よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

不惑に至らない不惑

私、今日で40歳になりました。

40ですよ。これはもうなかなかの数字です。

完全におっさんですよ。

これ多分、40歳になった人みんなが言ってるでしょうけど、

私もあえて言いましょう。

四十にして惑わず(迷わずが正しい?)なんて言ったりしますが、

いまだ何も定まっておらず、惑い放題の人生であると。

ひと世代前の40歳って、

もっと大人だったと思うんですけど

どうなんでしょうね。

自分の、精神年齢が高校生くらいの頃から変わってない感がすごいです。

でも、人間の精神年齢ってそんなもんなんですかね。

だとすると、ひと世代前のかたは、みんな早熟だったのかも知れません。

だからといって、今の人間が晩成なのかというとそういうわけでもない気がします。

今は、幼いままでも生きられる社会になったのかも知れません。

今日は、40歳特別記念ということで、

今日1日のことを、いつも以上にだらだらと書きたいと思います。

これぞ、よれよれ日記の醍醐味ですよね!

実は、今日は仕事はお休みなのです。

誕生日だからというわけでもないんですが、

有休を取りました。

取らないと消えちゃうんで。

朝、会社へと発つ嫁と一緒に自分も外に出て、

まずはゴミ出しをします。

嫁がある程度まとめておいてくれたゴミに最終仕上げを施し、

口を結んでゴミ捨て場に持っていくのですが、

結ぶ際に手が滑って、

左腕が少し外側に開いてしまい

左肩に激痛が!

朝いちから、左肩を押さえてうずくまってしまいました。

これは幸先良いですね。

ゴミ出しを終えて、一旦家に戻り、

さて今日という日をどう過ごそうかと思案していたのですが、

嫁から、

「できたら今日も水やりしといて」

という指示をいただいていたので、

せっかくだから、気持ちの良い朝日を浴びながらが良いと思い、

9時頃から水やりを開始することにしました。

いつも、8時半くらいに、私達が会社に出かけようとすると、

近所のご主人が水やりをしてるところに遭遇しまして、

その度に私は、

「この人はもう会社でも重役になっているので

 朝に出勤する必要がないのだ。

 見よ。この悠々自適な水やりぶりを。

 私も早くこういう身分にならねばならぬ」

と自身を叱咤するのですが、

今日は、私も気分だけでも

その悠々自適ぶりを味わおうという算段もありました。

ちなみに、ここで言う水やりとは、

玄関周辺と中庭の草木達に水をやる行為を指します。

まずは、ヒトスジシマカの飛び交う中庭に降り立ち、

蛇口にホースを繋ぎ、

次に、そのホースの先端を持って、

ヒトスジシマカの飛び交う玄関のほうへと回り込みます。

っていうか、まじでうちの周囲、蚊多すぎ。

私は、この水やりという作業は嫌いではなく、

むしろ、夏の日差しの中での水やりは、

子どもの頃の水遊びを彷彿とさせて、

なんだか好きです。

ああもう毎日、会社に行かず、

水やりをしながら心穏やかに暮らしたい。

って、この思考は子どもというよりじじいですかね。

玄関脇には、数週間前から、塀と木の間に豪邸を構えたクモが居まして、

最近は水やりのときに

そいつの巣にも軽く水滴をつけてやってるのですが、

今日も、水をかけようと巣を見た瞬間、

小さな羽虫が巣に突っ込み、

クモが

「うっひょー、ごちそうだぜ!」

とばかりにダッシュで羽虫に喰らいつくという

自然の営みを目撃してしまい、

私は、ホースを放り投げて、スマホを取りに

急いで家の中に取りに戻るのです。

そんで撮った写真がこちら。

無駄にいろんな角度から何内も撮ってます。

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スマホのカメラのピントを手動で合わせる技を身に付けてからは、

こういう写真を撮るのが楽しくて仕方ないのです。

なかなか鮮明に撮れてますよね。

水やりのときに、しょっちゅうシャッターチャンスが訪れるので、

毎回、水やりのときにはスマホを持っていこうかと悩むんですが、

持っていくと何も起こらなかったりするので、

験担ぎ的な意味も込めて、私はスマホを持っていかないのです。

決して忘れてるわけではないのですよ。決して。

さらに水やりを続けておりますと、

お隣の奥さんが家から出てきたので、

不惑の私は爽やかな挨拶を投げかけるのです。

「おはようございます」

すると向こうも笑顔を浮かべて

「暑いですねえ」

と返して来ました。

これ対して

「暑いですねえ」

とオウム返しをする私。

本当であれば

「いえいえ! この程度ではまだ暑くないですよ。

 夏本番はこれからです。

 夏バンザイ!

 あはははは!

 水浴びていきますか?」

と、ダブルバイセップスを決めながら

ホースで水を浴びせてやりたいところですが、

きっと近所の人間関係に良くないことが起きるので、

私は無難にオウム返しをするのです。

人間はみな、自分を押し殺して生きているのです。

近所の人と本音の付き合いなんてしなくて良いんです。

不惑ですから。

水やりを終えて家に戻ったら、

掃除機がけとトイレ掃除です。

土日にサボってしまったので。

今日やるべき家事を一通り終えたところで11時半。

朝いちでプロテインを飲んだだけなので

そろそろお腹が空いてきました。

せっかくの平日休みだから、

なにか食べに出かけるべえと思い

とりあえず出かけることにしました。

12時過ぎると混みだすので、

どこに行くかは決まってなくても

家を出るという作戦です。

出ればもう、どこかに向かわざるを得ませんから。

どこに行こうかなかなか悩んだんですが、

ココイチに行くことにしました。

夏はやっぱカレーでしょう。

一昨日もカレー喰ったんですけどね。

豚しゃぶほうれん草カレー、ライス400g!

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ココイチに来ると(出前のときでも)、95%くらいの割合で

豚しゃぶカレーを頼んでしまいます。

そんなに豚しゃぶが美味いのかと言われると

そうでもない気がしてるんですが、

多分、家で作るカレーに似せたいという心理が働いてるんだと思います。

家でカレーを作るときは、豚バラをいっぱい入れちゃうので。

カレーを喰いながらふと前方を見ると、

数独やら間違い探しやら、時間つぶし用と思われる

パズル系の紙がいくつか置いてあったのですが、

その中の1枚に目を奪われました。

20190805_puzzle.jpg

「上下の絵を見くらべて、まちがいのないエリアを

 下のエリア表のA~Fから選んで答えてね。」

なんだか変わった問題文ですよね。

「まちがいのないエリア」を選ぶ、というのも変わってるんですが、

「下のエリア表」というのは一体何を指してるんでしょうか。

たしかに、下の絵の上下左右の余白部分には、

区切りの基準となりそうな点が打たれていますが、

これで絵を六等分してるということなんでしょうか。

だとしても、A~Fがそれぞれどこに割り振られているのかが分かりません。

裏面に続きがあるんだろうかと裏返してみたところ、

裏にも同様の別問題が載ってるだけでした。

一見しただけでは分からない秘密の何かが書かれてるのだろうかと、

紙を手に取り、穴の空くほど見つめておりましたら、

うっすらと見えてきました。

整然と並んだ罫線と、

2.0

2.0

のような数字が!

こ、これは!

多分、なんかのリストを印刷した紙の裏側に

この問題を印刷してるんでしょうな。

リサイクルっていうか、使い回しっていうか、

エコでした。

別紙があるんだろうかとさらに探してみましたが

それらしいものは何も見当たらず。

とりあえず私の中では、

このまちがい探しは、

別の本か何かに載っていたものを

コピーして抜粋したため、

中途半端な状態で掲載されているのではないか、

という推論が導き出されました。

いやあ、こんな問題にも惑わされちゃう不惑の私。

そうそう。

私、ご飯を食べるときに大量に水を飲むんですよ。

サバ缶を喰うくらいなら大して飲みませんが、

普通にご飯を食べるときには2リットル前後飲んじゃいます。

なので、私が外食する際には、

テーブルにピッチャーがあるかどうかが

結構重要なポイントだったりします。

ドリンクバーみたいな感じで

自分で汲みに行けるところも可です。

とりあえず、コップの水を飲み干す度に、

店員さんを呼ぶ店は面倒くさいんです。

普通のペースで飲んでたら

10回くらいは呼ぶはめになりますからね。

そして、そんなペースで飲むもんだから、

ピッチャーがある店でも、

絶対に1回はピッチャーが空になるんですよ。

これがまた若干面倒なところで、

ピッチャーのお代わりを要求すると

大抵の店では、店員さんが

「すみません」

とか

「失礼しました」

と謝ってくるんですよね。

これは、

ピッチャーの中身がなくなっていることに気づけなかったこと

に対して謝ってるんだと思いますが、

別に、店員さん達に落ち度はないのです。

だって、10分前くらいにはピッチャーは満タンだったんですもの。

なので、ピッチャーの中身が少なくなってくると、

「ああ、また私は、悪くもない店員さんを謝らせてしまうのか」

と少し憂鬱になるのですが、

今日は違いました。

厨房にくノ一が居たんです。

私がコップに水をつぎ、

ほぼ空になったピッチャーをテーブルに戻した刹那、

厨房から

「7番さんにピッチャー!」

という、くノ一の指令が、クナイさながらに鋭く飛び、

若い男の店員さんが

迅速にピッチャーを交換していきました。

あのくノ一、できる。

ちなみに、ピッチャーは、容器が不透明で中が見えないタイプでした。

なので、あのくノ一は音で判断したんだと思われます。

中の水が少なくなると、傾けたピッチャーを戻したときに、

氷が底面にぶつかる独特の音がするんですよね。

その音を鋭く察知したのではないかと。

さすがくノ一。

くノ一くノ一書いてますが、ただのおばちゃんです。

でも、それも世を忍ぶ仮の姿ですよ。

なんせくノ一ですから。

腹も満たされたところで、

家に戻り、一息入れながらGardenScapesをプレイ。

りんご収穫祭的なイベントで、

ちょっと頑張れば1位を獲れそうな位置にいたので、

ちょっと頑張っちゃいました。

21090805_garden.png

やりぃ!

このランキングがどの範囲のランキングなのか知りませんが、

まさか世界ランキングってわけじゃないですよね。

キリル文字の名前だらけの中で、

ふざけた日本名の私が1位を獲ってしまい、

私は世界一の暇人なのかと少し不安になります。

その後、久々にデスクトップPCを操作し、

この時点くらいまでの

ブログを書いたりして優雅に過ごしておりましたら、

会社から連絡が入りまして、

「おいお前、この入力、今日の午前中までって言ったろう」

という通告をされました。

ああ、しまった忘れてたと思いつつも、

作業自体は1分くらいで終わるので余裕余裕。

とか思ってたら、入力ページが開けず。

げえ! IP制限か!

一回HDD交換しちゃったせいで、そのへんの設定がゼロになっており、

再設定に結構時間を喰ってしまいました。

結局、入力自体は1分程度で終わり。

時刻は14時過ぎ。

ギリギリアウト!

ギリギリでもないですな。

その後、ネット上でろくでもないものを見たりしながら

だらだらしてたら、あっという間に16時。

少し眠くなってきてしまったので、

リビングでごろんと横になり、

昼寝を堪能することにしました。

昼寝をするときはリビングと相場が決まっているのです。

ベッドで寝るとガチ寝しちゃうんで。

そんなことを言いながら、

リビングでもガチ寝をしてしまい、

嫁からの電話で起きました。

時刻はもう18時半。

私の誕生日を祝うために

少し早めに会社をあがった嫁が、

そろそろ最寄り駅に着くぞという連絡でした。

そそくさと着替え、家から出て最寄り駅で嫁と落ち合います。

駅の近くの、焼肉屋に行くことにしました。

その店は、そこそこ評判が良く、いつか行ってみたいと思っていたものの、

こちらに引っ越してきてからもう1年以上経つというのに

まだ一度も行けておらず、

私の誕生日にそこに行こうと前々から話し合っていたのです。

駅前を通過し、西方向へ向かうとすぐにその店が見えてきます。

うーん。看板が暗い。

嫌な予感がしつつも近づいていくと、

ばっちりシャッターが閉まってました。

定休日ではないはずなんですが、

貼り紙も何もなく、

夏季休暇なのか臨時休業なのか、

はたまた潰れたのか、

様々な憶測を呼びます。

っていうか、こういうときは予約をしとけって話ですよね。

シャッターの前で立ちつくしていても腹は膨れないので、

代わりの店はないかと見回したところ、

すぐ近くに新し目の焼肉屋を発見。

そこに入ってみることにしました。

食べ放題もやってるようでしたが、

価格と中身が釣り合ってない感じがしたので、

普通にオーダーする方式を選びました。

まあ、誕生日ですし!

テーブルの上に、やけにハイカラな容器が。

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中身を見る限り、塩なんですが、

一体どうやって使うのか。

ミルっぽいので、本体部分とフタ部分を

逆方向に回転させて使うタイプかと思い、

手にとって回転させようと思ったら全く回らず。

これはどうなっているんだ、と

力を入れる方向を変えてみたら、

フタ部分がスポッと取れて、

中に電池が入ってるのが見えました。

これ、電動なのか。

と思い、逆さにしてみると、

ヴーと動いて、塩が出てきました。

20190805_salt02.jpg

無駄にハイテク。

ローアングルショット。

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近未来っぽく光ってます。

とりあえず牛タン盛り合わせ。

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厚切りタンもと、牛タン、タンカルビらしいです。

タンカルビってあまり他で聞かないですが、

おそらく、タン下やタンサガリと言われる部位じゃないかと。

とりあえずカルビって付けておけば

美味しそうに感じるというイメージ戦略と言えるでしょう。

七輪。

20190805_sichirin01.jpg

こういうタイプの七輪にあまりいい思い出がなく、

あまり焼けないんじゃないかと警戒してしまいましたが、

意外と火力は強く、良い感じでした。

タンを焼いた図。

20190805_sichirin02.jpg

すぐ焼けました。

こちらノーマルカルビ。

20190805_karubi01.jpg

見た目普通。味も普通。

こちら上カルビ。

20190805_karubi02.jpg

見た目良し!味はまあまあ。

桜ユッケ。

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1個 1,000円 近くしました。

どんどんなら、3,000円でこれが食い放題なんだよなあ、と

何かとどんどんを比較をしてしまうわけですが、

これはこれで独特の味付けで美味しかったです。

ザブトン塊焼き。

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焼く前の写真を撮り忘れました。

和牛握りウニ乗せ。

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うーん。ミョウバン臭さが半端じゃないぜ!

この辺までが、注文第一弾でした。

そこそこお腹いっぱいになってきたのですが、

ちょっとだけ追加をしようと店員さんを呼びます。

タン好きの私としては、

もう少しタンが欲しくて

「薄切りタンもとを1人前」

と言ったところ

「すみません。今、こちらのタンのバランスが悪く(?)、

 タンもとをご注文の際には、

 タンカルビも一緒にご注文いただいてます」

という、よく分からない説明をされまして、

要はタンカルビと抱き合わせじゃないとタンもとは出さないぜ!

ということみたいです。

バランスが悪いってなんだろう。

不惑の私は、そんな言葉には惑わされず

「じゃあそれで良いです」

と自分の意志を貫きます。

というわけで、追加の薄切りタンもと。

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こちらが抱き合わせのタンカルビ。

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ついでに注文したせせり。

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鶏肉といえばせせり。せせりあるとつい頼んじゃう。

そしてギアラ。

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ホルモンの中では、脂と味のバランスが一番良い気がしており、

最近気に入って食べてます。

締めに、店の特製スープ。

20190805_soup.jpg

すんげえ味が濃かったです。

このお店の肉は、総じて肉質は良くて食感は高級な感じなんですが、

あまり旨味が感じられませんでした。

っていうか、旨味も含めて肉質って言うんですかね。

とにかく、見た目よりも美味しくない残念な感じでした。

というのは嫁も同感のようで、

「せっかくの誕生日祝いだったのに

 ごめんよー」

と、しょんぼりしてしまってました。

ちなみに、去年の誕生日には、

ちょっと良いお寿司を取ろうということで、

出前館上で評判の良い高めの宅配寿司を取ったところ、

これがまた全然美味しくなくて、

嫁がしょんぼりしたという実績があります。

さらに、その店は、その後まもなくして出前館上から消え去り、

私と嫁の中では

「きっと、中国人が適当な店を作って、

 仲間内で高評価を付けまくって評判を上げて、

 稼げるだけ稼いで、

 悪評が広まった頃には店を畳んで逃げる

 というたぐいの店だったんだろう」

と結論づけた思い出があります。

そんなわけで、私の誕生日には、

ことが思い通りには運ばなくて

嫁がしょんぼりするというジンクスができつつありますが、

来年はどうなるかな!

ただ、なにかってえと車で行きつけの店に行ってしまう

私達夫婦にとっては、

駅前の店で食べて帰るというのは少し新鮮で、

これはこれで良い思い出になった気がしてます。

これが、私の40回目の誕生日でした。

まだ今日という日は少しだけ残ってますが、

ブログはこの辺で締めます。

多分80歳になっても不惑の境地には達していない気がしてますが、

これからも、よれよれ日記をよろしくお願いいたします。