よれよれ将軍のよれよれ日記

日常のことをよれよれと書く日記です。

違和感は口に出しましょう

先日、会社の同僚2人と嫁を連れて、計4名で焼肉屋に行ったんです。

店の名前は伏せますが、

ネット上でも結構有名な美味しい焼肉屋さんです。

仕事を終えて、やや疲れ気味、

お腹も空いた状態で入店し、とりあえず飲み物をオーダー。

同僚のTがビールを頼み、

私を含む他3名はウーロン茶を注文したのです。

間もなく運ばれてきた飲み物でとりあえず乾杯し、

ウーロン茶を一口飲んだら、なんか変な味がするんですね。

妙に苦いというか渋いというか、

エグみがある感じ。

これがウーロン茶であるなら、ウーロン茶の再定義が必要だ!

そんな味でした。

でもまあ、あまり気にせずにいたんです。

まだ肉が運ばれてこないので、

談笑しながら、ウーロン茶を軽くもう一口。

うーん、やっぱり変な味。

すると、先程飲み物を運んできた店員さんがやってきて

「ウーロン茶回収しまーす」

と言って、我ら3人のウーロン茶を問答無用で持っていったのです。

まあ、私としても、変な味してたし、やっぱりなという感じでした。

「なんか、変な味だったよね」

「うん。おかしな刺激があった」

「味もそうだし、虹色の泡がちょっと気になってた」

ウーロン茶を頼んでいた3名は、みんな味に違和感を覚えていたのです。

ひとりビールを飲んでいたTは

「絶対なんか入ってたんだよあれ!」

とテンション高め。

ほどなくして、先程の店員さんがやってきて、

新しいウーロン茶を持ってきました。

T「何が入ってたの?」

店「すみません……。ちょっと……よくないものが入ってまして」

T「よくないものって何!?」

返事をせずに立ち去る店員。

T「よくないものって何? こわーい」

同僚「私、三口くらい飲んじゃいました」

その後も、店員さんが来る度に

「何が入ってたんですか」

と問い詰めるTと、言葉を濁してなんとか逃げ切ろうとする店員さんの

手に汗握る攻防が続きます。

何回目かのときに

T「何が入ってたの? 結構な量飲んじゃった人も居るんですよ。

 後で何かあった時怖いでしょ。

 別に責めたいとか問題にしたいとかじゃないの。

 事実を知りたいだけなの」

すると、店員さんがその場に正座のような姿勢で座り込み

「誠に申し訳ございません」

と言ってくるではありませんか。

T「いや、謝ってほしいわけじゃなくて、

 何が入ってたか知りたいだけなの」

店「いや、ちょっと焼酎が……」

え、焼酎?

私、車で来てるので焼酎飲まされてたらアウトなんですけど。

でも、焼酎っていう味でもなかったような、

なんて思っていると、

T「いや、正直に言ってください」

と、さらに詰めるT。

店「実は……洗剤が入ってしまってまして」

ようやく真実が白日の下にさらされました。

その後、店長さんっぽい方からも謝罪をされ、

もし何かあったら(体調に異変があったら)すぐに連絡してください、とのこと。

洗剤と言われれば納得でした。

明らかに、飲んではいけないものの味がしたので。

その後は、喉がヒリヒリしたくらいで、とくに何もなかったので良かったですが、

こういうこともあるんですね。

みなさんも気をつけてください。

今回の件でちょっと怖かったのは、

3人とも味に違和感を抱いていたにもかかわらず、

回収されるまでは、誰もそれを口に出さなかったことです。

日本の飲食店において、飲み物に異物が入ってるなんてまずないと思ってるので、

大丈夫だろうっていう先入観があったんだと思うんですよね。

でも、レアケースとはいえ、こういうこともあるので

みなさんも、違和感をスルーしないよう気をつけてください。