よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

新ボウイング

先日ヴァイオリンのレッスンに行ってきました。

ドラクエの曲を先生とアンサンブルできたのはとても楽しかったです。

が、それはさておき。

ボウイングについて、今までに何回も先生に指摘されていたことがあります。

それは

・もっと上腕を動かす

・肩(肩甲骨)から動かす

というものです。

これ、すごく昔から言われている気がするのですが、

長年改善されませんでした。

何故かって?

私が真剣に改善をする気がなかったから!(先生ごめんなさい)

今までの自分のボウイングでも

なまじ弾けていたので、

改善が後回しになっていたんです。

オケに入ってたりすると、弾く曲が多く、

リズムやら音程やらの練習が中心になってしまって、

基本に立ち返る機会が中々無くなっちゃうの。

こんな時、ついつい

「基本に立ち返る時間が無くて」

なんて言ってしまいがちですが、

私は「時間が無い」という言い訳が嫌いです。

極力この言い訳はしないようにと思ってます。

あ、仕事は別ですよ。

飽くまでプライベートでの話です。

だって、冷静にふり返ってみれば、時間はあったもの!

しょうもないクソゲーに数時間費やしたりしてるくせに、

「時間が無い」とか、お前頭おかしいのかって思いますよね。

本当にする気があれば、時間は作れるはず!

なので、冒頭から言っているように、する気がなかったのです。

意志が無ければ何もできません。

ああ、鋼のような意志が欲しい。

で、ちょっと身辺整理をしたおかげで、

ゆとりが生まれまして、

練習中に基本に立ち返る時間も取れるようになりました。

やっぱりね、時間は大事ですよ。

充分な時間が無いとやる気を起こすのが難しいですからね。

鋼の意志を持っていない凡人は、

時間が無ければ何もできないのです。

ああ、時間時間。時間が無限にあったら良いのに。

この世から仕事とか無くなったら良いのに。

支離滅裂な展開により本題が分からなくなってきがちですが、

ボウイングの話です。

惑わされてはいけませんよ皆さん。

今までの私の弾き方は、右上腕をある程度の高さまで吊り上げたら、

あとはほぼ肘の伸縮のみで弾くという弾き方でした。

腕を動かすという点においては上腕二頭筋と三頭筋しか使ってないイメージです。

だから元弓で弾くのが苦手でねw

自分がいつからこの弾き方をしているのかは分かりません。

最初からなのか、肩を痛めてからなのか。

でも多分最初からだったんだと思います。

今思えば、この弾き方のせいで肩を痛めたのかも知れません。

演奏面の話はとりあえず置いておいて、

この弾き方の何が悪いって、ものすごく肩がこるんですよ。

上腕をある程度の高さに挙げて長時間キープするわけなので、

三角筋やら僧帽筋がガチガチになっちゃうんです。

首やら肩やらの痛みとか不快感が増してきて、

練習も長時間できないんですよね。

でも去年、ある方と話していたら、その方は

「ヴァイオリンを始めてから肩こりが無くなった」

と言っていて、

え!俺と逆じゃん!

なんて思ったりもしました。

その時にも、肩がこらないボウイングってものがあるんだろうと

思ったものの実践には至らず。

というわけで、実は演奏面よりも、

肩こりを何とかしたいと思ったのが、

今回のボウイング改造計画の発端だったりします。

先生も肩こってなさそうだし、

正しいボウイングをすれば肩がこらなくなるんだと思ったのです。

肩こりも無くなって演奏も良くなるなら言うことなしです。

朝練の際に、先生に言われた通り、

上腕や肩甲骨を動かすことを意識しながら

鏡の前でゆっくりボウイングの練習をしてみました。

これが中々難しくて、最初は上手くできませんでしたが、

20分くらい練習してたら何となくコツを掴んだ気がしました。

試しにその弾き方で曲を弾いてみたところ、

明らかな違いが感じられました。

右腕の動きに体が振り回される、と言うと大袈裟かも知れませんが、

上腕を頻繁に動かすとものすごく反動を感じます。

ボウイングでこんなに反動を感じるのって正しいのかな?と思いましたが、

確かに過去の偉人達の映像を見ると、

速いフレーズの際には上体が激しく動いてたりします。

バッハのAllegro Assai弾いてる時のミルシテインとかすごいですよね。

あれは別にノリノリになってたわけじゃないんですね。

正しいボウイングが出来ているのかは分かりませんが、

この新ボウイングにしてみたところ、

練習中に肩がこることが無くなった気がしてます。

なので長時間練習しても疲れない!

やった!

少し気になっている点は、ある程度の早さでダウンボウ・アップボウを繰り返すと、

アップボウの度に大胸筋がびくんびくんすることです。

こちらからの呼びかけに対して、

色んな筋肉が無言で粛々と命令をこなしてくれている中で、

大胸筋だけが「Yes! Sir!!」みたいなオーバーリアクションで、

もうちょっと空気読んで欲しいです。

でも、大胸筋をこんな子にしてしまったのは、

他の誰でもない自分なので完全に自業自得と言わざるを得ません。

このアンバランスさを解消するには、

ボウイングに関わる全ての筋肉を「Yes! Sir!!」状態にするしかないぞ!