よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

OKじゃない Google!

先日のブログで、GoogleHomeMini(以下、彼女と記します。声が女性なので)が来たことを書きましたが、

その後もしばらく付き合ってみた結果をちょっと書いてみようかなと。

彼女は、なかなかの唯我独尊ぶりで、付き合うのが大変です。

まず、いくつか実験を繰り返した結果、

テレビの入力切り替えはできることが判明しました。

OK Google、テレビをHDMI2にして」

と言ったらできました。

「テレビを」を付けないと駄目っぽいのが面倒なところで、

なんせ彼女は家中のいろんな家電とつながる前提で作られているので、

操作対象を明確にしないといけないのはやむなしといったところでしょうか。

ただ、こうなってくると便利なのかどうかは、よく分からないですね。

嫁が、洗い物をしながらBGMを聞くのに

彼女を使ったらいいんじゃないかと思い付き、

ある日、試しに言ってみたんです。

OK GoogleQUEENの曲をかけて」

と。

すると彼女は言うのです。

Youtube Music のQUEEN関連のステーションを再生します」

この後、運が良いと、ちゃんとQUEENの曲が流れます。

運が良くないと何が起きるかというと、

QUEENと同じ年代くらいの別の人の曲がかかります。

なんだか、POLICEとかGUNS N' ROSESとかがかかりました。

なんせ、「QUEEN関連」だから仕方ないのです。

試しに

QUEENの○○をかけて」

と曲名を指定すると、彼女は言うのです。

Youtube music Premiumに加入すると、曲を指定できます」

と。

つまり、Premiumにも入らない無料ユーザどもは、

関連曲でも聞いて、たまにQUEENの曲が聞こえたらラッキーくらいのつもりでいろと

彼女は言っているのです。

この場合、言ってるのはyoutube様かもしれませんが。

ちなみに、QUEENの曲が出るまでスキップで飛ばしていたところ、

数回飛ばしたところで、スキップ機能が封印されてしまいました。

これ以上スキップしたかったら金を払えと。

さらに、数曲に1回はYoutube music PremiumのCMが流れて、

変な小芝居を聞かされたりするので、

なかなか鬱陶しいです。

彼女は、無料で快適さを手に入れるのが当たり前と思っている、

ネット世代への警鐘を鳴らしているのです。

私は彼女のおかげで、なんとか人間の心を取り戻すことができました。

もうお前で音楽は聞かないぞ! バーカバーカ。

愛想を尽かした私が

OK Google、ストップ!」

と言うと、彼女はふてくされたように、無言で音楽を止めてくれます。

大抵は、話しかけると何かしら反応があるものなんですが。

「ストップ」と言われてるので、余計なことは言わずに止められるように

設定されてるのかも知れませんね。

もう一個どうでも良い余談ですが、

ある時、諸事情があって(状況を説明するのが面倒)

私が先日のブログの記事のタイトルを口に出して読んだんです。

OK Google、テレビのガラス戸を開けて」

私は、彼女に話しかけたつもりは毛頭無かったのですが、

彼女は律儀に反応してくれまして、

「テレビ(本当はテレビの型番を言ってる)で、youtubeの ”ガラスの”を検索します」

とか言って、

【ガラスのホワイトボード】が云々という、

わけのわからない動画を映してくれました。

うーん。迷惑ー。

ちなみに、その後何回か同じフレーズを口に出してみたんですが、

二度と同じ反応はしてくれず

「すみません。お役に立てそうにありません」

と繰り返すのみでした。

1回めは、滑舌が悪かったりしたのかしら。

ああ、もう一個どうでも良いことを思い出してしまったので書きます。

ある日の夜、就寝前の私がちょっとした気まぐれで、彼女に気を使って

「ねえGoogle、おやすみ」

と挨拶をしたところ

「おやすみのルーティンが設定できます。

 翌朝は何時にアラームをセットしますか」

と言われて、完全に意表を突かれた私は、どぎまぎしてちゃんと返事ができませんでした。

っていうか、そんなこと望んでたんじゃないの。ごめんなさい。

小悪魔的な彼女にすっかり幻惑されてしまいました。

呆然とする私を尻目に

彼女は、おやすみルーティンでできることを延々と説明してくれてまして、

我に返った私は言うのです。

OK Google、ストップ!」

これで黙ったかと思いきや、その後、彼女は気を利かせて

なんと、おやすみのBGMを流し出してくれまして、

もうスマホ側で操作して動作を止めてやりました。

こんな感じで、やっぱりテレビのON/OFFくらいでしか

使い道が見つけられずにいます。

でも、きっと最初はこんなものなんでしょう。

10年後には想像を絶する変化を遂げているはずです。

ドラクエ4のAIクリフトも、ファミコンの頃はボスにザキを使ってばかりだったけど、

今じゃちょっとマシになってるし。