散々書いてきたように、今日はモツ鍋パーティなのです。
4名が我が家にやってくることになっているので、
私達夫婦を入れて、計6名でのモツ鍋ということになります。
本日やってくる4名を、便宜上、
レッド、グリーン、ブルー、イエロー
と呼ぶことにします。
こんな書き方されても把握しづらいと思いますが、
何回でも読んで覚えてください。
ちなみに、内訳としてはこんな感じになってまして、
・元同僚（レッド、グリーン）
・同僚（ブルー、イエロー）
レッドとグリーンには、
私も久しぶりに会うという、
そんな間柄です。
このモツ鍋の話自体は、
約2週間前から始まっており、
なんとなく当日の17時くらいに
将軍家に到着予定で
という流れで進んでおりました。
ただ一人、グリーンだけは、
現在、静岡在住で、
最近バイクを買ったので、
バイクで東京までやってくることになっており、
「バイクで長距離だと、何時に着けるか
分からないので早めに出ます。
何なら、昼頃にそっちに着くようにします」
と言っていたのです。
そして前日になって、
レッドも
「16時くらいまで親族との会食があるんで、
ちょっと遅れて行くわ」
などと言い出し、
結局、誰が何時に来るんだかよく分からないまま
当日を迎えたのです。
まず朝10時頃に、
ブルーからLINEが来て
「僕（ブルー）とイエローは
16時か17時に着くようにします」
と言ってきます。
この2名は電車で来るので、
駅に着く頃に私が迎えに行く予定になっており、
時刻を決めてもらわないと困るのです。
「どっちだよ！」
とツッコミを入れつつ
レッドが遅くなりそうな都合上、
この2名も遅いほうが良いだろうということで
17時に駅集合になりました。
そんなやりとりを終え、
私達は家の中の準備に取り掛かります。
起きてまずは、嫁が洗面所で顔を洗うのですが、
その間、ネコたちは洗面所のドアのそばで
嫁の出待ちをします。
出待ちの図。
写真左上が洗面所のドアです。
で、グリーンが昼くらいに来る可能性がある以上、
私達は、それまでにある程度の受け入れ準備を
整えなければなりません。
それまでにやることは結構あるのです。
まず椅子の調達です。
基本、2人暮らしの我が家において、
リビングに6脚もの椅子があるはずがないのです。
普段から置いてある椅子が4脚。
そして、リビングで収納代わりに使っている、
嫁が子どもの頃に使っていた勉強机があり、
その椅子も引っ張り出せば5脚。
と、リビング内だけでなんとか
5脚は用意できました。
あとは、2階のPC部屋から、
私の椅子を1脚持ってくるだけで
事足ります。
左肩が壊れている今の私に、
2階から椅子を持ってくることができるだろうかと
不安はありましたが、意外となんとかなりました。
これで椅子の調達は完了。
次はテーブルの配置換えです。
普段、私達が2人で使ってるテーブルを
6人もの人間で囲むのは無理があるため、
テーブルの拡張をするのです。
普段、部屋の隅でちよのベッドと化している丸テーブル。
こいつをリビングの真ん中に持ってきて、長テーブルと並べます。
こうなりました。
これなら6人にも対応可能！（多分）
こういう部屋の中が丸見えの写真を載せると
嫁が嫌がりそうですが、載せちゃいます。
ちなみに、左奥にあるのが
嫁が子どものころに使ってた勉強机です。
中はドラクエグッズやらで埋まっております。
その手前にある黒い椅子が、
私がPC部屋で使ってる椅子。
痔防止用の円座クッションが乗ってます。
その他、こまごまとしたことをこなしていたら、
13時を回ってました。
昼くらいに着くかもといってグリーンはまだ来ません。
ちょっと、LINEの窓で様子をうかがってみることにしました。
私「グリーンは順調に向かってるんだろうか」
グリーン「二度寝から目覚めたところです」
私「サービスエリアで二度寝してただけだよね」
グリーン「俗に言う我が家って奴ですかね」
私「おお、サービスエリアにお住まいで」
私「冗談もそんぐらいにしとけよ（竹内力スタンプ）」
レッド「期待を裏切らない男」
ブルー「でも今から来れば、17時くらいには着くんじゃない？
計算し尽くされた二度寝」
グリーン「今日は僕抜きで楽しんでください」
出たー！
必殺ドタキャンだー。
こいつはこういう男なんです。
静岡から来るとか言ってた時点で、
こうなることを誰もが予測していたのですが、
みんなで、なんとか来る方向に持っていきます。
ブルー「マジで言ってんの？ 風が君を待ってるぜ」
レッド「バイクなら1時間ちょっとで来られるんだよなぁ」
それ以降、グリーンからの返事はなく、
結局、来るのかどうかも分からないまま
時は流れていきました。
でも、とりあえず17時までは
誰も来ないであろうことが分かり、
私は一安心。
ゆったりと準備を進めます。
15時半頃に、Amazonから麺が届きました。
先日書いた通り、お気に入りの田中製麺所さんが
通販をやめてしまったようで、
蒸しちゃんぽん麺が入手できなかったので、
Amazonからそれっぽい、締めの麺を買い、
モツ鍋直前くらいに届くようにしておいたのです。
一応16～18時の時間指定をしてたのですが、
15時半に届きました。
こういうこともあります。
届いた麺がこれ。
・鍋の〆に食べるラーメン（マルちゃん）
・鍋用ラーメン（五木食品）
をまとめ買い。
美味しくなかったらどうしよう。
まあ、今日来る4人は
大した客じゃないので大丈夫。
実験台になってもらいましょう。
丸テーブルを来客仕様にセッティング。
どうですか。
ちゃんとそれっぽくなりました。
普段、ちよのベッドになってるとは
夢にも思うまいて。
16時ちょっと前。
私はLINE窓で再び聞いてみました。
私「グリーンは順調に向かってるんだろうか」
イエロー「三度寝から目覚めたところです」
私「もはや永眠してるかもしれない」
グリーン「今、○○PA。
クソ疲れるんご～」
あ、来てた。
グリーン「こんなん1時間じゃ着かないっすよ！ 嘘つき！
来なきゃ良かったって後悔中すよ」
OKOK。
いくら後悔してようが、
とりあえず向かってきてることが
分かってよかったです。
嫁が料理の準備を進めている中、
私はひと休憩。
リビングの冷房が来客モードで、
普段より温度低めになっていて寒かったので、
エアコンのない筋トレ部屋で
汗だくになってうたた寝しました。
17時に予定通り、ブルーとイエローを拾いに
車で最寄り駅に行きました。
駅前のサミットで合流し、また焼き鳥を購入。
レッドが来るまでのつまみ代わりに。
あと、それぞれが飲む飲み物を買って帰宅。
ブルーとイエローはそれぞれ手土産を
持ってきてくれており、ブルーは、嫁が好きな乾物系。
イエローはネコ用のちゅ～る。
こんなパックあるんですね。
リビングによつばが居たので、早速、ブルーとイエローの2人に、
ちゅ～るをもたせて、よつばにあげてもらいました。
「ネコのいるモツ鍋屋」
が、我が家のコンセプトであり、ネコを愛でながら
美味しいモツ鍋が楽しめるというそういうお店にしたいのです。
別に店じゃないんですけどね。
2人とも、テンション高い感じで
よつばと戯れていたのでよかったです。
人懐こいよつばは、
こういうときに本領を発揮します。
人見知りが激しいリンとちよは、
最初はまず出てきません。
1時間くらいするとリンが出てきて、
数時間経つとちよが出てくるのが
いつものパターンです。
ネコと遊んだり、
焼き鳥をついばんだりして、
17時40分くらいになったところで、
レッドから「だいたい着いた」と連絡が入りました。
まもなくチャイムが鳴り、
レッドも合流。
レッドは会社を辞めてから、
自営業の準備を進めており、
あちこちをたらい回しにされてるらしいですが、
なんだかんだ楽しそうでした。
あと
「変なストレスから解放された」
と言っており、
大変顔色が良くなってました。
いいな！ いいな！
私も解放されたいです。
グリーンがいつ着くのか分かりませんが、
そろそろモツ鍋は作り始めていいだろうということで
ホットプレート始動。
出汁はあらかじめ作ってありました。
普段はスライスしたにんにくも入れるのですが、
レッドがにんにくアレルギーだということで、
今日はにんにくなしVer。
先週買っておいて、
冷凍したモツを投入します。
普段もっと薄く冷凍しておくんですが、
今回はちょっと雑に丸めちゃったせいで
鍋で解凍するには時間がかかりました。
上から出汁をかけたり転がしたりしながら、
じわじわと解凍を続けます。
少しずつ色が変わってきました。
ちなみに私、冷凍うどんの調理と同様で、
こういう解凍の様子をずっと見ているのも好きです。
いい感じのモツがほぐれて、
ひと煮立ちしたところで、
まずは皆さんにモツを食べてもらいます。
ブルー「美味しい！ モツってこんな柔らかいんですか」
レッド「分かる。やっぱりそういう感想になるでしょ。
俺も始めて将軍家のモツ鍋を喰ったときに
同じことを言った記憶がある」
イエロー「うん。美味い」
と、大変好評でした。
こういう声があるおかげで、
車で往復2時間弱をかけて、
生もつを買いに遠方の肉屋に
行かざるを得ないのです。
モツのテイスティングが終わったら、
ゴボウ、キャベツ、ニラを入れます。
これで野菜がしんなりすれば完成です。
みんながモツ鍋を食べ始めた辺りで、
グリーンからLINE通話が来ました。
グリーン「もらった住所の辺りに着いたはずなんですけど
どこですか」
とのこと。
近くまで来てるのかと思い、
外に出て少し探してみたものの
影も形も見つかりませんでした。
その後、いろいろ尋問してみるものの、
どこに居るんだかさっぱり分からず。
私「Googleマップ開いて、現在地のSSを撮って送れ」
送ってもらったところ、
我が家よりだいぶ北に居ることが判明。
私もGoogleマップのSSを送り返しまして
私「こっちの現在地も送ったから、
それを頼りに南に来い」
と指示を出し、しばし待機。
ちなみに、どれくらい知られてる分かりませんが、
「現在地を共有」という機能がありまして、
待ち合わせのときなどは
これを使うと便利だと思います。
常にお互いの位置を把握できるので、
「今○○駅を出たところ」
などといちいち連絡しなくても済みます。
「1時間だけ共有」などの時間設定もできるので、
ぜひお試しください。
って、今回使ってなかった
私が薦めるのも説得力ないですかね。
で、バイクで来たグリーンの勇姿を撮ろうと、
ブルーが一眼レフっぽいカメラを
ぶら下げて私と一緒に外に出てきてたんですが、
私がLINE通話をしてる間に、
早速、蚊に刺されてました。
ブルー「ちょっと、ここめっちゃ蚊が居ますよ」
私「知ってるわ！ めっちゃ居るんだよ」
ブルー「だから玄関のドアにあれ（蚊除け）が
かかってるんですね」
そう。そうなのですが、
我が家のドアにぶら下がってるのを筆頭に、
一般的に売られれている蚊よけは
ユスリカ（人を刺さない蚊）に対してのみ有効で、
我が家の周囲で跳梁跋扈している
ヒトスジシマカには効かないのです。
気休め程度にぶら下げてみましたが、
やっぱり効いてませんね。
すげえ数居るもの。
数分後、バイクっぽいエンジン音が近づいてきました。
予想と違った方向からでしたが、
グリーンでした。
見よ。静岡から3時間弱かけて
やってきたグリーンの勇姿を。
ちなみに、バイクが緑だったから、
こいつの呼び名をグリーンにて、
他のメンバーも無理矢理、色名にした次第です。
玄関先にみんな出てきました。
グリーン「全然、1時間じゃ着かないじゃないっすか！
これ、ちょっと飯食うから集まろうぜっていう距離じゃないっすよ！
旅ですよ！ 旅！」
と憤慨するグリーンと、
それを聞いて大笑いするレッドの図。
真ん中で腕を組んでるのがイエロー。
その後、家の中に入り、
みんなでモツ鍋を喰いながら、
レッド「1時間で着くって言ったら来るかなと思って。
本当に来てて笑うwww」
グリーン「僕抜きでってLINE送った時点では、
来ない気100％でしたよ。
でも、たまにしかない機会だしと思って」
ブルー「成長したなあ、お前」
と、しみじみ言われるグリーン。
グリーン「そう言えば将軍さん。なろう作家になって
大金持ちになる作戦はどうなったんですか」
私「うるせえ。バーカバーカ」
レッドも「もう最近全然書いてない。通知が来ないもん」
なんて話もありました。
やがて話は、オンラインゲームの話題へと移り、
過去に、このメンバー（イエロー除く）で
ARK Survival Evolved（以下 ARK）を
やっていたときのことへ。
これは、ここで書いたら引かれるか、
怒られるくらい酷い話なので、
載せるべきか迷ったのですが
載せてしまいます。
ARKを知らないかたのために、
軽く説明しますと、
恐竜が闊歩する原始時代っぽい世界で、
プレイヤーである人間が、建築をしたり
恐竜をテイムしたりして
サバイバルするゲームです。
もう2年くらい前の話だと思うのですが、
ARKを始めて、
グリーンをホストにして、
そこにみんなが接続するという形で
遊んでたんです。
その初回プレイのこと。
その日、来ると言ってたはずの
レッドが接続して来ず、
結局、私とブルー、グリーンの3人でプレイしてたのです。
よく分からないまま浜辺を歩き回り、
毒を吐いてくる恐竜に殺されまくり、
厳しい自然の翻弄されながら
サバイバルを楽しんでおりました。
っていうか、死にまくってるから
サバイバルできてないんですが。
そして、3人で頑張って、2時間くらいかけて
トリケラトプスをテイムし、初のペットを入手したんです。
ペットの恐竜には名前が付けられるので、
3人で名前を考えました。
そのときに、誰が言い出したのか覚えてませんが
「レッドの娘さんの名前にしよう。メスだし」
という流れになり、
我々は、トリケラトプスに
レッド美 という名付けました。
後でレッドがログインしてきたときに
「お前が来ないから、トリケラトプスをテイムして
名前つけておいたわ」
って言うネタにするくらいの、
軽いイタズラ心だったんです。
（たしか）名前は後からでも変えられるので。
我々は、レッド美が外敵に襲われないように、
小屋を作り、中に松明を設置し、防衛体制を整え、
その中にレッド美を誘導して、その日のプレイを終えたのです。
翌日、またレッド以外の3人でARKにログインしてみたところ、
画面読込中の時点で、なんか音が聞こえてきたんです。
ぎゃおん！ ぎゃおん！
っていう、叫び声みたいなのが。
しかし、画面はまだ読み込み中で、
何も映らないので何が起きてるのか分かりません。
ようやく画面が映ったとき、
そこには、苦しみもだえるレッド美の姿が！
ARK初心者の我々には、何が起きているのか、
しばらく理解できませんでした。
レッド美は何かが原因で、ダメージを受けているようです。
現在進行形で体力が減っている模様。
わたわたと慌てる我々。
少ししてから、どうやら、松明の炎で熱せられて
ダメージを受けているらしいことに思い至りました。
しかし、そこは初心者。
原因は分かったものの、
どうすればいいのか分からず、軽いパニックに陥っている間に、
レッド美は焼死しました。
という大変痛ましい事故があったのです。
私「あれは本当に酷い話だった」
レッド「それね、俺じゃなかったら、
大変な問題になってるからね」
グリーン「でも、あれは、あいつが勝手に
松明の上に移動したのが悪いんで」
なんていう、愉快な仲間たち。
ARKネタはもっとあるんですが、
もっとひどすぎてここは書けません。
さて、締めの麺の出番です
まずはマルちゃん。
縮れ麺なのは、
蒸しちゃんぽん麺っぽいんですが、
味がいまいち染みず。
うーん、これは違うかな。
ということで、
これは私と嫁でたいらげました。
次に五木食品。
ストレート麺で、食感的にどうかと思いましたが、
まだこちらのほうが、
蒸しちゃんぽん麺に近く、
こちらをみんなに食べてもらうことに。
私「大量に買ったから、
麺はいくらでもあるぞぉ！
まだ喰うか！？」
と聞いたところ、
皆さんあっという間にお腹いっぱい。
まあ、モツも野菜もそこそこあったしね。
22時半くらい解散しました。
グリーンは、これからまた3時間弱かけて
静岡に帰るのです。
みんなを見送ったあと、
私達は怒涛の片付けを開始します。
皿を片付け、
テーブルの位置を戻して、
椅子を2階へ運びます。
そして、キッチンに立ち、
大量の洗い物を前にして、
私はまた言うのです。
「OK Google！ バッハの曲をかけて」
「youtubeで、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ関連のステーションを再生します」
何が流れるのかと思ったら、
Shot through the heart!
と、大変勢いのあるシャウト。
いい歳の人には分かると思いますが、
BON JOVIです。
バッハ関連だっつって、
最初にかかるのがBON JOVIですよ。
さすが音楽の父。
しかも、この曲がかかるの、
実は本日3回目くらいなんです。
昼に嫁が「エクストリームをかけて」
って言ったときにも流れてました。
おそらくですが、
無料ユーザに聞かせる曲は
ある程度リスト化されてて、
そこに優先度を付けて
流してるんじゃないでしょうか。
ここ数日、何をリクエストしても、
同じ15曲くらいをリピートされてる感じです。
一通り片付けが終わってから、
嫁と反省会。
・生モツは冷凍してもちゃんと美味い
・キャベツはもっとあったほうがよかったかも
・普段より味が濃くならなくてよかった
（こまめに出汁を足して調節をした
ささがきゴボウが多めだったのも幸いしたか）
・やっぱり田中製麺所の麺じゃないとねえ
みたいなことを確認し合ったりして、
翌、午前1時半くらいに
グリーンから
「五体満足で帰宅しました」
との報告があり、
みんなで「おつかれ」を言い合って、
本日は終了となりました。
