よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

ミクロ内臓探検隊

今日は胃カメラの日です。

テンション高めで

朝9時から病院に行きました。

朝9時からの予約を取っているのに

9時20分頃まで待たされましたが、

世界樹の迷宮を装備して行ったので

問題ありません。

まずは、

「胃をきれいにする薬」

なる怪しげな白い液体を飲まされます。

次に、麻酔薬を口に含んで

5分間喉のところで

溜めておけと指示されます。

多分、胃カメラを飲んだ時に

「おえっ!」ってならないように

するためですね。

この麻酔薬は、

なるべく喉の奥の方で

溜めておいた方が

恐らく効果的だろうと思い、

喉ちんこのさらに奥の

「いわゆる人間ポンプの芸をする人が

 金魚を留めておく場所」

に頑張って麻酔薬を

溜めておいたのですが、

これがなかなかの難易度。

気を抜いたら飲んでしまいそうです。

麻酔が効いてくると

喉の感覚が無くなり、

そんな器用な芸当は

出来なくなってきます。

麻酔薬を何度も反芻して

たまにミスって麻酔薬が喉を

通過してしまい、

さらに喉が麻痺してるもんで

上手く飲み込むこともできず

麻酔薬が気管に入ってむせた上に

咳をすることもままならないという

軽い地獄を味わいました。

胃カメラ前の麻酔は

こんな荒行なのか

戦慄しましたが、

後で家人に聞いたところ

「麻酔薬は喉ちんこの辺りで

 溜めておけば良い」そうです。

無駄に苦労してしまった。

喉の麻酔が終わったら

すぐに胃カメラ検査をしてくれるのかと

思っていたのですが、

一向に呼ばれません。

ほったらかしです。

15分くらい経過した頃に、

看護士の方が

「今、先生がちょっとお忙しいので

 少々お待ちください。」

とか言ってきやがりました。

いやいやいやいや、

予約取ってんだろうが。

とりあえず世界樹の迷宮をしながら

待つことにしましたが、

喉が麻痺してるせいで、

唾液を飲み込むと

気管に入ってむせるので、

口の中に唾液が溜まるたびに

トイレに行って唾液を捨てるという行為を

延々繰り返しました。

結局検査が始まったのは

10時10分。

喉の麻酔を終えてから

45分後です。

もう喉の感覚も戻ってるっつーの。

台に寝かされて、

喉に再度麻酔スプレーをかけられ

ゆっくり飲み込むよう指示されました。

しかし、寝ながら飲み込むと

またむせます。難しい指示出さないで。

苦労しながら麻酔薬を飲み込んでいると

医師が胃カメラにローションみたいなものを

塗ったくってます。

「何かちょっといやらしいなぁ」

と思ってしまいました。

さあ、いよいよ胃カメラ挿入です。

おえっ!うえっ!おえっ!

志村けんの真似じゃありません。

物凄い気持ち悪さでした。

鼻で呼吸をして、

体の力を抜くことを心がけたら

何とか治まりましたが

これは中々きついです。

でも、画面に映し出される

自分の内臓の映像は面白かったです。

「ミクロ探検隊気分だー!

 うひょーー」

と心の中ではハイテンションでしたが、

体の方は唾液と涙を垂れ流しながら

死体のように横たわってるという

このギャップ。

食道、胃、十二指腸と

カメラが進んでいくのですが、

綺麗なピンク色で美味しそうでした。

ホルモンが食べたくなりましたね。

消化器の内部をよく見るために、

胃や十二指腸に空気を送り込んで

膨らませるのですが、

それをやられると

猛烈な勢いでゲップが出ます。

医者「ちょっとゲップ我慢してくださいね~。」

と言われても、

我慢の仕方が分かりません。

喉にはケーブル通ってるし、

どうしても空気が漏れるのですが。

一通り見まして、

胃と十二指腸には何も無かったのですが、

食道に血豆の火山みたいなのが

ありました。

よく耳にするポリープって奴です。

ポリープ部分を胃カメラで激写されました。

何ならその写真をブログに

載せたいくらいでしたが、

小心者故、

「写真くれ」とは言えませんでした。

検査のため、ポリープ部分の

細胞を採取することとなりました。

胃カメラのケーブル内に

マジックハンドみたいなものを

送り込むと、

胃カメラの画面にマジックハンドが現れます。

そして、マジックハンドが伸びていき

ポリープ部分を掴みます。

「おおー、潜水艦で海底調査してるみたいだ。」

とまた心中テンションは上がりました。

そしてマジックハンドは、

ポリープ部分をプチッと千切り取り

細胞採取完了。

ポリープからは血がだらーっと

流れ出ました。

出血部に薬を吹きかけて

止血完了。

そして検査も終了です。

精神的には中々面白かったですが、

やはり結構しんどかったです。

「もうそろそろ終わってくれ」と

何回も思いました。

検査中、垂れ流し状態だった唾液が

髪の毛にも流れてきていて、

検査後、自分の髪が

物凄く臭くてちょっと凹みました。

ポリープの検査結果は

年明け1月6日(火)に分かるということです。

で、胃カメラの検査を踏まえて

診察をしたところ、

逆流性食道炎の可能性が高いということで、

薬をガスター20からタケプロン

切り替えることとなりました。

胃酸を抑える効果である点は

ガスタータケプロンも同じらしいです。

ただ、そのプロセスが違うとか。

タケプロンは、

胃の細胞が胃の内部に

胃酸を送り出すための

プロトンポンプの働きを抑制するそうです。

「武田製薬のプロトンポンプ抑制薬」

の略で、タケプロンだそうですよ。

というわけで、

検査も終えてようやく一息。

朝ごはんを食べてないので

お腹がぺこぺこです。

帰って早速モツ煮込みで

腹を満たしました。

胃カメラの映像の効果も手伝ってか、

モツが非常に美味しかったです。