よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

夕張メロンオーケストラ~本番~

何故かこれを書いてるのは、2015年2月3日だったりします。

なんでこうなったんだろう……。

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----ここから本編------

6時半頃起床。

意外と前日のお酒は残ってませんでした。

今日もシャワーを浴びて、

7時くらいに朝食をとりに2Fへ。

そして今日も長芋ジュースをシャクシャク。

朝食後にチェックアウトをして、

本番会場であるマウントレースイに向かいます。

今日は皆さんの荷物も多いので、

バスでレースイまで連れていってもらえます。

わーい、楽ちん。

あっという間に着きました。

とりあえず各々が自分の荷物と楽器を持って、

建物内に入ります。

入ったは良いものの、何処へ向かったら良いのかで

少し迷いました。

ほとんどの方はすぐにリハーサルをする会場へ向かったのですが、

「みんなで旅行バッグを持って行くと会場が狭くなる」

「前回は、旅行バッグを置ける別室があった」

との情報が入り、初参加者らしく右往左往しました。

去年参加された方が、

「去年はここに荷物を置かせてもらっていた」

と、ある部屋に旅行バッグを運び込みました。

私達もそれに釣られてその部屋に一旦荷物を置いてみました。

もうドラクエのパーティーメンバーのように、

先頭の人に付いていくだけですよ私は。

荷物を置いてから、その方が念のためホテルの方に話をしてみたところ、

「荷物置き場には別の部屋を使うと聞いてます」

と言い、その部屋まで案内してくださいました。

何だかやたら広い宴会場のようなところまで連れて行って頂き、

そこに旅行バッグを置き、ようやくリハーサル場へ向かいます。

階段を上っていくと、右手に鹿x2と熊の剥製が!

熊は恐らく子熊で、体長1メートル程しかありませんでした。

3メートル級の剥製が見たい!

近くによって臭いを嗅ぎたかったんですが、

常識が邪魔をして出来ませんでした。

リハーサル会場は、(確か)レストランの入り口手前の、

ちょっとした広場のようなっているスペースです。

一応言っておきますが、屋内ですよ。

でも、レストランに向かうお客さんとかが

普通に通行しているオープンな場所です。

私、ずいぶん開けたところでリハするんだなぁとか思ってたんですが、

本番会場もそのままここでした(笑)

会話の流れや公式サイトで見た写真の記憶等から、

ここが本番会場であることに気付いた始末です。

そう言えば、天窓から日光が差し込むとかいう話を聞いた記憶が。

昨夜同様、イケメンの皆様が譜面台やら指揮台やらを

玄関から会場まで運びます。

そんなこんなでリハ開始です。

やっぱり、弾く場所が変わると響きって変わるんですよねー。

なんか昨日までとは勝手が違います。

っていうか、リハがお客さん(というか通りがかりの人?)から

丸見えというシチュエーションは初体験。

そして、アンコール曲も普通にリハで弾いちゃう。

弾かないわけにはいかないのはわかってるんですが、

アンコールって、演奏するかどうかも分からないものだったり、

何を演奏するかはトップシークレットだったりするものだと

思っていたのですが、私の世界が狭いことを思い知らされました。

そしてリハで弾く「夏」がまた緊張したした。

でもソロの方が本当に上手で本番が楽しみになりました。

さて、リハが終わったらちょっとしたお昼休憩に入ります。

多くの方が、レースイのカフェ的なところで夕張メロンパンを予約しており、

私たちもそれにあやかりました。

残念ながら写真は撮り忘れましたが、

普通のメロンパンと違って、

中に夕張メロンクリームがたっぷり仕込まれています。

うまうま。

ついでに夕張メロンパンラスクも買いました。

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これは東京に戻ってから食べましたが、

中々新鮮な味わいでした。

そして、夕張メロンソフトも頂きました。

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私、ソフトクリームは基本的にミルク派ですが、

これはこれでなかなかいけました。

荷物置き場の部屋で練習もできるようでしたが、

諸事情により、練習はせずに土産コーナーを見て回ることに。

会社の人たち用の土産を物色します。

夕張メロン熊のグッズが良い味を出していて、

アニメタッチの可愛いものから、

シリアス調の怖いものまで色々なものがありました。

可愛い系なんざ買っていっても面白くないので、

基本は怖い系で攻めます。

タオルやらクリアファイルを数個と、

チームの人用の必殺詰め合わせお菓子を買いました。

詰め合わせはとにかく個数が多いほど良いです。

10や20では足りないのです。

お土産も確保し、あとは本番を待つのみです。

本番前の緊張感、高揚感って良いですよね。

何回味わっても飽きません。

精神的な高揚は、演奏中よりも演奏前がピークかも知れません。

時間になり、会場に集まります。

シークレット曲として、オケでの演奏開始前に、

木管とホルンの五重奏(もっと多かったかな?)がありました。

ホルンは、バルブのついてないナチュラルホルンでした。

みなさん、これのためにナチュラルホルンを

持ってこられたようです。

つまり!!ホルン奏者の方々は、オケで吹く用の

通常の(?)フレンチホルンとナチュラルホルンの計2本を

夕張まで持ってきているわけでして、

持ち運びが大変そうです。

それでもコンバス持ち運ぶよりは楽なのかな。

これが素晴らしい演奏でして、

本番直前ではありますが、

完全に聴衆モードで聴いてしまいました。

管(特に木管)は、人間の息で吹いてるだけあって、

演奏に呼吸を感じますよね。

弦楽器もそうあるべきなんだと思いますが。

いつまでも聴衆モードでいられるわけもなく、

演奏者モードになる時がきました。

正直、本番中のこととかほぼ記憶に無いので、

ここに書くこととかあまり無いです。

私は基本的に、本番中は舞い上がってるので、

その最中の記憶があまり残りません。

成功しても失敗しても後引かないよ!やったね。

唯一覚えているのは、夏の三楽章で、

速いフレーズをミスった際に焦って拍を見失い、

どうにか復帰してみたら二拍もずれてて、

終盤のフレーズで自分だけ二拍早く弾き終わるという

失態をさらしたことくらいです。

でも大丈夫!後引かないから。

終わってみたらあっという間でした。

ヴィヴァルディで悲鳴を上げていた

私が言うのもアレなんですが、

ちょっと曲数が少なかったかなという印象。

夕張まで来て演奏会をするなら

もうちょっと演奏したいという欲が出てしまいます。

まあこんな欲が出るのも、

本番が終わったからなんでしょうけどね。

本番後はバスで新千歳空港まで送ってもらえます。

バスが来るまで少し時間があったので、

先ほどのカフェっぽい店で

今度はミルクのソフトクリームを食べました。

やっぱソフトクリームはミルクだよね!!

残りの時間は、皆さんとお話したり、

菊地先生にご挨拶をしたりしたら

結構あっという間だった気がします。

ホテルの前にバスが到着し、

皆さんの旅行バッグをぶち込んで出発です。

バスに乗り込み、どこに座ろうかと席を探していると、

最前列の席を勧められたので座ってしまいました。

一番前には菊地先生が乗るのかと思っていたのですが、

先生はもう一泊されるとのことで、

バスには乗られないのでした。

私達が座った席の前には、

冷蔵庫らしきものがあったのですが、

そこに、、、蜂が、、、。

餌を求めてるのか、休憩場を求めているのか、

黒っぽい蜂さんがずーっと歩きまわってるんですの。

これが気になってずっと見ちゃうんですが、

おかげで最高に気持ち悪くなりました。

バスは酔うんですよ。

匂いだけで酔っちゃいます。

乗った瞬間から酔スタートです。

うーん、気持ち悪い。

車窓からの景色はとにかく雄大で、

さすが北海道という感じでした。

東京で暮らしてると、

地平線が見えることなんて無いですからね。

見渡す限りの夕張メロン畑(ビニールハウスっぽいの)も

あったりして、どんだけメロン採れるんだろうと思いました。

もしかしたら、ホテルにいっぱい居た

外国の方は・・・とか書こうと思ったけど

怒られそうなのでやめておきます。

こんなに乗り物に酔ったのは久しぶりで、

マジで吐きそうなくらいの危険な酔でした。

この酔に対抗するには、もう寝るしかありません。

気合を入れたらいつの間にか寝ていて、

気づいたら空港に着いてました。

まだ少し気持ち悪い。

ですが!空港では回転寿司を喰わないといけないので、

気持ち悪いとか言ってナヨってる暇は無いのです。

旅行バッグを引きずって空港3Fのグルメワールドへ。

日曜の夕方17時という中途半端な時間ですが、

果たして入れるのか!?

店に行ってみると、数人だけ並んでました。

でも本当に数人で、10分くらいで入れた気がします。

これが北海道最後の食事です。

悔いを残さぬよう、全力を尽くして食べることにします。

やっぱり、さんまが美味しいのさんまが。

いいなぁさんま。

全身全霊を注いで食べていると、

誰かが私の肩を叩くではありませんか!

振り返ると、ヴァイオリンの先生ご夫婦でした。

先生方も最後の食事はここにしたんですね!

ナイスチョイスです。

ああ、思い出しながら書いてたらまた行きたくなってきました。

消化器達の悲鳴を無視しながら寿司を詰め込み、

破裂寸前になったところで、

今日はこの辺で勘弁してやることにします。

帰り際、先生方に

「さんまが美味しいですよ」

というお節介なアドバイスをして店を出ます。

空港のおみやげ屋さんを回っていると、

札幌で食べることの叶わなかった

ラーメン屋さんの冷凍パックがたくさん売ってるじゃないの!

これらをがっつり買いこみ、

今度こそ帰宅準備完了です。

空港の受付に行き旅行バッグを預けます。

行きの教訓を活かして、

ここでは楽器に関しては触れず、

ただただ旅行バッグだけを預けました。

これで手荷物検査場に行けばばっちりなはずでした。

日曜日なこともあってか、

手荷物検査場は長蛇の列。

ここでもなんだか外国の方が多かったです。

この方々、割り込み余裕なのがちょっと困ります。

自分の番が来て、

手荷物をスキャナーしてもらい、

「それは楽器ですよね?」

「はい」

なんてやりとりをして、

検査を終えようとしていたその時!!

検「これ、受付で長さ測りましたか?」

私「ああ、いいえ。」

検「長さ測らないと持ち込めないんですよ。」

私「でも行きに測ってもらった際には”サイズは大丈夫”って

  言われて持ち込めたんですけど。

検「今日は今日で測る必要があるんです。

  メジャーを取ってきますので少々お待ちください。」

ということで、スキャナーの後ろ辺りで待つこと数分。

メジャーを片手に戻ってきた検査員の方が

私のヴァイオリンケースを計測。

測る場所は測り方によっては、

サイズオーバーになることもあるという

噂を聞いていた私はドキドキです。

検「サイズは大丈夫ですね。

  お時間を取らせてしまってすみません。」

やったー!

ということで、次回からは

ちゃんと受付で測ってもらうようにします。

皆さんもお気をつけください。

気分的に、受付の方が寛容な気もするので。

飽くまでイメージですけど。

飛行機に乗り込むと、

外はもうすっかり夜。

景色は楽しめないなぁとか思っていたのですが、

飛行機が飛び立ち、雲の上に出ると!

西の空が綺麗な赤紫色に染まってました。

上空ではまだ日が落ちきってなかったんですね。

普段、地上から見ていてはあまり見られない色の空でした。

まあ、そんな空も数分で見えなくなり、

すぐさま暇になるので意識を落として擬似ワープします。

気づいたら羽田です。

もう色々と疲れたので、

帰りはタクシーでぴゃーっと帰っちゃいました。

家に着き、ドアの前に立ちます。

猫達は元気だろうか。

世話をしに通ってくれた母親には

ほとんど姿を見せなかったという報告もあり、

果たして無事に生きているのだろうか。

嫁が慎重にドアを開けると、

玄関で三匹ともお出迎え。

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みんな寂しかったようで、

ものっすごい鳴かれました。

その鳴き声は、私達が帰ってきたことに対する歓喜ではなく、

「今までどこ行ってやがったこの野郎!」という

非難が大半のように聞こえました。

特にリンは、普段あまり聞いたことがないような

不満いっぱいの声。

ああ、ごめんよごめんよ。

でも忘れないでいてくれたんだね。

とか思っていたら、ちよはもう私達のことを忘れてしまったのか、

寝室から出てきません。

出てきた後も、近づくと逃げます(笑)

おい!お前!記憶力無さすぎだろ!

15分くらいしたらちよも思い出してくれたのか、

思い出してないけど慣れたのか分かりませんが、

近づいても逃げなくなり、甘えた声をだすようになりました。

こんな感じで、夕張メロンオケの旅は幕を閉じたのでした。