持ち悪くなります(笑)

何を食べるにもほぼ醤油を付けますし、

ウニは塩水に浸かってますし、

何かちょっと食事中に動悸が激しくなった気が。

というわけで、お腹の物理的な限界はまだだったのですが、

肉体的精神的な限界が来てしまい、

不本意ながらお店を後にすることにしました。

帰り道の途中で、可能であれば

お薦めしてもらった「ラーメン空」に寄ろうかと思い、

狸小路商店街をちょっとぶらついて小腹を空かせます。

何か帰ってからニュースを見たら、7/13(日)にこの狸小路近辺で

刃物を持ったメダパニ女性がバーサクしてたそうで、

そういうドキドキは要らないんで本当勘弁してください。

さて、狸様にお参り。

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触る部位に依ってご利益が違うそうで、

頭を触ると知恵を授かるらしいので頭をなでなで。

俺に知恵を!知恵さえあれば健康も金もなんとかなる気がする!

強欲ですね。

おみくじも引きました。

「病 長引けど治る」

やった!この忌々しい病気もいつか治るのね。

どんな病気かはこの日の夜に明らかになります。

さて、ちょっと商店街をぶらついた程度では、

この塩分アタックが収まるわけもなく、

ラーメン屋は諦めることにしました。

ああ、俺も大人になってしまった。

でも一応お店の前を通って行こうということで、

グーグル先生に導いてもらい、

店前を通ってみたところ店内ガラガラ。

おかしいな、人気店って聞いてたのに、

この時間(19時半くらい)に客が居ないとは。

そのまま徒歩でホテル方面へ向かい、

途中で時計台を発見!

せっかくだから記念撮影しておきました。

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何この人、怖い。

そのままホテルに戻り、

何も喰えない=もうすることが無い状態。

何だかこのホテル、映画見放題プランらしく、

嫁が「ルパン三世 アルカトラズコネクション」を流し始め、

全部見てしまいましたとさ。

明日は早朝から寿司を喰いに行かないといけないので、

もう寝るかーってテンションなんですが、

ここで私の病気が問題になります。

実は最近、逆流性食道炎らしき症状が悪化してきているんです。

ここで逆流性食道炎について軽く語らせて頂きますと、

食べたものは食道を通ってから胃に送り込まれるんですね。

食道と胃の間には「噴門」という門番がおりまして、

食道から食べ物が来た時にはこの門番が食べ物を胃に通してやります。

胃は食べ物が送り込まれると胃酸を出しながら、

もっちゃもっちゃと動きながら消化活動をします。

この時に、噴門さんが頑張っているので、

胃の内容物が食道側に出ることは無いんです普通。

で、加齢やら暴飲暴食やらでこの噴門さんが

バカになってしまうことがあるんです。

そうすると、胃が消化活動を始めると、

胃酸まみれの食物が食道に逆流してきてしまい、

食道が荒れて炎症を起こします。

これが逆流性食道炎ってやつです。

これにかかると、食べてすぐ横になるなんて真似はできません。

平気で喉元まで逆流してきます。

で、話を戻しますが、私、最近は夜にちょっと食べ過ぎると、

逆流が酷くて寝られないことばしばしば。

胃にものが入ってる状態で横になると漏れなく逆流しますからね。

一応胃酸を抑える薬とかはもらってるんですが、

胃酸は抑えられても逆流自体は防げないっぽいので、

あとは自力で頑張るしかありません。

もうこの旅行中はこうなることを覚悟してきてるので大丈夫です。

人間、突発的な出来事には弱いですが、

覚悟してあれば大抵のことには耐えられます。

試しに横になってみたらやっぱり逆流の気配がビンビンするので、

こちらも対抗策を講じます。

ベッドの頭側に掛け布団やら枕やらを押し込んで、

上体を起こしたまま寝られる環境を作ります。

ふはははは。いつまでも人類がやられっぱなしだと思うなよ!

これが俺のレジスタンス!

とか言ってないでさっさと寝ます。