よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

これぞ肩透かしってね

7/20(土)に左肩をMRIを撮りに行きました。

検査は朝9:30からだったんですが、

はりきって早く出たら8:40くらいに病院に着いてしまいました。

受付は2階にあるのですが、当然ながらまだ受付業務は始まっておらず、

1階のロビーのようなところにすでに15人くらいが待ってました。

ほとんどが年配のかたで、やはり整形外科には

年配のかたが多く来るのだなあと、

そして案の定、常連と思われる人達が世間話に花を咲かせておりました。

おじさんが

「食って出すだけじゃ、犬猫と一緒じゃない。

 これが憲法で定められた文化的な生活ですか」

とか何回も繰り返すので、朝から少々イラッとしてしまいました。

同じ話を何回もするのはやめて欲しい。

受付が始まると、待っていた皆さんが、

なんとなく来た順番通りに並び、階段を上り始めます。

私の前には、10歳くらいの、ちょっと色黒の少年が居たのですが、

その少年が気を遣ったのかなんなのか、

私に対して、手で「お先にどうぞ」みたいなジェスチャーをするのです。

しかし、私の記憶では、その少年の方が先に来ていたのは間違いないですし、

何よりも、私がまるで威圧をして順番を譲るよう強要したのではという思いが浮かび、

「少年よ。君の方が先に来ていたではないか。

 子どもらしからぬ気遣いはよしたまえ」

と大正っぽく言いたかったのですが、

とっさにそんなセリフが出るわけもなく、

私もなんとなく手で「いえいえ、お先にどうぞ」

と返してしまう小市民ぶりです。

でも、こんな少年の気遣いにより、

おっさんによってもたらされたイラつきは消えました。

気遣いって偉大ですね。

受付を済ませたら、後は呼ばれるまでGarden Scapesです。

あっという間に時間になり、エレベーターで1階へ。

1階に着くと、クラシカルな音楽が流れています。

そういえば、3日前に来てレントゲンを撮りに1階に来たときも

似たような音楽が流れたいたのを思い出しました。

多分ヴィヴァルディの曲だと思うんですが、

曲名は分からず。ちゃんと聞いたこともない曲ですが、

それでも感じるヴィヴァルディ節でした。

MRIゾーンへ入ると、すぐさま、

荷物を更衣室に置くよう指示されました。

磁気がすごいので、クレカとかスマホとか駄目になっちゃう可能性があるらしく、

それらのものはすべて隔離されます。

荷物を置いて戻ってくると、

改めて注意書きのような紙を渡されます。

スマホを取り上げられてしまったので、

他のすることもなく、

その紙を熟読していると

こんな注意書きを発見してしまいました。

異常発熱の原因となるため以下のものは着用できません。

ヒートテック (それ以外にも書いてあったけど忘れました)

すぐさま私は言いました。

「あ、すみません。ヒートテック着てます」

係員(?)は少し怪訝な表情を浮かべ

「夏用の(多分エアリズム?)なら大丈夫なんですけど」

私は自信たっぷり言い返すのです。

「いえ、ヒートテックを着てます」

「じゃあ脱いできてください」

こんな季節に、なんでヒートテックを着とんねん、と

係員は思ったことでしょう。

私、着心地が良くて、一年中ヒートテック着ちゃうんですよね。

別に、ヒートテックを着ると温かいかどうかはあまり実感もなく、

真夏でもヒートテック

そんな話を去年同僚にしたところ、

「夏はエアリズムを着ろ」

と言われ、購入したんですが、今年はまだ着てませんでした。

7月とはいうものの、雨ばっかりだし、あまり暑くもないしで、

衣替えをしてない的な感じです。

ヒートテックも脱ぎ、いよいよ準備万端です。

MRI室の中から、頻繁にブザー音が聞こえてきたりするのを聞きながら

自分が呼ばれるのを待ちます。

意外と早く呼ばれ、MRI室に入ると、

まずは耳栓を渡されて装着するよう指示されました。

そして、台に横になり、左肩にプロテクターみたいなものを着けられます。

撮影中に左肩が動いてしまわないように

固定するための器具みたいです。

が、私のサイズ的な問題なのか、器具を留める

マジックテープがベリベリとはがれてしまい、

なかなか固定できず、お医者さんが若干苦戦しているように感じました。

最終的にどうしたんだかは分かりませんが、

左肩はしっかりと固定されまして、撮影開始。

私、MRI検査は初めてで、ちょっとドキドキでした。

今、磁力によって私の左肩が輪切りにされているのです。

肩を透視されて、これぞ肩透かしなんて思ってたんですが、

筒状の空間に押し込まれて、何が起きるわけでもないので、

すぐさま退屈になり、土曜の朝から早起きした私は、

ぐっすり眠ってしまいました。

検査時間は20分くらいだったようですが、

気づいたら終わってました。

検査が終わり、再び2階の待合室でGarden Scapes。

こんなゲームやってないで本読みたのにと思いつつ、ついやってしまう、

そんな中毒性があるのです。

っていうか、ハートが尽きたら本読もうとか思ってると、

すぐに「ハート30分 ∞」とか出てきて、やめ時がなくなってしまうのです。

予想に反して、10分くらいですぐに診察に呼ばれ、

検査結果を聞かされます。

ちなみに今日の先生は、3日前の先生とは別の先生でした。

MRIの結果

・腱板に損傷は見られない

・肩の中に水が溜まっていて、

 かなり強い炎症を起こしている

結果としては、

「まあ、いわゆる四十肩ですね」

ええー。

とのことで、本日2回目の肩透かし。

肩を透かして見た結果、肩透かしを食ったわけです。

わざわざ言わなくて良いですね。

ただ、結構痛みがひどくて、

もう動かさなくても痛いことと、

ロキソプロフェンを飲んでも効果がなかった旨を伝えると、

「飲み薬では、炎症を抑えられないんでしょうね。

 直接、肩にステロイド注射を打って炎症を抑えましょう。

 肩を出してください」

と、言われ、そんな注射を打たれると思ってなかった私は、

ちょっとびっくりしてしまいました。

肩に注射って、どこに打つんだろうと思っていると、

腕の付け根、上腕骨頭と身体の間といえば伝わるでしょうか、

そこに3センチくらいずぶりと針を挿し込まれて、

痛いというより、気持ち悪かったです。

凝ってるところに鍼を刺すと、ズーンと響く感じがあると思うんですが、

あれの強化版みたいな感じでした。

「これで炎症が収まれば痛みもなくなるはずなので、

 痛みが無くなったらリハビリをしましょう。

 ただ、もう半年くらい炎症が続いてたんで、

 だいぶ肩周りの組織が固くなってるっぽいので、

 リハビリには半年くらいかかるかもしれませんね」

と言われました。

まあ、痛くないならリハビリなんていくらでもやりますよ。

7/31(水)に、また肩の専門医が診察をするとのことで、

この日は終了。

MRIってお高いんでしょう、って思ってたんですが、

6,000円くらいで済みました。良かった良かった。

会計が終わると

「お大事にー」

とだけ言われたので、

次回の予約をしたい旨を伝えたら、

「診察は予約やってないんですよ」

と言われました。

そういうシステムなんですね。

病院を出たところで、

そういえば今日は待合室にラーメン臭がしなかったなと気づき、

隣のラーメン屋を覗いてみると、

まだ準備中っぽい感じでした。

開店は10:30。時計を見ると10:20。

せっかくだから10分待って、ここで飯を食ってこうかと思いましたが、

嫁も家で待ってるので帰ることにしました。

高田馬場駅まで20分歩きます。

駅に向かう途中、前方から親子(お父さんと息子)がやってきて、

私の2メートル手前くらいのところで、

男の子が石垣の下の方を見ながら言ったです。

「あ、トカゲ!」

言われて私もとっさに、男の子視線の先を見ると、

確かにトカゲっぽい生き物が石垣にへばりついて、

地面を歩いてるアリを目で(顔で?)追ってました。

父「本当だ。トカゲだ。よく見つけたねー」

子「これきっと、トカゲのしっぽ切りだよ!」

父「本当だねえ」

なんて会話が聞こえたんですが、

「これきっと、トカゲのしっぽ切りだよ」

とは、どういうことでしょう。

このセリフって、不祥事を起こした偉い人が、

部下に責任を押し付けて、その部下が辞める、

なんていうさまを見ながら言うセリフじゃないですか。

実際のトカゲを目の当たりにしながら、

「トカゲのしっぽ切りだよ」

とはあまり言わない気がしますね。

それ以前に、石垣にへばりついてるその生き物は

ヤモリだったんですけどね。

「少年よ。その生き物はトカゲではくヤモリというのじゃ」

と、老翁のように言いたかったんですが、

私にそんな社交性はないのでやめました。

でも、夏のある日に、ヤモリという生き物の名前を教えてくれた大男として、

とある少年の記憶に刻まれるのも悪くなかったですね。

家に帰って、嫁に

「結局四十肩って言われたぴょー」

などと言ってるとチャイムが鳴りまして、

出てみると宅急便の方が大量(4つくらい)の

ダンボールを持ってきてました。

その内の1個がやたらでかくて、重くて、

受け取って家の中に置く際に

左肩に激痛が走ったんですが、

配達員の前ではクールにやり過ごして、

ドアを閉めてから、左肩を押さえて悶絶しました。

私のつまらないプライドです。

このやたらでかいダンボール、

中に何が入ってるのかと思いつつも、

すぐに思い当たりました。

先日のプライムデーの時に買ったプロテインでしょうきっと。

やっぱりそうでした。

20190721_protein.jpg

プロテイン11.5kg(30,000円分)です。

返品したChromebookがこれになったわけです。

しかしまあ、左肩が治るまでろくに筋トレできないのに、

こんな大量のプロテイン買っちゃって、

これもまた間が悪いですね。

というか、購入時点で、左肩は筋トレできないほどに痛かったはずなので、

悪いのは間じゃなくて、私の頭の方なのかもしれません。