よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

逆流性食道炎の手術を受けました その1

2017年7月、逆流性食道炎(胃食道逆流症)を

治すための手術を受けました。

その経緯や結果なども含めて、

だらだらと書いていこうと思います。

だらだら書くので長いです。

何回かに分けて書きます。

この記事が、同じ症状に苦しむ人にとって

少しでも役に立てばと思い、

久しぶりにブログを書いてみようと思った次第です。

私が手術を受けた病院は、四谷メディカルキューブです。

これを見ただけで興味が湧いた人は、

今すぐ四谷メディカルキューブのWEBサイトに行ってみてください。

今すぐにだ!

今回は、私が手術を受けようと

思うに至った経緯をだらだらと書いていきます。

まずは、私と逆流性食道炎との馴れ初めから。

私が逆流性食道炎になったのは、2008年の10月の某日だったと思います。

なので、もう9年くらいの付き合いになりますね。

その日の夜、私はココイチの出前を取り、

ライス500gだか600gだかを食べて、

満腹ご満悦の内に床に就いたのです。

しかし、夜中ふと目が覚めまして、

胸の違和感に気づきました。

今までに体験したことが無いほど強烈な胸焼けでした。

胸焼けの王様です。

胸の中に突っ張り棒を入れられて、

食道をぐいぐいと押し広げられてるような、

そんな不快感。

何かとんでもない病気に罹ったのではないかと、

結構な不安に襲われました。

翌日以降も、頼んでもいないのに

胸焼けの王様は度々ご来訪するようになり、

こちらとしては迷惑千万。

王様のご来訪をお控えいただくために病院に行きました。

胃カメラ検査の結果、

下された診断が逆流性食道炎でした。

実際に、食道の一部が白く荒れていて

炎症を起こしており、ポリープも発見されました。

その時、病院からは

「これは一度罹ると治らないから、

 一生付き合うつもりでいてください」

と言われたことを覚えています。

まあ自業自得なので仕方がないですね。

病院では制酸薬を処方され、

「食後4時間は横にならない」というルールを課され、

新生活の始まりです。

以降、2ヶ月に1回くらいのペースで胃カメラをして、

食道の炎症が治まったことを確認し、

薬もやめ、生活習慣に気をつけつつ、

「食後4時間は横にならない」ルールは

一生貫くということで、病院通いも終了。

一旦、病院のお世話にならない生活に戻りました。

が、「食後4時間は横にならない」というルールを

実生活で遵守していくのは中々厳しいものでした。

私の会社は19時が定時なのですが、

定時ジャストに帰ったとして、

家に着くのは20時頃。

すぐにご飯を食べたとしても、

食べ終わるのは20時30分くらい。

すると0時30分以降に寝れば良いというわけです。

19時ジャストに会社を出るという

最速のケースでこれなので、

帰りが遅くなると、

それに応じて就寝時刻も遅くなっていきます。

さらに、私は筋トレを趣味にしています。

筋トレは前かがみになったり、ベンチに寝たり、

横になって行う種目がいっぱいあります。

つまり、食後4時間は筋トレもできません。

さらに、筋トレマニアたるもの、

筋トレ前やら筋トレ中やらにBCAAやら何やらを

飲まないといけない(義務)んですが、

飲んですぐベンチプレスなんてやったらもう逆流ですよ。

そして上述の通り、最速でも帰宅が20時。

そこから1時間筋トレをしたら21時。

それから晩御飯なんて食べようもんなら、

毎日1時間半より前に寝てはいけない生活の出来上がりです。

こうなってくると、もはや晩御飯を食べるという

選択肢自体が現実的ではなくなってきます。

また、会社の飲み会なんかがあったりすると、

22~23時くらいまで飲み食いしてしまう場合もあり、

ルールに則ると就寝は3時以降になりますが、

さすがに厳しいので、逆流上等で寝ることになります。

この症状が数ヶ月くらいで収まるのであれば、

一時的に飲み会等を断れば済むんですが、

なんせ一生ものです。

逆流を理由に、金輪際会社の飲み会には

一切顔を出さないという生活もそれはそれで憧れますが、

そうは問屋が卸さないのが現代社会というものです。

そんなわけで、日々の生活の中で

ルールの遵守も難しく、

段々と適当になり、

逆流しても気にしないという道を

歩むようになりました。

何年か経った頃から、

胸焼けという症状はあまりなくなりました。

胃の内容物が逆流している感覚はあっても、

胸焼けはしないのです。

「お、とうとう食道が胃酸に耐性を持ち始めたかな」

とか思ってましたが、

そうなってくると食道ガンのリスクも高まるそうで、

あまり喜んでもいられません。

定期的に胃カメラを飲み、

食道は変質していないし、

大して炎症も起こしてないことを確認しつつ、

でも逆流はしている、そんな生活が続きます。

2016年以降くらいには、逆流に磨きがかかり、

食後6時間くらい経過しても、

横になると逆流してくるようになりました。

っていうかもう、食後○時間なんていう縛りには

何の意味もなく、横になれば逆流するのです。

食後3~4時間で、胃の中は空になると言われてますが、

横になると何かが喉元に戻ってくる感覚があるんですよね。

消化されてない何かが戻ってきてるのか、

胃酸が戻ってきてるのか、

それとも、気のせいなのか分かりませんが

体感としては戻ってきてるんですよね。

そして、なんだか動悸もするようになってきました。

動悸の理由については、あくまで私個人の推測なのですが、

食物が喉元まで戻ってきてるせいで、

身体が「あれ? 吐きそうなのかな?」と

勘違いをした結果、

神経が興奮してしまってるんだと思います。

これが原因で中々寝付けないこともありました。

寝てもいまいち疲れもとれません。

たまに、食道が激しく痛んで夜中に目を覚ますこともありました。

さて、ここで軽くこの病気について整理をします。

(あくまで私の知識で)

最近でこそCM等でよく聞くようになった逆流性食道炎

これは、胃酸が逆流することで、食道が炎症を起こす病気です。

食道が炎症を起こすので食道炎ってわけですね。

そして胃の内容物が食道に逆流してしまう症状を、

胃食道逆流症と言います。

胃食道逆流症に因って、逆流性食道炎になるという因果関係ですね。

私の場合、おそらくは重度の胃食道逆流症なんですが、

食道の炎症自体はあまりなく、

逆流性食道炎としては軽度という状態であったんだと思います。

では、なぜ胃食道逆流症になるのかというと、

噴門(ふんもん)が閉まらなくなるためです。

噴門は、胃と食道の間で門番の役割を果たしており、

食道からの来訪者は胃に入れますが、

胃から食道への脱走者は通しません。

この噴門が、閉まらなくなることで、

胃からの脱走兵が増え、逆流するようになります。

噴門が閉まらなくなってしまうと、

いくら薬を飲もうが逆流は止められないのです。

なんせ、物理的に開いちゃってるんですもの。

では、なぜ噴門が閉まらなくなるのかというと、

食道裂孔ヘルニアになるため(あくまで私の場合)です。

横隔膜には、食道が通るための穴が空いていて、

それを食道裂孔と言います。

暴飲暴食を繰り返していたり、腹圧をかけ続けたりすると、

この食道裂孔が拡がってしまい、

さらに胃の上部がそこにめり込んでしまいます。

噴門は、横隔膜の力を借りて閉じるため、

この状態になると、閉じる力が極端に弱まります。

その結果、食べ物の逆流を防げなくなる、ということみたいです。

食道裂孔ヘルニアについては

ググるといっぱい画像が出てきます。

私が最初にかかった病院で「一生治らない」と言われたのも、

一度拡がっちゃった食道裂孔を戻すことはできない

という理由からなんだと思います。

さあ、晩御飯の楽しみを奪われ、

筋トレにも若干の支障が出て、

安眠まで妨害されるようになった私ですが、

これが一生続くのはしんどいなぁと

感じるようになりました。

いくら自業自得とはいえ、どこかに抜け道は無いものか。

そして私は考えました。

日進月歩の現代医学で、

果たしてこれは治せない病気なのか、と。

噴門が開いてるだと? だったら手術で閉じたらええがな!

ということで検索してみたら、実際にそういう手術がありました。

その時に見つけたのが、四谷メディカルキューブでした。

この噴門形成手術をやっている病院は、

日本にはまだあまり無いようです。

本当はもっとリサーチした方が

良かったのかも知れませんが、

「物理的に噴門を閉じるなら治るだろう」

という安易な考えで、

というよりも、

もうマジでさっさと手術で治してくれという思いもあり、

すぐさま病院に電話をしたのです。