よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

夕張メロンオーケストラ ~ようやく開幕~

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6時過ぎくらいに起床。

今日も朝一でシャワーを浴びます。

正直、ちょっと海鮮も飽きてきたので、

そろそろラーメンでも喰おうかと思い、

昨夜の内に、朝からやっているラーメン屋を探していたのでした。

しかしまあ、朝からやっているラーメン屋って

そうそう無くて、探すのに苦労しました。

夕張に塩ラーメンやさんもあるそうですが、

それまでは待てないので札幌のどこかに行くことにします。

そこで候補に上がったのが「味の蔵」。

食べログやらを見る限りでは24時間営業らしい。

でも肝心のラーメンは博多ラーメン説があるのですが、

北海道ならではの工夫もしてるような気がしないでもないので、

っていうか背に腹は代えられないので、

もうこの店に行くことにします。

朝っぱらからすすきのに向かいます。

このお店はすすきの駅のすぐ近くにあります。

またスマホでグーグルマップ先生の

お世話になりながらお店を探すわけですが、

スマホがなかったら旅行とかできないんじゃないかと思う今日この頃。

便利な時代になったものやで。

もうグーグル先生には身も心も捧げてしまって良いです。

そんなグーグル先生のおかげで

「味の蔵」が見つかったわけですが、

なぜか店が閉まってます。

「これはどういうことだ?」

古畑任三郎風に手がかりを探してみると、

「7~11時は中休む」の張り紙。

だ、騙したな・・・!

書いてあった・・・!

ネットには・・・24時間営業と・・・!

ぐぅぉぉぉぉぉおおお・・・!

とかカイジの真似しててもしょうがないので、

近場で開いてる店を探すことにします。

パッと見で開いてる店

マクドナルド

ココイチ

・すしざんまい

( ´_ゝ`)

じゃあもうすしざんまいで良いよ。

ココイチに入りかけたものの、

北海道限定メニューとか無さそうだったので、

ここまで来たら札幌グルメツアーは海鮮で締めてやる!

ってことですしざんまい。

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こんなん喰ってきました。

マグロが結構美味しい。

マグロが良いわー。

北海道関係ない気もするけどね!

時間もあまり無いのでホテルへの帰りもタクシー使っちゃいます。

ああ、タクシー代がバカにならない。

海鮮を食べるだけ食べて、

これで札幌を後にするという思いが

私の胸中にあったからなのか分かりませんが、

タクシーを降りる時に運転手さんに

「ご馳走様でした。」

と言ってしまい、降りてから嫁に爆笑されました。

何かちょっとトリップしてたかな。

さっさとホテルに戻り、

荷物を片付けてチェックアウトの準備をします。

ここのホテルは機械にキーカードを差し込むだけで

チェックアウトができるお手軽仕様で、

本当にチェックアウトが簡単でした。

このシステムは良いなぁ。

宿泊客は中国人だらけだけど。

札幌駅のホームに着くと、

先生御夫婦もいらっしゃいました。

まずは札幌から急行(だったかな)で

南千歳へ向かいます。

椅子に座るとすぐに意識を失ってしまう私は

移動中のことをあまり覚えてませんが、

気付いたら南千歳に着いてました。

南千歳で乗り換え、

新夕張駅に向かいます。

この辺りから急に景色が牧歌的になってきます。

いや、牧歌的というのも生ぬるい

大自然って感じになってきます。

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ついさっきまでビルとかいっぱいあったのに、

どうなってんの!

ここも鉄塔とか立ってますけどね。

写真が微妙に曇っているのは、

空がどんよりしているからではなくて、

きったない車窓越しに撮っているからです(笑)

ここからの電車が、とにかく暑い!

エアコンが息してない。

そして車内にまで大自然の香りが充満してきます。

うーん、動物園の香り。

姿こそ見えないものの、動物の香りを間近で

満喫できて得した気分だね!

なんてことは思わないわけですが、

鈍行列車は大自然の中をひた走ります。

マジで線路横がちょっとした崖になっていたり、

山の中を走っているようなこの列車に乗っていると、

ここに線路を引いた方々の苦労は如何ばかりであったかと

頭が下がる思いです。

鉄道関係者の方々へ思いを馳せていると、

新夕張駅に着きました。

暑いー。

ここでさらに乗り換えて夕張駅を目指します。

先ほどの教訓を踏まえて、

乗り換え後の列車では窓を開けて涼むことにします。

列車内には、私達を含めて乗客が10人くらいでしょうか。

これを多いと見るか少ないと見るかは難しいところです。

同じ北海道にいながら、

もはや海鮮とは無縁の雰囲気を感じつつ夕張に到着。

駅のすぐそばに屋台村(が正式名称なのかは知らない)があって、

色んな飲食店が集まってる場所があります。

イカラな言い方だと「ふーどこーと」的な感じじゃて。

あちこちに「夕張名物 カレーそば」ののぼりが立ってるんですが、

カレーそばが名物とか聞いたことありません。

あとで先生のご主人に聞いたところ

「今、名物にしようと頑張ってるみたいですよ」

とのこと。

この言葉からは、「今は名物じゃない」という真意が

汲み取れるわけですが、

そもそも、名物なんて誰が決めて、

どの時点で名物と認定されるのか分からないので、

言い張ったもん勝ちですね。

みんな!夕張名物はカレーそばだよ!

駅から、私達が泊まる「ホテル シューパロ」は、

徒歩10分くらいってところです。

とりあえず徒歩で向かってみましたが、

結構上り下りが多くて、

旅行バッグを持ちながらだと意外としんどいのー。

すみません。ちょっと自重が重いもんで。

しかしまあ、右を見ても左を見ても山、山です。

途中に川もあったりします。

すごーい。こんなに山に囲まれたのって初めてかも知れません。

そして事あるごとに

「熊出るのかなぁ」

とか思ってしまう私。

駅前のホテル、マウントレースイの裏手には

スキー場があるのですが、

真夏の今は当然雪など無いわけでして、

緑が眩しい芝生の坂になってます。

あの坂を熊が登ってたりしないかぁと、

ついつい見てしまいます。

この癖は最終日まで続きました。

ちなみに私、川や海を見ると、

「河童とか出ないかな」

「恐竜とか出ないかな」

と思って水面に見入ってしまう癖も持ちあわせてます。

道中、右手に中学校の校舎がありました。

中がやけに荒れてるなぁと思ったら、

だいぶ前に廃校になったようです。

でも窓からは色んなものが見えました。

美術室と思われる部屋には、彫像のようなものがあったり、

文化祭ででも使ったのか、プラカードのようなものがいっぱいあったり。

なんか、夢の跡って感じで物悲しくなりますね。

「幽霊出ないかな」

と舐めるように校舎を見てしまう私。

ちなみにまだ真っ昼間です。

もうちょっと歩いて行くと、

今度は小学校(廃校)もありました。

しかし、今度はちょっと勝手が違います。

入り口には「カレーライス」「サンドイッチ」等の

食べ物が書かれたのぼりがはためいていて、

どうやら中で食堂(?)をやっている模様。

しかし、ぱっと見何だか入っていってはいけない雰囲気を漂わせています。

どこが入り口なのかもよく分かりませんでした。

ちょっと興味はあったんですが、

ここには最後まで入れませんでした。

来年はチャレンジしてみようかしら。

さらに進んでいくと、左手に「楽器・音楽ソフト」等と書かれた店を発見。

この店で一体どんな楽器を売っているのか。

気になって遠目から見てたんですが、

楽器はさっぱり見えませんでした。

うーん、ここも気になる。

そんなこんなでホテルシューパロに到着。

灼熱の太陽に照らされながら

荷物を押してた私は汗だくです。

ロビーの椅子に腰掛け一休憩。

ふう、やれやれ。

もう参加者の方々が何名か到着されていて

盛り上がってました。

結構年配な方が多い印象でしたが、

とにかくみなさん元気です。

人間ってこの歳でもこんなにエネルギーあるのかと思うくらい。

いや、むしろこれくらいエネルギーがある人しか

参加してないんでしょうねきっと。

夕張メロンオーケストラの音楽監督である

菊地俊一先生ご夫妻ももういらっしゃってました。

簡単ながらご挨拶を済ませ、名札をゲット。

初対面の方も多いので、名札を付けて

名前を知ってもらおうという意図なんでしょうね。

タイムスケジュールによると、

この後でパート分けや、

コンミスパートリーダー決めがあるとのこと。

んー?パート分けだとぅ?

俺1stしか練習してないから、

ここで唐突に「2ndやってね」とか言われても無理だかんね!

と戦々恐々としながらその時を待ちます。

程なくして、練習場(大きな宴会の間)に入れるようになり、

とりあえずそちらへ移動。

うわぁ、練習場が広いーーー。

2団体くらい入れそうな広さ。

リピーターの皆さんの指示の下、

椅子やら譜面台やらをてきぱきと配置していきます。

ある程度配置が終わったところで、

自分の席を確保します。

「イエーイ、1stの4プル表ゲットー!

 俺もうここから動かないー!」

なんて口には出して言いませんが、

心の中はそんな感じです。

これで1stから動かされることはあるまい。

あと、あんまり前のプルトだと愛で鼓動が早くなっちゃうので

新参者らしく4プルあたりに座っておくのが吉というものです。

しかしまあ、このヴァイオリン勢が困ったもので、

みんな後ろのプルトから座っていくの(笑)

1~2プルが無人という状態で菊地先生をお迎えしてしまいました。

けしからん!ちゃんと前のプルトに座らないと駄目ですよ!

俺は行かないけど。

何だかんだで、ベテランの女性が

コンミスを務めることとなり一安心。

で、結局2プルが空いたままだったので、

皆で1個ずつ前に詰めることになりましたとさ。

なので私は3プル表です。

ちなみに裏はフレンチランチでご一緒した、

教室のお仲間のAさん。

Aさんはキャリアが長くて、

オケ慣れしてらっしゃるので、

一緒に弾いて頂けると安心です。

実は私、フルオケでクラッシックの曲を演奏するのは

これが初めてなんです。

(ちょこちょこ足りないパートもあったので、

 これをフルオケと呼んで良いのか分かりませんが、

 フルオケと呼ばせてください。

今までオケではゲーム音楽ばっかりやってきた若輩者です。

とりあえず感想は、

「未完成」かっけえーってことです。

X JAPANArt of Lifeの某ギターソロは、

未完成から来てたんだなぁと今更ながら思いました。

いや、この練習時じゃなくて、

家で未完成を聴いてる時に気付いたんですけどね。

練習の細かい内容は割愛しますが、

とにかく

・他パートの音を聴けていない

・その時その時の自分の役割が分かっていない

を痛感すること頻り。

菊地先生に何度も「合奏なんだからね」と諭され、

もう本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

そして、事前に渡されていた楽譜の他に、

アンコールを一曲と、ヴィヴァルディの夏を

やるというではありませんか!

ヴィヴァルディの方は、

各パートから3~4人ずつくらい

希望者を募る形で。

ヴィヴァルディは弾きたいけど、

今まで弾いたこと無いし、

譜読み早い方じゃないから今譜面渡されてもなぁ、

しかも1stは3人かー、

緊張感あるわー、

とか葛藤していたら、

1stの2名が早々に決定。

「あと一人、どなたかやりませんか?」

コンミス様がきょろきょろしていた際に

目が合ってしまい、

声をかけられ、結局

「やります」

と言ってしまうのでした。

ああ、迷ってる時に

目の前に餌をつるされると我慢できない!

回転寿司の時に勢いでつい皿を取ってしまうのと

同じ心理状態と言えます。

ここからはもう、

「ヴィヴァルディを何とかしなきゃ」

っていう思いでいっぱいでした。

だってこれ、2日後には客前で弾くんですよ!

あれ?客前で弾くの?本当に?

って自問自答しちゃうくらい軽くパニックです。

本当に、後から辞退しようかと思ったくらい(笑)

そして16時におやつタイム。

ロビー横のレストランチックなところで

コーヒーとメロンが振る舞われます。

見て見て見て見て。

おやつは夕張メロン半玉です。

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こんな豪華なおやつはそうそう無いですよ。

しかもこのメロン、とっても甘くてジューシー。

普段食べるくらいの量(6分の1カットくらい?)だと、

あっという間に食べ終わってしまって

物足りないですが、

さすがに半玉食べると結構満足します(笑)

お腹いっぱいになるってわけじゃないですよ。

精神的な充足ってやつです。

本当に、もう食べるところ無いっていうくらい削って食べました。

これが夕張メロンオーケストラの醍醐味って奴ですよ。

夕張メロンとオーケストラを楽しみましょうっていう企画ですからね。

おやつが終わったら練習に戻ります。

Spanish Songs & Dancesが想像以上に速くてびっくり。

このスピードで弾くにはもうちょっとちゃんと練習しないと無理だわ。

と思いつつ、ヴィヴァルディでいっぱいいっぱいなの。

この曲はもう合奏練習中に何とかするしかない。

ごめんよスペイン。頑張れスペイン。

君ならきっと大丈夫だよ。オ・レ!

とりあえず練習終了して、ようやく自室へ向かいます。

このタイミングで皆さんが自室へ向かうため、

エレベーターが超絶混雑。

「よーし、こうなったら階段で5階まで行っちゃうぞー」

ということで、旅行バッグ(約25Kg)を抱えて5階まで駆け上がりました。

嘘です。ちょっと誇張しました。

1階毎に休憩入れました。

し、しんどい。死んじゃう。

ベッドに横になり一休憩。

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自室ではこんなんです。

もうこのまま寝てしまいたかったですが、

そういう訳にもいきません。

ちょっとタブレットを取り出し、

ヴィヴァルディ「夏」の原曲を聴いて見ます。

速いー。いやーん。

とりあえず大体分かったので、

夕食を食べに2階へ降ります。

夕食は、必殺バイキング形式です。

食い過ぎちゃうからこういうのやめて欲しいです。

嘘です。大好きです。

ず、ずっと前から好きでした!っていうくらい。

サーモンの刺身が喰い放題で

テンション上がっちゃう安い私。

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野菜もちゃんと食べてる、はず。

でも今日のメインはやっぱりこれでしょう。

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夕張メロン喰い放題!

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とりあえず一玉分くらいは喰ったかな。

いや、ご飯も食べてるし、

ちょっと前に半玉食べるし、

これくらいで勘弁してください。

誰に許しを乞うてるのか分かりませんが。

夕食を食べたら、そのまま流れるように二次会が始まります。

が、ヴィヴァルディを練習しないとマジでやばいので、

部屋に戻り楽器と譜面を持って練習場の方へ向かいます。

譜面を見ながらとにかくゆっくり音をさらっていくわけですが、

何か妙に長いなぁとか思ったら、これ全楽章なのね。

今年、日光で冬を弾いた時は一楽章だけだったんで、

今回も何となくそのイメージで居たんですが、

ああ、そうですか。全楽章ですか。

なるほどねー。

うんうん。

とか言ってても上手くならないので練習するしかありません。

ちなみにこの二次会では、

皆さんが初見大会でアンサンブルしたり、

密かに温めてきた曲を披露したり、

生演奏を聴きながらお酒を飲めるのが醍醐味です。

私がヴィヴァルディを練習してる間も、

練習場の片隅ではホルンの皆様が曲を練習していたり、

練習場の外から弦楽アンサンブルが聞こえたり、

とにかく音楽に事欠きません。

1時間くらい練習した頃でしょうか、

Aさんが私を呼びにきました。

A「シューベルト弾いて欲しいみたいですよ。」

正直、何の話かさっぱり分からなかったのですが、

練習場の扉一枚挟んだ向こう側で、

お遊びで弦楽四重奏をやっているみたいで、

そこに2ndで入って欲しいとのこと。

Violaは先生が弾いてらっしゃる。

その場で譜面を渡され、

当たり前みたいに

「よろしくお願いします^^」

とか言われても、初見はマジで勘弁して!

っていうか、ヴィヴァルディ練習させて!

なんて万感渦巻く私の胸中ですが、

とりあえず弾かせて頂くことにしました。

        *'``・* 。

        |     `*。

       ,。∩      *    もうどうにでもな~れ

      + (´・ω・`) *。+゚

      `*。 ヽ、  つ *゚*

       `・+。*・' ゚⊃ +゚

       ☆   ∪~ 。*゚

        `・+。*・ ゚

最初の方こそなんとか弾けてましたが、

途中で転調に気付かなかったり、

臨時記号の♭がいっぱい現れてパニクったりと大混乱でした。

先生に「ちょっと(音が)低い。」等、何回か指摘されましたが、

こっちはそれどころじゃないんですYO!

(でも今後も指摘はお願いします)

臨時記号なんてこの世から無くなってしまえば良いのに!

こういうのを初見でさらっと弾ける人って尊敬しますホント。

いつまで経っても初見力が上がりません。

とりあえず演奏終了。

すみませんすみません。

足引っ張りまくってすみません。

でも弾くと何だかんだで楽しいので、

機会があれば呼んでください。

その場では快く引き受けますので。

後でブログで文句書いてるかも知れませんが。

再び練習場に戻り、

ヴィヴァルディ再開。

その間、嫁がチェロの参加者の方と

長いこと話し込んでました。

後で聞いた話によると、

「あの面白い頭の方がご主人なのねー」

とか言われてたそうです(笑)

北海道に来る前日に剃ってきた甲斐があったというものです。

22時くらいだったでしょうか。

とりあえず練習をやめて

二次会の本会場に顔を出してみました。

皆さんすっかり出来上がっていて、

各所で盛り上がってました。

そしてAさんが急遽初見アンサンブルに参加するとのこと。

なるほどー。こうやってここで演奏するのね。

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Aさん、中々難しげな曲を初見で頑張って弾いてらっしゃいました。

すごいなー。これがキャリアの差なのか。

とか思っても、もう自分もヴァイオリン10年目。

しかも、ヴァイオリン弾く前にはピアノ歴もあったりするわけでして、

もっと楽譜読めないとまずい!

何かが足りない気がする。何かが……。

ちょっと札幌での暴食で消化器をやられているので、

今日はお酒もそこそこに早めに切り上げることにしました。

明日から本気出す。