よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

己の内側を見つめる

最近、とある同僚(女性)と話をしたときのこと。

その女性とは、社内でよく顔は合わせるものの、

ちゃんと話をするのは初めてという状況だったのです。

彼女は開口一番言うわけです。

「わたし、将軍さんとちゃんとお話してみたいと思ってたんです!」

あらやだ。すごく積極的。

いけません。私には妻が。

禁断のロマンス。

などと浮かれポンチになっていると、

彼女は

「わたしも逆流性食道炎かもしれなくて〜」

と、自身の症状を語り出すではありませんか。

ご存知の方も多いと思いますが、

私は、逆流性食道炎で手術をした経験があり、

その話は会社中に広まっているので、

逆流性食道炎の大家(たいか)として、

その地位を確立しているのです。

筋トレと逆流性食道炎のことは将軍に聞け! みたいな。

すっかり沈みポンチになった私は

胃カメラやれ。話はそれからだ」

と、ハードボイルドに応えるのです。

胃カメラで、己の内側を見つめることがすべての始まりなのです。

っていうか、私はたしかに逆流性食道炎の知識は社内で一番かもしれませんが、

診断なんてできるわけねえだろって話ですよ。

とまあ、邪険に対応したように書いてますが、

本当はもっと丁寧に応えました。

小心者なので。

そんな私も、手術から2年経つので、

定期検査のために胃カメラやってきました。

というのが今回の本題です。

手術は2017年7月だったので、

本当は定期検査も7月にやるはずだったんですが、

私が予約の電話を入れるのをサボっていたら

もう7月の予約が埋まってしまったため、

仕方なく8月にやることになったのです。

朝 8:40 に来院しろとのことで、

えらい早くに家を出るはめになりました。

6:30起きでしたよ。

でももうじじいなので大丈夫。

早起きが苦にならない!

この1週間は、仕事が忙しかったのもあり、

まともな飯を食べておらず、

本当に朝夕のプロテインと、昼の鯖缶くらいで生きてまして、

本来であれば、家に帰ってから筋トレして、

もういちプロテインと行くんですが、

左肩がイカれてるせいで筋トレもできないから、

帰ってからのプロテインも飲まないしで、

先週比で体重3キロ減りました。

っていうか、筋トレしないなら

こんなにプロテイン飲まなくていいんじゃないかと

思ったりするんですが、

もはやプロテインが主食となってるような状態で、

今、プロテインをやめたら、

一体何を喰えばいいのか、と真剣に困ってしまうくらい

私の食生活は固定されてしまっているのです。

毎朝何を食べるか考えるのもまた面倒くさいし。

それはさておき、胃カメラとなると、

当日の朝のプロテインも絶たれるので

結構飢餓状態なわけ。

でも、お腹の予備タンクはたっぷり残ってるので、

まだ死にません。

生き物って上手くできてますね。

予定より早く病院には着けまして、

まずは採尿。

紙コップを渡され、

「トイレ行って尿取ってこーい。

 取れた尿は、小窓の向こうに置けい」

と言われ、言われるままにトイレで採尿。

小窓を開けると、先客の尿が1個置いてありまして、

先客のも私のも、紙コップには名前も何も書いてないけど、

今、私が置いてしまったら、どっちがどっちの尿か分からなくなるのでは、

などと思いましたが、

ま、とりあえず最新技術がなんとかしてくれるだろうと

現実逃避して尿を置いてきました。

その後、検査着に着替えるよう指示され、

荷物は全部ロッカーに入れて施錠しろと言われたのです。

スマホくらいは持っていってもいいですか?」

とたずねたところ、

「不可能ではないですが、ロッカーに入れることをおすすめします」

というよく分からないプレッシャーを受けたので

素直さが売りの私は、全荷物をロッカーに入れることにしました。

本当は、スマホよりもkindleを持って行きたかったんですけどね。

たまには電子デバイスから解き放たれて、

自由な空想の世界に浸ろうではないか。

なんて思ってると、すぐ寝ちゃうんですけどね。

着替え終わったらまずはレントゲン。

もう、医師から指示されなくても

レントゲンを撮るときの姿勢が

一発でびしっと決まるくらい慣れてしまっている

自分が嫌なんですが、

おかげでレントゲンを迅速に終了。

次に血液検査。

病院側の都合上、左腕で採血したいというので、

台の上に左腕を出すのですが、

左肩がイカれてるせいで、

もう採血の姿勢を取るのがきついという体たらく。

看護師さんからも

「あれ、肩を痛めてますか?」

と聞かれてしまうくらいに、

私の姿勢は不自然だったんだと思います。

その後も、何回も

「左肩、痛くないですか?」

と気を使わせてしまって、

なんだか申し訳ない気持ち。

胃カメラをやるときに、

ベッドの上に横になる際にも、

「左肩を下にして寝ていただくんですが、

 痛くないですか?」

と聞かれ、

実際寝てみたら痛くなかったので大丈夫でした。

普段、ベッドで寝てるときは

左肩を下にするとたしかに痛いんですけどね。

鎮静剤を打ってもらってから、

いよいよ胃カメラ開始。

極太のチューブを喉にぶち込まれます。

鼻からやる胃カメラもありますが、

男は黙って口からですよ。

胃カメラと聞くとすごく苦しいイメージを持ってる人も多いと思いますが、

鎮静剤使ってもらうとすごく楽です。

横になっている私の、頭上のほうにモニターがあり、

胃カメラが撮影している映像を見ることができまして、

リアルタイムで己の内側を見ることができるのです。

カメラが食道に入っていき、

モニターには、ピンクのぬらぬらした洞窟のようなものが

映し出され、これを見る度に私は

「ホルモン食べたいな」

と思うのです。

上目遣いでモニターに映るものを楽しんでいたところ、

私の頭の角度が悪かったのか、

医師が私の頭を持って、ぐいっと下を向けてしまったため、

モニターが見えなくなってしまいました。

なんということでしょう。

モニターを見るのが、胃カメラ中の唯一の楽しみなのに!

うーむ、この時間をどうしたものか。

なんて思ってたら、いつの間にか寝てしまい、

気づいたら胃カメラは終わってました。

鎮静剤ってすごい。

その後、リカバリールームというところで、

鎮静剤の効き目が弱まるまで少し休憩し、

復帰してから診察です。

今日は、私の担当医が外来ができなくなったとのことで、

代診の先生に診察をしてもらいました。

ちなみに、代診については、ちゃんと事前に電話で連絡をしてもらってまして、

この病院はそういうところしっかりしてると思います。

胃カメラの結果としては、

食道の噴門付近が少しだけ白くなって

炎症を起こしてるが軽いので問題ないとのこと。

噴門自体はしっかり閉まっていて、

逆流が起きづらい形状は維持されてるので

経過は良好とのことでした。

でも、食道に炎症起きてるやんけっていうツッコミは野暮ですよ。

以前の記事でも書いたように

ここでツッコミを入れてもどうにもならないことを

私は学習しているのです。

健康な人でも、逆流したり胸焼けしたりは起きるわけで、

あとは食生活を気をつけてくださいと言われるのが関の山ですよ。

まあ、プロテイン鯖缶しか喰ってないのは

たしかに食生活を見直した方が良いとは思いますが。

というわけで、定期検査も無事終了し会社へ。

ここ急に話は変わるんですが、

私って、ちょっと珍しい名字なんですよ。

私自身は、今まで生きてきて、

親族以外の人間で同じ名字の人と会ったことがない

という程度のレア加減です。

某県にはいっぱいいるみたいですが、

東京にはあまり居ない、そんな感じみたいです。

それが、半年前くらいに、同じ名字の人が入社してきまして、

その人は私とは別の部署に入ったんですが、

なんの因果か、席が背中合わせなんです。

同僚から名字を呼ばれるものの、

どちらが呼ばれてるのか分からず、

二人とも振り向いちゃうなんてことがしょっちゅうで、

「おい、お前紛らわしいんだよ」

と私が因縁をつけたのがきっかけで、

今日はそのニセ将軍と焼き肉に行くことになりました。

胃カメラで自分のホルモン見ちゃったしね。

あと、今日はスタンプ3倍デーだし。

嫁も一緒に焼き肉行きまして、

「トリプル将軍だー」

なんて言いながら、肉を食べました。

胃カメラ明けの焼き肉は重かったですが、

数日ぶりにまともなものを食べました。

いやあ、美味しかった美味しかった。