よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

夕張メロンオーケストラ~本番前日~

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6時半頃起床。

ささっとシャワーを浴び、

朝食をとりに2階へ。

朝食もバイキング形式になっているため、

食べ過ぎないよう注意が必要!

とか思ったら、

昨日の夜のご飯がまだ胃に残ってる感じで、

そんな元気は無いの。

飲み物のコーナーに、

カツゲンとかいう飲み物があって、

北海道民が愛する乳酸菌飲料」みたいな

キャッチコピーが書かれてました。

とりあえず飲んでみましたが、

まあ普通の乳酸菌飲料って感じでした。

さらにその横にある白いジュースは、

「長芋ジュース」。

な、長芋……。

なんで長芋をジュースにしちゃったの、

と思いつつ飲んでみると意外と悪くなかったです。

本当に長芋が入ってるらしく、

口に含んで咀嚼するとカシュカシュします。

そして飲み物コーナーには直食の定番、牛乳もありまして、

北海道の牛乳は美味しいのかしら?と思ってとりあえず味見。

美味しかった気がしますが、

最近東京で牛乳とか飲んでないので、

差は分かりません!

飲み物でたぷんたぷんな朝食を済ませ、

部屋に戻り一休憩。

休憩の間も、ヴィヴァルディの夏の譜面を見て

イメトレをします。

そして9:00 ~ 12:00は合奏練習。

一週間前のことを思い出しながら書いてるので(今現在7/20)、

練習中にどんなことがあったかなんて

ろくに覚えてないのです!

一つ覚えているのは、

意識を保つのが大変だったことです。

フルオケって、パートがたくさんあるから、

パート毎の練習が結構多くなりますよね。

指揮者の先生が

「ちょっと木管、このフレーズ吹いてみて」

とか

「低弦、ここやってみて」

とか

「ホルンとチューバで◯小節目から~」

って言うやつです。

この、他パートの演奏を聴いてると、

ふわーっと気持ち良くなって寝ちゃいそうになるんです。

別に退屈してるわけじゃないんですよ。

緊張感が無いと言われればそうなのかも知れませんが、

どうしても眠気に襲われちゃいます。

私くらいになってくると、

昼間に友人と話してる最中、

その友人が、ほんの数秒PCのモニターに

目を向けた隙に寝てたりするので、

落ちるのはあっと言う間です。

睡眠時無呼吸症候群説の囁かれる昨今ですが、

とりあえず痩せなきゃ。

16時に、またメロン半玉のおやつタイムがあるので、

その時までに戻ってくれば良いということで、

12時から自由行動です。

が!ヴィヴァルディの合わせが必要なので、

ヴィヴァルディ組は15時に合奏場に集合という

プレッシャーをかけられ解散!

ああ、早めに戻ってきて練習したい。

とりあえず昼食よりも何よりも、

私達がしないければいけないことがあります。

それは、お金をおろすこと!!

札幌で予定以上に現金を浪費してしまったため、

財布の中身がすっからかんだったのです。

「夕張行く前にコンビニ寄っておろせば良いよねー」

とか言ってたものの、それをすっかり忘れてしまい、

夕張に来た時点で所持金2万円弱。

ホテルに着いて参加費を払ったり、チェロのレンタル代を払ったりしたら、

残り数千円!みたいな感じ。

一旦自室に戻り、さあ行くかというところで、

先ほどの眠気達がやってきて、

20分程仮眠を取りました。

いつまでも寝てられないので、

眠い身体に鞭打って出発です。

さて、この夕張のどこでお金を下ろしたら良いのか。

大手のコンビニがあればATMくらいありそうなんですが、

その大手のコンビニもそうそうありません。

嫁が郵貯カードを持ってきていたので、

郵便局でなら何とかなるかも知れない、

という希望を胸にホテルを出ます。

郵便局はホテルのすぐ近くにあったんです。

それは覚えてました。

喜び勇んで郵便局に向かい、

中に入ろうとすると……ドアが開かない!

何故だ!

嫁がおろおろしながら、

困った顔でこちらを見てきます。

いや!俺を見られても!

店内からは薄っすらと、

アナウンスのようなものが聞こえますが、

ドア越しなので上手く聞き取れません。

ふと、ドアに書かれた営業時間を見ると

「土曜 12:30まで」

時計を見ると 12:31……。

ガーーーーッデム!

まさか1分差で拒絶されるとは。

ああ、俺の仮眠が無ければ……。

仕方が無いので、

とりあえず駅の方に向かいます。

駅のすぐそばに看板が出ていて、

「郵便局 →(右)」とのこと。

だがしかし、右は山道へと続く登り坂。

夕張くらいになってくると、

山の上に郵便局があるとでも言うのでしょうか。

この先にコンビニも無さそうだし、

ここは一つ駅前の「観光案内所」で

近辺にATMが無いかを尋ねてみることにします。

中に入ってみると、

地元のおっちゃんの溜まり場みたいな

雰囲気全開で、カウンター内のお姉さんとおっちゃんが

雑談に花を咲かせていました。

この近くにATMが無いか訊いてみたところ、

「すぐそこの郵便局なら土日もやってるはずだよ!

 そこの看板に従って右行けばすぐあるから!

 とにかく右に行け、話はそれからだ。」(意訳)

とのことで、私達は山の上の郵便局に向かうことにしました。

嘘です。

大通りを、看板に従って右に曲がると、

その道は実はすぐさま左に曲がっていて、

大通りと並行する小路になっていたのです。

そして、何だかとっても見晴らしが良いので、

郵便局の存在はすぐさま目視できました。

ここも12:30までじゃないだろうな、と

恐る恐る自動ドアの前に立つと、

ちゃんとドアが開きました!

おお、自動ドアが開くことが

こんなに嬉しいことだったなんて!

こっちの郵便局は土曜も18時くらいまで開いてるようです。

何人かの諭吉を財布に連行。

ああ、諭吉、会いたかったよ。

もうお前を放したくない。

しかし、諭吉は使うために存在しているので、

私達が引き裂かれるのは運命なのです。

これを悲劇と言わずして何と言おうか。

とか思ってる内に、

嫁がお金をおろしたようで一安心です。

この旅では基本的に支出は

嫁が管理しているので、

私は見ているだけの無力な存在です。

っていうか、俺、郵貯カードとか無いし。

とりあえず先立つ物を手に入れたので、

これでようやく安心して昼ご飯を食べに

店に入れるってもんです。

すぐ近くに屋台村があったので、

そこで昼食をとることに。

中に入ってみると、

夕張メロンオケの方々がたくさんいらっしゃいました。

テーブルはほぼ満席で、

これは座れないかなと思っていると

メロンオケの方が

「中は空いてるよ~」

と教えてくださいました。

この屋台村は、

全部で8店舗くらいのお店の

集合体になってまして、

4店舗ずつくらいが向かい合わせに配置されており、

その真ん中に大きなテーブルが置いてあります。

先ほど満席だったのはこのテーブルですね。

で、各店舗の中にも4~5人くらいは入れるキャパがあり、

店の中は空いてるということのようです。

団体さんで来ると、店の中には収まりきらないので、

必然的にテーブルに座ることになるんでしょうね。

どこに入ろうか悩み、ラーメンに引かれつつも、

夕張名物カレーそばを喰おうじゃないかということで、

そば屋さんに入りました。

店に入ってみて、みんながテーブルを選ぶ理由が一つ分かりました。

ものっすごい暑いです(笑)

5人くらいしか入れないスペースで、

カウンターを挟んだ奥では

そばを茹でたりしてるもんだから、

熱気が籠もって大変。

普通にカレーそばを食べようかと思っていた矢先、

メニューを見ると

「カレーつけそば・うどん

 食べ終わった後に、卵とライスを入れて雑炊にすれば二度美味しい!」

の文字が。

ラーメン屋に入っても、

何かとつけ麺を楽しんでしまう

私と嫁がこの文字に釣られないはずがなく、

私「カレーつけそば」

嫁「カレーつけうどん」

となってしまいました。

カウンターの中には、

店主であろうおっちゃんと、

「夏休みの間だけここでバイトしてます!きゃぴっ!」オーラが漂う

女子高生っぽい女の子2名。

出来上がった料理を、その女の子がテーブルまで運んでいったり、

テーブルの空き器を持って帰ってきたり、

途中でそれを落としてひっくり返したりと、

七面六臂の大活躍でした。

そして出てきたカレーつけそばですが、

至極普通。

なんか、家庭的な味でした。

S&Bのカレー粉使ってそうな感じ。

いや、美味いんですけどね。

嫁が頼んだうどんは、すごくコシがあって

個人的にはそばよりうどんの方が美味しかったです。

嫁はそばの方が良いとのことで、

交換して食べることにしました。

それほど量は無かったはずなんですが、

朝食を食べ過ぎたのか、

すぐにお腹いっぱいになってしまったので

雑炊は諦めました。

これはまた来年チャレンジ!

屋台村を出てみると、

ポツポツと雨が降ってきていました。

これはまずい。

傘はホテルに置いたまんまです。

私達はとりあえず近くのコンビニに避難しました。

今日の二次会に備えて

お酒でも買って行こうかと思いましたが、

どうもお酒はたっぷりあるようなので、

いくつかおつまみを買って行くことに。

あと、外の雨が酷いようなら

傘を買おうかと思ってましたが、

軽く店内を見回したところ

傘なんて女々しい商品は、はなから置いてないご様子。

せっかくのビジネスチャンスなのに何やってんの!

レジでちゃんと電子マネーが使えたことに、

無駄に感動するやら安心するやら。

外に出てホテルに向けて歩いていると、

雨は止んでいきました。

良かった良かった。

この道が、夕張キネマ街道とか言うらしく、

懐かしいっていうか、

下手したら私が生まれるより前の映画の

看板(っていうのかな。正式名称不明)が至るところにあります。

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人が多くて栄えてるところに

こういうのがあると、

昔っぽさの演出として粋に感じたりしますが、

夕張で見るこれらは、

本当にここだけ時間の流れから

取り残されたかのような感覚を呼び起こします。

途中、右手に登り坂があり、

顔はめ看板があります。

一瞬だけ、本当に一瞬だけ、

ここで顔をはめて写真撮ろうかと思いましたが、

シャッター押す人いないじゃんってことで却下。

登り坂の上の方に、何だかカラフルな建物があって

面白そうだったので登ってみることにしました。

登り坂を半分ほど来たところで、

石段に猫が寝てました。

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人間慣れしているのか、

それとも夕張の猫は人間を怖がらないのか、

私達が近付いても逃げる様子がありません。

この猫に猫語で挨拶をしていたら、

何だか猫が集まってきました。

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旅行者がここでよく餌をあげたりしてるんでしょうか。

一匹の黒猫が妙に人懐っこくて、

足元まで寄ってきました。

私、普段は外で猫には触りません。

家に猫達に虫や病気や感染ると困るので、

むやみに外では猫に触れないようにしております。

触れたいんですけどね。

でも、家に帰るまでまだ1日半あるので、

今日は大丈夫だろうということで、

触っちゃいます。

激撮!浮気現場!

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ああ、いけません。私には家に猫が……。

地べたに座り込み、じっくり相手する気満々です。

この黒猫、実は全身真っ黒ではなくて、

体の一部は、ものすごく色の暗い茶トラでした。

こういう黒猫も居るのね。

猫を愛でて居たら、

坂の下の道を先生方が歩いていて、

こちらに手を振ってました。

手を振り返しつつ、

嫁「猫さん居ますよー」

と必死でアピールしたものの、

果たしてこの声は聞こえていたでしょうか。

一頻り愛で終わったら、

本来の目的であった

坂の上のカラフル建造物へ向かいます。

到着してみると、

それは炭鉱で亡くなった方を追悼するための

社と慰霊碑(追悼之碑)でした。

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慰霊碑には、次のような詞が刻まれています。

国の宝の石炭を

掘り起さんと地の底で

倒れし御霊よ永(とこしえ)に

安んじ給えと祈るなり

子に託す夢あり

炭鉱(やま)に埋もるる

歌えし故人(ひと)の悲願をば

描いてここに建つるなり

この詞に酷く心を抉られてしまい、

こんな気持ちで登ってきてしまったことが

申し訳なくなりつつ、

国のために散っていった方々に手を合わせました。

奥にさらに階段が続いているのですが、

天候も怪しいので今回はここで帰ることにします。

次回は覚悟を持って臨みたいと思います。

猫達にも別れを告げホテルに戻ります。

戻ってからはすぐさま楽器を持って練習場へ行き、

ヴィヴァルディの個人練習をします。

速いし臨時記号いっぱいで嫌ー!助けてー!

「D E Fis G A B C D」って駆け上がる音階があるんですが、

これが気を抜くと

「D E Fis G A H Cis D」って、D Durのスケールになっちゃうの。

FisなのにBなのがしっくり来なくて、

何このキモい音階!って思ったけど、

G mollの旋律短音階であることにブログを書いてる今気づきました。

あの時の私は冷静さを欠いていたので。

ブログに音楽成分が足りないとお嘆きの声があったので、

頑張って音楽成分を入れてみましたが、何か失敗した感じ。

15時になり、ヴィヴァルディの練習を開始します。

とりあえずソリスト抜きで。

ええ!困る!

36小節休みとか困る。そんなに数えられない!

練習開始前に、ちょっとした紆余曲折があり、

2ndに急遽Aさんが加わることになりました。

これこそ本当に初見ですよ。

初見でこんな楽譜渡されたらゲロ吐いちゃう。

とりあえず合わせて弾いてみますが、

楽譜渡されて昨日の今日なので、

中々厳しかったです。

私は、しつこいくらい弾いて体に叩きこまないと

曲を弾けない人間なので、

楽譜を見てさらっと弾いちゃうエリートなアビリティは持ってませんの。

菊地先生「同じ音の連符になった途端に、嬉しくなって速く弾いちゃいがちだから、

      そこは我慢してテンポキープしてね。」

あ、はい。仰るとおりでやんす。

すみませんすみません。

「練習時間が足りない」「練習ができてない」という焦りで、

心が千々に乱れておりまして、まだまだ修行が足りません。

弾けてなくても動じないくらいの心が欲しいです。

Aさんは初見でも結構弾けていたようで、

さすがです。

ご本人曰く「曲を知ってたから」とのことですが、

知ってても弾けないから(笑)

合奏練習中に色々と注意点をメモったり、

音を覚えたりしつつ、とりあえず練習終了。

いやー、明日本番かー。やべーなー。

16時からは昨日同様おやつタイムでメロン半玉を食みます。

このメロン、美味しいせいもあってか、

半玉が意外とぺろっと食べられちゃうものです。

スプーンで極限まで実を削って食べていたら、

メロンの下に皿が姿を現しまして、

「あれ、皮を破っちゃったかな」

と思ったら、最初から皮が切ってあったみたいです。

普通に半玉で出すと、接地面が球状になって

ごろんごろんしちゃって安定しないから、

切って平らにしてあったんですね。

写真は無いです!

メロンを食べ終わったら、

練習場に戻ります。

なんでも、練習場に仕切りを入れて、

練習場と宴会場に分けないと行けないとかで、

若干早めに集合し、椅子の並べ直しや、

荷物の移動なんかをしました。

この仕切を入れる仕組みが中々面白くて、

文章だけでは伝えられる気がしませんが、

自分の記録用に一応書いておきます。

天井に、仕切り版を吊るすためのレールがあって、

部屋の端っこにある7枚くらいの仕切り板を、

レールに沿って動かしながら

部屋の真ん中に移動させ、

仕切り板を連ねて壁を作っていきます。

この方法で壁を作ると、最後の一枚の仕切り版と

壁の間にどうしても隙間ができてしまうのではないかと

思っていたら、案の定20センチくらいの隙間ができました。

しかし、最後の仕切り版にはクランクを挿れる場所があり、

クランクを挿しこんで回すと隙間を埋めるための壁が

せり出してくる構造になっていて、

ちゃんと隙間なく密封される仕組みになっていました。

菊地先生も自分と同じ疑問を持たれたようで、

最後にできた隙間をどうするのかを

確認に行かれていたのが、

無邪気な子供みたいで(失礼ながら)可愛かったです。

そんなこんなで練習開始。

この時も練習も、【合奏】としてのクオリティを上げる点に

注力されていた気がします。

もう記憶が朧気で……。

全然関係ないですが、朧車っていう妖怪いますよね。

私の好きな妖怪の一つです。

いえ、別に朧車で話を膨らませる気はありません。

この時の練習でだったか覚えてませんが、

未完成の三楽章の楽譜が配られて、

ちょっとだけ練習しました。

一般的には二楽章までしか無いと思われている未完成ですが、

実は三楽章の楽譜が途中まで残っているとのこと。

ピアノ譜の原案みたいなものが残っているのと、

それをオケ用に起こしたスコアが9小節だけあるそうで、

その幻の三楽章をちょっとだけ演奏してみたりしました。

この交響曲が何故未完成のままになってしまったのかについて、

菊地先生が次のように仰っていました。

「一楽章が三拍子。二楽章も三拍子。三楽章も三拍子。

 この時点で、シューベルトが"全部三楽章だ"ってことに気付いて、

 そこで一度筆が止まってしまって、楽譜をどこかにしまっちゃったんじゃないかなと。

 シューベルトは多作家だったので、そのままこの楽譜のことを

 忘れちゃったんじゃないでしょうかね。」

ちなみにこのお話は、本番の際にもお客様に向けて話されていました。

そうそう、夕張メロンオーケストラは、

本番に来られない方は、練習を見に来ても良いという

ユルさ加減なので、興味がある方は

是非夕張までお越しください!

っていうか、できれば参加してください。

そんなこんなで18:00で今日の練習は終了です。

ソリストの方がいらっしゃったとのことで、

ヴィヴァルディメンバーだけ残ってちょっと練習します。

いやぁ、ソリストが入ると違いますねぇ。

っていうか、ソリストが上手すぎてびっくり。

音程もさることながら、音色や歌い方などが素晴らしく、

これがプロか……とか思ってたらアマチュアでした。

マジで!?

マチュアの中でもプロですねきっと。

もはや何言ってんだか分かりませんが、

自分もちゃんと練習しないと、と強く反省した次第です。

素敵なソリストが入ったところで、

私が弾けないところが弾けるようになるわけもなく、

様々な不安を残しつつ練習終了。

一旦部屋に戻り、一息ついたら夕飯です。

今日は昨日のバイキングとは違い、

テーブルに料理が運ばれてくるタイプの食事です。

なんだってー!!

今日は夕張メロン喰い放題じゃないの!?

とか思ってませんよ。

8人がけのテーブルを、ちょっと無理を言って9人がけにしてもらい、

ヴァイオリン教室の皆さんで1つのテーブルを囲みました。

っていうか、東京にある教室から9人も

夕張に来てるってすごくないですか。

もし今回の日取りが、海の日を含めた三連休だったら

もっと増えてた可能性もあります。

みんなやる気有るなぁ。

今日の食事会場にはマイクがセッティングされており、

ちょっとした司会進行や挨拶なんかがある模様です。

とか、他人事だと思ってましたよこの時は。

最初に、夕張メロンオーケストラ事務局の方や、

実行委員長からのご挨拶を頂きました。

実行委員長が角田 浩晃(かくだ ひろあき)さんという方なんですが、

この方の名前を聞く度に、

格闘家の角田 信朗(かくだ のぶあき)を思い出してしまうのです。

うーん、親戚だろうか。

いや、そんなわけない。

そして、菊地先生に乾杯の音頭を取って頂き、

夕飯開始。

食事中には、北海道限定のビールを頂いたり、

一般には出回らない日本酒を頂いたり、

酒の味なんて分からないお子様なのに

色々頂いてしまいました。

夕飯からほろ酔いでは二次会が危うい。

夕飯の途中で、事務局の方が唐突に

夕張メロンオケ初参加の方々からコメントを頂きましょう」

とか言い出したんで大変です。

やめてー、こういうの苦手なのよー。

とりあえず私は

「趣味はヴァイオリンと筋トレです。」

という無難な挨拶で始め、切り抜けることに成功しました。

初参加メンバーの他に、

第1回から欠かさず参加されてる

剛の者の紹介もされてました。

すごいなぁ。

夕飯が終わったら、明日の本番に向けて、

いくつかの荷物の片付けやら搬出準備を行います。

「イケメンの皆さんは運ぶのをお手伝いください」

とアナウンスされ、イケメンな皆さんが我こそはと

荷物を運んでらっしゃいました。

「イケメンにお手伝いしてほしいと聞いてはおとなしくしてはいられませんね」

と仰って荷物を運ぶ菊地先生もなかなかのイケメンでした。

肉体派イケメンの筆頭である私も手伝いました。

フッ!ハッ!ムキムキ。

今日の夜もヴィヴァルディを練習したかったんですが、

この搬出準備等の影響により、

練習場所が無さそうだったので、

今晩の練習は断念。

アイヤー、明日もう本番アルヨ。

少し自室で休んでから、

私一人で二次会の宴会場へ向かいます。

実は、嫁は札幌で体調崩していて、

この日も熱を出してしまってたんです。

Kさんからお薬を頂きまして、

夕食後はアルコール無しで療養したいとのことだったので、

二次会の間は休んでもらうことに。

薬が効いて、私が二次会を終えて帰ってきた頃には

だいぶ良くなっていたようです。

Kさん、ありがとうございました。

ソロで二次会場に乗り込み、

最初にお話させて頂いた方が、

何と、私が札幌に着いてすぐお邪魔して

プチ演奏会をしたあの会社に

少し縁がある方でした。

世間は狭いですね。

2ndヴァイオリンのトップの女性ともお話させて頂きまして、

その方は小さい頃からヴァイオリンに憧れていて、

楽器が無かった頃は、

物差し1本を楽器に見立てて左手に持ち、

物差しもう1本を弓に見立てて右手に持ち、

その物差し2本を擦り合わせて

楽器を弾く真似をしていたそうです。

それくらい強烈に憧れてたんでしょうね。

その後ちゃんと楽器を始めて、

今は夕張まで来て2ndのトップを張ってるんですから

憧れの力は偉大ですね。

いや、偉大なのはご本人の努力と言うべきでしょうか。

とにかく、とてもパワフルな方でした。

その後、ある方からは

「やっぱり、自衛隊とかに入ってるんですか?」

と真顔で聞かれましたが、

その「やっぱり」は一体どこにかかっているの。

宴の終盤、会場では弦楽器エリートの皆さんが

モーツァルトのカルテットを演奏し始めました。

この時にAさんとお話させて頂いてたんですが、

Aさんは、ご尊父がモーツァルトのレコードをよくかけていたため、

Aさんご自身もモーツァルトが大好きなんだそうです。

演奏を聴きながら

「格好良いなぁー。」「凄いなぁー。」と

感嘆の声を漏らすAさんを見ていると、

本当に心底音楽が好きなんだなぁということが

伝わってきてほっこりします。

と同時に、自分は果たして

このくらい音楽を好いているだろうか、と

自問自答してしまったりもします。

この日は0時半くらいまで宴をしてました。

結局最後まで居てしまいました。

素敵な演奏をしてくださった皆様ありがとうございました。

途中、先生方が演奏されてたのが見えたんですが、

諸事情によりがっつり聴くことができなかったのが

心残りでございます。

来年こそは!

部屋に戻り、酔ってるので

逆流とかよく分からなくなっちゃって

普通に横になって寝ました。