今年の夏休みは、うどん県へ行こうと前から決めていたのですよ。
ネット上等でも、とにかく香川はうどんが美味い、
うどんが安くて美味すぎるせいでマックが潰れてうどん屋になる
なんて噂がまことしやかに流れているので、
どれだけ美味いのか確認しに行ってやろうという魂胆です。
というわけで、今回の旅行のメインはうどんです。
うどんを食べるために香川に行きます。
でっかい旅行バッグを転がしながら東京駅へ向かいます。
今回は東京駅から新幹線で岡山へ、
岡山からマリンライナーで高松へ、という経路です。
まずは東京駅で弁当を買います。
私は牛タンを見ると食べずにはいられないという脳の病気に罹っているので、
迷わず牛タン弁当を選びます。
嫁はウナギ弁当。
新幹線に乗って早速食べてみたわけですが、
うん、美味い!ウナギ弁当美味いわー。
牛タン弁当美味くないわー。
こういう経験をしても次にまた牛タン弁当を買ってしまうから病気なんです。
一眠りしたらあっという間に岡山です。
電車を乗り換えます。
乗り換えついでにちょっと売店へ。
岡山名物と言えば?
個人的にはゆべしもちなんですが(by桃鉄)
ここはやはりきびだんご。
きびだんごの振りしたきび田楽なるものを買ってみました。
食べ始めてから写真撮ったのでこのざまです。
マリンライナーで四国へ向かいます。
瀬戸大橋通過中。
あっという間に高松です。
駅を降りるなりこれですよ。
さぬきうどん駅って書いてあるんですよ。
「うどん県 それだけじゃない香川県」なんて言いながらも
うどんを前面に押し出してくるこの姿勢は嫌いじゃないです。
駅構内はこんな感じです。
なんていうか、思った以上にちゃんとした駅!
構内にうどん屋が所狭しと並んでるじゃなかったのか!(妄想)
駅から出ると、結構こざっぱりとしてます。
中央正面の大きな建物が私達が泊まるホテルです。
ホテル周辺には水が張り巡らされていてます。
実は魚も泳いでます。写真の下の方にいるオレンジ色のがそれです。
ホテルのロビーでは写真は撮りませんでしたが、
大きくて立派でしたよ。
フロントの方々も丁寧でした。
スラッとした女性従業員が
「お荷物を運びします」
と言ってくれるのが、いつも申し訳なく思ってしまいます。
でも、荷物を運ぶのも彼女らの仕事なんだと思うので、
仕事を無くしてはいけないと思いお願いするという
無駄な葛藤を心中で毎回繰り広げております。
案内されて自分たちの部屋へ向かいます。
部屋からの展望はこんな感じです。
見晴らし良いです。
海側が見えなかったのはちょっと残念。
部屋で荷物を整理したり、今後の予定を確認したりしつつ、
ひと休憩。
次にするべきことは、レンタカーを借りることです。
ハイブリッドカーを運転したのは初めてだったんですが、
スーッと動く感じが何だか楽しいですね。
いわゆる車好きの方からすると、
加速が弱いとか感じるのかも知れませんが、
個人的には面白かったです。
そして、晩御飯までそんなに時間も無いので、
車でどこに行くわけでもなく、
ホテルの駐車場に帰ります。
車を置いて、ホテル周辺を探索。
すぐ近くに玉藻公園という公園があり、
公園の名を冠しているものの、その実は高松城跡です。
とりあえず晩御飯までこの公園をぶらつくことにします。
これが公園入り口です。
旅行バッグを持ったおじさまが仁王立ちしてます。
何をしているんだろう。
とりあえず我々も中に入ります。
中は手入れされた(と思われる)立派な松やら何やらが
たくさん生えていて、これぞ日本庭園って感じがします。
とにかく松です。
でも油断していると
急にソテツが出てきて南国気分になります。
ソテツの横には旧日本家屋が!
ちょっと回り込んで撮ってみました。
江戸時代には、偉い人たちがここに住んでたとか何とか
ガイドのおっちゃんに後で説明されましたが、あまり覚えてません。
園内のところどころには、こういった門があり
一応の区切りをしています。
こういうのを見ると、やはりここが城内だったことが窺えますね。
ちょっとした休憩小屋のようなものも。
昔の人たちはここで茶飲み話でもしてたんでしょうか。
また、道の脇には石灯籠が立ってるんですが
でかい!
巨人が住んでたのかってくらいでかいです。
江戸時代の人々が、こんなでかい石灯籠をどうやって作っていたのか。
私が江戸時代を舐めすぎなだけかも知れませんが。
園内には石垣もあるのですが
石もでかい!
よくこんなもの運んで積んだなと思います。
そしてやはりお城と言えばお堀です。
ここにもあります。
なんか、お城のお堀の水って淀んでいるイメージなんですが、
ここは透明度が高かったです。
何とここは海につながっていて、海水なんですって。
なのでここには鯉ではなく鯛が泳いでます。
鯛の餌も売っていて、餌やりを楽しむこともできます。
壁際に集まってくる鯛達。
釣りたい。
鯛じゃないのも混ざってるかも知れませんが
よく分かりません。
そして、舟に乗った人たちも餌をあげているらしく
多数の鯛を引き連れながら進んでいきます。
何か格好良かったです。
こちらは鞘橋(さやばし)です。
城へと続く唯一の道で、攻め込まれた際には
この橋を落としてしまえば敵が城に侵入することは防げるそうです。
その後はやはり籠城戦になるんでしょうか。
鞘橋を渡り、少し歩くと展望台があります。
展望台と言ってもそれほど高くはなく、
現存している城の足場を流用している感じです。
展望台からの眺めはこんな感じです。
すぐ向こうは海です。
パノラマで撮ってみました。
やや右の方の水中にオレンジ色の魚が見えますが、
あれは鯛じゃないような気がしますね。
この写真だとよく分かりませんが、
水中の居る魚の魚影も結構はっきり見えるくらい
透明度が高かったです。
展望台には、ボランティアのガイドのおっちゃんが居て、
目があったが最後、ものすごく話しかけられました。
20分前後話しこまれた気がしますが、
聞いていて退屈はしなかったです。
しかも、話を聞いていると、この高松城や、
私達が今回行こうとしている栗林公園が
私の出身高校と若干の関係があるそうで、
何だか不思議な縁を感じました。
一頻り玉藻公園を楽しんだ後で、
夕食のお店へと向かいます。
今日の夜はもう予約してあるんですよ。
玉藻公園から徒歩15分程度だったので歩いていきます。
本日の晩御飯は、「瀬戸内鮮魚料理店」で頂きます。
お店の食べ物全てが瀬戸内で採れたものってわけでもないんでしょうが、
地元の食材を食べさせてくれそうな名前でしょ!
お通しのメザシ。
これはまあ普通。
私はメザシの美味しい不味いとか分かりません。
本日の鮮魚盛り合わせ。
これうまーーーい。
特にサワラとカンパチが美味しいです。
写真右端がカンパチなんですが、
普通の刺し身に加えて、その手前におそらくハラミの刺し身が添えられてます。
このハラミが絶品でした。
意外と固いというか、ゴムのような弾力なんですが、
一噛みするごとに甘い脂が溶け出てきます。
今までで食べたカンパチの中で一番美味しかったです。
サワラは軽く炙られてたたきになっており、
それを特製の塩ダレでいただきます。
この塩ダレがまた美味しいんです。
でも、この塩ダレ、どっかで味わったことがあるような……。
うーん、思い出せない。
次にイカのトビコ和え的なものを食べました。
こちらもイカに甘みがあって美味しかったです。
次に天ぷら盛り合わせです。
天ぷらはやっぱりなんだかんだでエビが美味しいです。
このエビが地物なのかは分かりませんが。
お次は、鯛のウニ焼きです。
焼かれた鯛の切り身の上にウニが乗っており、
このウニも炙られています。
今までに食べたことがない不思議な味がしましたが、
これも美味しかったです。
最前のお刺身盛り合わせの
カンパチとサワラが忘れられなかったので、
単品で追加注文しちゃいました。
こちらがサワラ。
こっちがカンパチ。
手前のが例のハラミなんですが、
2切れしかありません!
これなら盛り合わせを頼んだ方が良かったじゃん!(盛り合わせには3切れあった)
と絶叫寸前でしたがすんでのところで留まりました。
でも美味しかったから良しとします。
こんな鮮魚をいただきながら、
日本酒を飲んでいたのですが、
正直私は日本酒の味とかよく分からないので
そこには言及しないことにします。
まだ満腹ではないのですが、
この辺で終わりにしておきます。
何故かと言うと、まだ次があるからですよ!
お店を出て、ちょっと歩いたところに
一鶴というお店があり、
鶏のもも焼きをテイクアウトできるんです。
おやとひなを1つずつ購入し、ホテルで食べることにします。
こんな感じ。
おやは肉が固いけど、すごく味が濃厚。
ひなは肉が柔らかくてジューシーだけど、味はやや淡白。
個人的にはおやが好きです。
ちなみに、新宿に「釜焼鳥本舗」という店がありまして、
この店も香川料理を出しており、このおやひなのもも焼きがあるんですよ。
個人的には、新宿のおやの方が美味しかったです(笑)
香川まで来ておいて身も蓋もないですが、
これが本音なので仕方ありません。
あくまで個人的な意見なのであしからず。
というわけで、今日はうどんを食べてませんが、
本番は明日です。
明日からは炭水化物の嵐なので、
今日はちょっと炭水化物を少なめに。
一応ダイエット中なもんで。