よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

「悪魔のいけにえ」が、どうにも面白いの

やばい勢いで時間が過ぎてしまい、気づいたら2月に入ってました。

せっかくだから、俺はブログを更新するぜ!

ということで、ちょっと前の話なんですけど、

悪魔のいけにえ」という映画を見たんです。

今更説明するまでもない、有名な映画だと思うんですが、

私は今まで見たことがありませんでした。

なんで急に見ることになったかというと、

荒木飛呂彦さんの映画本の中でお薦めされていたからです。

ミーハーです。

実際見てみたら、面白かったんですが、

これがなんていうか、予想とは違う方向で面白くて、

殺戮が始まってからは、笑いが止まらないっていうくらい面白かったんですが、

これは、別に私が異常者だとか、そういう話じゃないんです。

多分、他のサイトでも散々考察されてると思うんですが、

私も敢えて書きます。

この映画は、当時の感覚からすると、ちゃんとホラーだったと思うんです。

でも、今の感覚、少なくとも私の感覚ではギャグになっちゃってるんです。

いくつか理由があると思うんですが、

大きく挙げて下記の2点だと思うのです。

これ、少し重複してるんですが、それでも2点挙げます。

1.レザーフェイス(悪役)の動きが人間臭い

2.映さなくていいシーンを映しちゃってる

1個ずつ見ていきます。

1.レザーフェイス(悪役)の動きが人間臭い

ホラー映画の悪役って、やっぱり超然としていて欲しいんですよね。

静と動がはっきりしている感じと言ったら良いでしょうか。

ジェイソンなんかは、急に現れて、ゆっくり近づいてきたと思ったら、ザシュッ!

みたいな。

動物でいうとネコ科な感じですかね。

ところが、レザーフェイスはイヌ科なんですよね。

なんかもう、ずっと忙しくなく動き回ってる感じで、

これがとってもコミカルに見えちゃうの。

カートゥーンのキャラみたい。

レザーフェイスがドアを閉めるシーンで私は爆笑ですよ。

2.映さなくていいシーンを映しちゃってる

最近のホラー映画だと映されない、

悪役の裏側のシーンを映してしまっているというのが、

ギャグ化してしまう要因かなと思うのです。

多くのホラー映画だと、悪役がどこから出てくるかわからなくて、

哀れな子羊(人間)が、怯えながら歩いていると、

急に眼の前に悪役が登場! ザシュ!

みたいな感じじゃないですか。

これがね、レザーフェイスさんは、頑張って人間を追いかけてるシーンを

映しちゃったりするから、これがまたコミカルなんですよ。

「やばいやばい。逃げられちゃう!」

みたいな感じで人間を追うシーンが入ってるもんだから、

なんだか可愛くなっちゃうんですよね。

余計なシーンが映ってるおかげで、

レザーフェイスの人間臭さが余計に際立つという構図かと。

もちろん、実際に眼の前にあんな化け物が居たら、

怖くておしっこチビッちゃうんですが、

映画として観ると、やっぱりギャグになっちゃうんですよね。

「ホラー映画の悪役って、そうじゃないでしょ」という、

王道からのズレが面白さになっちゃうんですかね。

ちなみに、描写しなくて良い部分を描写すると

ギャグになってしまうという例として、

個人的に真っ先に思い浮かぶのはDIO様なんです。

ホラーとは違いますけど、

DIOポルナレフが対峙して、

ポルナレフが階段を上ったのに下りてしまう、

あの名シーンがあるじゃないですか。

もしあそこで、ポルナレフが階段を上った時に、

DIOが時を止め、

ザ・ワールドがズギャーンと飛び出して、

ポルナレフの身体を、丁寧に一段下に置き直す

なんて描写が入ったら、爆笑シーンになっちゃうと思うんです。

車から逃げ出した上院議員を、丁寧に車の中に戻す

ザ・ワールドも然り。

というわけで、皆さんも「悪魔のいけにえ」観てみてください。

アマゾンプライムで無料で観られますから。

私と同じ感覚を持っていれば爆笑できると思います。

そうでなければ、ホラーとして楽しめます。

どっちに転んでもお得!

普通につまらなかったってのは無し。